夜明け告げるルーのうたのレビュー・感想・評価
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心掴まれる可愛くて素敵な映画
いかにも心を閉ざしています感満載の少年が
バンドを組んでいる友人2人、音楽が大好きな人魚に
出会いだんだん心を開いていくという
ありきたりな進み方ですが下田翔大くん演じる
「カイ」と谷花音ちゃん演じる「ルー」が
仲良くなるシーンが愛らしくて微笑ましかったです♡
シンセサイザー、ギター、ベース、で音楽を
奏でるのです原曲よりポップに仕上がっていて
聴いていて気持ちよかったのも1つの良点です。
個人的にベース兼ボーカルの子の歌声は
カイくんも言ってたように
お世辞にも上手いとは言えません……。
((細かいところを気にしてしまうとダメですね。
まぁなんやかんやありルーに危機が迫るのですが
最後のカイくんが1人で歌う「歌うたいのバラッド」は
心に響きましたね。主題歌は原曲である
斉藤和義さんの「歌うたいのバラッド」ですが
わたしはカイくん(下田翔大くん)の声で奏でられる
「歌うたいのバラッド」がとても大好きです♪♡
音楽の力と好き(自分の想い)を伝える大切さを
今一度考えさせられる映画でした。
余談
くちびるに歌をでの下田翔大くんを想像している方へ
きっぱりざっくり言います。「全く違います!!!」
「めちゃくちゃ成長しています!!!」
男らしくなり落ち着きを感じられる声になっています
そんな声だからこそカイくん(下田翔大くん)の
「歌うたいのバラッド」がとても素敵なのです!
わたしがカイくん(下田翔大くん)の
「歌うたいのバラッド」と書くのもこの理由です。
ぜひ、本編のついでに声の成長っぷりも
楽しんでみてください。
素晴らしい!
湯浅監督のアニメーション映画
ときいて観に来て大正解!
夜は短しも面白かったし
天才と言われる所以だなと笑
最初の街を覆う影とお陰様、
傘、最後の日の当たる街
きれいに繋げてきたなと
アニメーションももう最高
ダンスシーンは言葉で語れないほどわくわくしたし
ルーのパパがルーを助けに来るとこはすごくハラハラした
感情直接ぶつけてくるかのような勢いにもうたまらん
てかパパいい人過ぎ笑
人と人魚の対立のようにみせかけて
昔から人魚と人は一緒にいたんだなと
最後は心がすごく軽くなった
あと歌うたいのバラッドはやっぱいいなぁ
湯浅アニメにしか出来ない作品
ストーリーは非常にシンプルで、ありきたりといっても良い
話で、プロットとして、主人公であるカイやその周囲の人物が変わっていく過程を巧く描いているわけではない。
しかし、にもかかわらず、僕は後半涙がポロポロ流れて仕方ない。アニメーションとして、動くキャラクター達が、セリフや展開などなくとも、圧倒的な説得力をもって、劇中感情を訴えてくる。
湯浅監督作品はアバンギャルド、マニアックと称されることが多いと思いますが、実質は子供でも分かる根源的な感動体験を追及したものと思っています。その点、この作品のテーマでもある音楽の楽しみ方にも似るものと思う。
ストーリーのシンプルさに安心しつつ、絵が動くって楽しい!という楽しさを全力で楽しんでほしいとおもいます。
好きを伝えるということ
湯浅監督の作品は独特の世界観があり、一定のファンに支持される作品が多いが、今回の作品は良い意味で大衆受けされる作品に仕上がっている。
気持ちを素直に伝えるために、本作では心から声をだし歌っている場面が印象的で、心をさらけ出す「好き」を伝えるということの素晴らしさに、心を打たれた。下田さんの役作りにも目がいく。是非一度観てもらいたい。
奇跡の”メジャー”感あふれる湯浅アニメの総決算
どういうことか、これは!! 奇跡のメジャー感にドキドキする、湯浅正明の渾身の傑作の誕生だ。人魚の"ルー"がメチャクチャかわいい。初のオリジナル長編作にして湯浅アニメの総決算である。
つい先月、「夜は短し恋せよ乙女」が公開されたばかりで、同作は星野源人気で注目されて、森見登美彦ワールドとの相性は認めるものの、個人的には60~70年代の貧乏大学生ノリが苦手だ。「四畳半神話大系」をはじめ、やはり湯浅アニメは、マニアックなファンにこそ支持される風変わりな作風というイメージは避けられないと思っていた。
湯浅アニメは、独特のスピード感あふれる場面展開。原色を多用したカラフルな配色。デフォルメされ、観る者の遠近感が倒錯する異常なパース。リアルな描写があるかと思いきや、突如として抽象的なアウトライン線画のシンプルアニメになる意外性。それらの組み合わせが独特である。
今回はそこにポップな打ち込み音楽を絡ませ、大衆化された人魚キャラクターの"ルー"が弾けて踊る。ノベライズ版があるが、原作ではなく、あくまでもオリジナルアニメ。人間の少年×人魚の少女の出逢いは、オーソドックスな”ボーイ‣ミーツ・ガール”で、”素材的には、多くが宮崎駿の「崖の上のポニョ」(2008)の影響下にあるといえるが、それを超えて完全に湯浅調になっているのが好感。
太陽に当たると燃えてしまうというヴァンパイア設定の人魚。そこに"日除け"となる、自然条件や地形、アイテムが活躍する。面白いのは、人魚イヌの"ワンギョ"。まるで赤塚不二夫の"ウナギイヌ"をモチーフにしたかのようなキャラクター。
子供から大人までひろく楽しめる作品。昨年のアニメの当たり年は、今年も続くのだろうか。
(2017/5/19 /TOHOシネマズ日本橋/ビスタ)
楽しく泣ける作品
原作の小説は未読です。
最後のカイのソロシーンからの盛り上がりが凄いですね。一気にもっていかれて涙がぶわっと流れました。
あと、画を動かすことに全振りしたかの如くぬるぬる動きまくって凄かったです。数シーンぐらいしか止まってるところがなかったのではないかと思うほどでした。
ストーリーはよくある、進路が見えない学生が不思議な体験をして未来を見据えることができるといったところでしょうか。ありきたりではありますが失敗しないような設定ですね。分かりやすくて個人的には好きです。
絵は曲と合わせるために細かさを省いて動かすことに特化した感じでしょうか。作中これでもかというくらい動きまくってます。
サウンドもノリのよい曲やバラードなど幅が広くどれも良かったです。
ただ個人的に友人2人のキャラが苦手でした。
リアル感はあるのですが、話を進めるためにちょっと強引な感じがしました。
ラストの盛り上がり予定調和バッチリで歌い始めるカイのシーンがとても気持ちが良かったです。心の中でキタキタキターって感じでしたw
凄い重いストーリーでもなく、ノリのいい曲とアニメーションで楽しく見れて最後は泣ける作品でした。よし見るぞって感じではなく気軽に見てみるかぐらいの感覚で見ると気分よく見れると思います。
優しいけどちょっと寂しい泣ける映画です。
小説を読んでから、初日に観にいきました。
主要なキャラが皆、頼りないところも、ちょっとカッコ悪い所も、優しい所も、誰よりカッコイイ所も見せてくれるので、もうこれは他人事ではない…と強く感情移入をして百面相して観てきました。
小説も最後の方は泣きっぱなしで読んだのですが、声を上げて泣きそうになるのをこらえて鑑賞しました。
最初に何も知らずに映像と楽しむのも絶対楽しますが、映画では心情があまり語られずに表情の変化とかのみなので、小説を読了後の鑑賞もキャラクターの感情の確認が出来て凄く楽しめると思います。
年齢性別問わず楽しめる作品です。
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