夜明け告げるルーのうたのレビュー・感想・評価
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みんな仲良くファンキーダンス
ダンスのシーンがとにかく印象的でした。
浜辺の祭りでバンドが演奏するシーンが素晴らしくて最高すぎました。
観てる人たちもルーと一緒に勝手に踊っちゃう。なんともファンキー!
アニメーションもアメリカのカートゥーンっぽく、サイケで無国籍な雰囲気にワクワしました。
カイの創るビートミュージックもいいですねー!ハンドクラップがスピーカーじゃないところから聞こえてくるみたいで、カッコ良かったです。ルーが引き込まれるのもわかる。オープニングのスカっぽい曲もテンション上がりました。
歌うたいのバラッドはまぁ…でもラストのカイが歌う、決して上手くない歌が本当によかった。カイは当初、ピッチにうるさい典型的な魂レスなミュージシャンでしたが、ラストはロックでしたぜ!
ギャグのキレも豊かで、ブラックかつキュート。ケロっと「お母さん食べられた」って凄いよね。「商工会議所のデカいやつも怪しいぞ」そりゃそうだろ!
ワルキューレの騎行も、地獄の黙示録オマージュでファナティックかつマヌケで最高でした。パピーちゃんとかくだらなすぎて、特に前半は笑いっぱなし。
作画や演出は超ファンキーかつドラッギーでありながら、ストーリーは解りやすい王道な少年青春モノ。君の名はの隕石シーンみたいなディザスター入れて盛り上げて大団円と、綺麗にまとめたなぁ、という印象です。カイの成長とともに日無町に太陽の光が差すとか、スマートだなと思いました。
人魚で町興しの時の反対派の動きとか、寂れた商店街のビラとか、負の田舎感もかなり出ていて、ダークでよかった。
ただ、ラストは物足りなかった。人魚が身をていして町を救ってカイの前から去っていく物語は、少年が異界に触れて成長し現世に戻る、と言う、ある種の神話体系そのもの。確かに、ひとりの成長物語としてはまっとうで誠実、説得力もある。
しかし、カイだけに焦点化しなければ、異文化同士の接触と摩擦、相互理解の物語とも捉えることができる。せっかくの素材があるのだがら、あえて一歩踏み込んで人魚と人間の共存で終えてほしかった。
世界的にも排外と共存がテーマとなっている時代なので、最後は人魚も犬魚も人間もみんな仲良くファンキーダンス!共存!で終わっても良かったんじゃない?
ファンキーダンスという、異文化の壁を越え得る素晴らしいモノがあるのに。
Make It Funky!!
自分の気持ちに素直になること
水や深海の描写に監督らしさが感じられる映画だ。
お話はシンプルだ。説明こそないが、離婚をきっかけに故郷に帰ってきた内に閉じこもる主人公のカイが一途で純粋なルーと出会い変わってゆくひと夏を描く。
本来なら出会うはずの無い二人が、巨大な岩で影ができる日無町という舞台でそれができる。別の世界が交錯する設定だ。そしてそれはカイの心の中も表している。
クライマックスで岩はなくなるが、それは素直になったカイの心境でもあるのだ。カイはルーと出会って素直になった。せつなさよりも心地よさが感じられる。だから会えなくてもさびしくは無い。
ラストのカットはそうゆうことだ。
ボーイ・ミーツ・ガールと音楽と日の当たる場所
ベースは、漁業と傘しか産業の無い田舎に東京から引っ越してきた少年が、これまた鬱々とした日々を送る友達と事件を切っ掛けに成長し、家族の絆を深める物語。
よくある設定に湯浅政明監督のテイストが加わり、少しレトロでキラキラしたキャラクターが動き回る。
前回の『夜は短し歩けよ乙女』にゲッソリしたので、今回はどうだろ?とビクビクしながら見たけど期待以上だった!
ダンスのシーンも何か懐かしくてキュンキュンしたし、音楽との組み合わせもピッタリ!
所々、普通の中学生にこんな演奏できないだろ?と思うけど、ファンタジーアニメにそんな突っ込みは野暮。
この手の作品には騙される作法も必要なのだ。
そうじゃなかったらファンタジーなんて見ていられない。
本当に見てよかったと思うけど、だからと言って手放しに人に勧められないのがこの監督の難しいところ。
私の中で湯浅監督と堤幸彦監督、クドカンはハマったときとハマらなかったときの差が凄い。
ハマったときは「この人、本当に天才だわ!」って思うけどハマらなかったときは「いっそのこと殺せ」と思うくらい地獄の上映時間を過ごす。
今回もレビューがそれを語っている。
「まぁまぁ」みたいな中庸が無い。
『夜明けを告げるルーのうた』は、私は本当に面白かったと思うけど、迷ってる人には「とりあえず見ないことにゃわからん」としか言えない。
「出来る事ならお金捨てたくないです」と言う人は、自分と感性が近いレビュアーさんを見つけて、その人が「つまらない」とあったら見ない方が良いです。
何人かお気に入りのレビュアーさんがいて同数だったら?
知らん。
まんが映画の魅力にあふれた一本
素敵です
結構胸糞映画
中盤〜終盤にて人間の嫌な糞すぎる部分を描いていますね。葛城事件や愚行録を見た時の様な登場人物(人間)全員死ねという感情が湧き、イライラが募る展開に観なきゃ良かったと後悔。
音楽が良いとの事でしたが、バリエーションが乏しく、まさかあんなに歌うたいのバラッドばかり流れるとは…
また、作画の悪さは意図的だとしても、そのせいか全く魅力的なキャラクターが居いし、全体の印象が良くないのもここが大きく起因するかも。
評価高いしアニメにハズレなし、行ってみるか。 ・・・沈没 まず絵が...
ハンナ・バーベラ的ダンスシーン
浮遊感がすごい
湯浅ワールド!
詭弁踊りを超えた!?人魚ダンス
ボーイミーツマーメイド 話は読めるんだけど、音楽とからまって素敵な...
主題歌サイコー
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