「同窓会ムービー 改め卒業ムービー」T2 トレインスポッティング AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)
同窓会ムービー 改め卒業ムービー
前回の鑑賞時に見逃していたシークエンス等があるのではと思い、二度目の鑑賞。
あったあった、いっぱいあった。
シックボーイ改めサイモンの部屋でかかる音楽が007の楽曲だったり、マークが車のボンネットを叩く場面の笑顔が20年前とダブっていたり、Born Slippyがより効果的にミキシングされてたり。
そして何より、ただの同窓会ではなく、特に最後の場面のダイアンの笑顔に20年の月日を感じ、この映画はダニーボイル監督のための卒業ムービーということを感じました。
改めて5点です!
以下、1回目の鑑賞後のつぶやきです。
20年前の初見時の驚きを思い出しながら、ワクワクしながら期待マックス。
前作を見た時には、その映像、音楽ともに鮮烈な体験をさせて貰いました。
あの痩せっぽちのレントンがまさかオビワンになるなんて、あの頃は想像もつかない20年。
でもスパッドは変わらない。あれ?カッコ良かったシックボーイはこんな感じか、おお!ベグビーは少し歳食ったけど、相変わらずのアナーキーぶり!
まさに同窓会ムービー。但しそれ以上ではなかったです。
ダメ餓鬼がダメ親父になるだけで、再びのチャンスに裏切り、判っていてもこんな感じか。
レイトンとベグビーの再開シーン等、時折秀逸シーンもあるけど、映像、音楽ともに前作の感動は残念ながら味わえませんでした。
因みにレイトンの裏切りは男としては、絶対のNGですが、70年代のイギリス音楽シーンではそれもいっぱいあったな、と。
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