「20年経ってもクズはクズ(笑)」T2 トレインスポッティング ジンジャー・ベイカーさんの映画レビュー(感想・評価)
20年経ってもクズはクズ(笑)
前作トレインスポッティングを先日鑑賞し(二度目)、続編に向けて復習したが、その甲斐があった。
続編ということで確かに前作トレインスポッティングを鑑賞してないと、存分に本作は味わえない。前作の回想シーンや前作へのセルフオマージュがあるので、できれば前作は見ておきたいところ。前作を見ている人ならところどころで笑える。
前作に引き続きダニー・ボイル監督による、音楽、カメラワークなどによる演出は完璧で日本人には無いブリティッシュな雰囲気を堪能できる。彼らのクズさはそのままに、20年の時を経て彼らの心境の変化を上手く描いている。
キャストの演技も見事でユエン・ブレムナー演じるスパッドは見ていて最高に面白い。ユアン・マクレガーも相変わらずかっこいい。
前作トレインスポッティングが好きな人は楽しめる続編となっている。前作よりもドラッグや犯罪などで過激な描写は少ないかもしれないが、彼らの前作から20年後を忠実に描いている作品であることは間違いない。
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