劇場公開日 2017年6月24日

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ありがとう、トニ・エルドマンのレビュー・感想・評価

全62件中、41~60件目を表示

4.02回の途中トイレにも負ケズ─

2017年7月11日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

泣ける

笑える

予想通り、いや想像以上に長かった。当初は、エンタメ的なコメディーだと思っていたけれど、これはリアルヒューマンドラマだと感じたせいもあってかなりの忍耐を要した。
実際の尺の長さも知っていたし、始まった瞬間にドキュメントタッチだったので、すぐに集中するのをやめて、ガラガラの劇場のど真ん中、靴・靴下脱いで緩い気持ち行こうと決めた。おかげで2度もトイレに行ってしまったけれど、決して話に置いていかれることなく、大いに笑い涙した。
淡々としていて、かつ突飛であり、それでもリアリティが強い不思議な作品であった。リアルの中の驚きで、泣き笑いさせられた気がする。
素直なままの現代社会を見せつけられ、決してこの世を賛美しているわけでもないしむしろ批判的な視点で捉えているようにも感じるにもかかわらず、今いる自分の世の中を何となく受け入れることができるいわば幸福感のようなもので満たされた思い。
とにかくザンドラ・ヒュラー演じるイネスに魅せられた。
でも、やはり長すぎる。

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SH

5.0人生についての、久々良作コメディ

tさん
2017年7月10日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

久々の深ーい良作でした

毎度お馴染みの薄っぺらな親子の良い話なんだろどうせwww
ああむかつく。でも町山が褒めてたから観てみるか暇だし。
と思って観に行った。が、全然違った。

あ。覚悟して観てね。
独身アラフォー勘違いババアが主人公で、このババアの異常なセックスと、観たくもないヌードシーン付きだからwww

表向きはコメディ映画。
でも、ある意味ホラー映画よりもずっと怖くて、
アノマリサを観たときに感じたような恐怖に似ていた。

生きるとは何か?を深く考えることのできる映画。

映画は、ただただエリートキャリアウーマンの日常を描くだけ。
そう。普通。普通すぎる。
多分、日本や欧米のような先進国で、一般的な中流階級の成功者といった人は、こんな人だよなぁ、といった人が主人公。
あなたの周りにもごまんといるはず。というより、あなたがそうかもしれない。

え?何が怖いかって?
そんな世の中の普通を、俯瞰した視点で見てみる。するとその普通が、とても異常なことということがわかる。
その異常なことが、世の中の普通になっている。それが何より怖かった。

映画が進むにつれて、主人公が病んでいることがだんだんと分かってくる。でも、主人公自身は、自分のしていることが異常なことで、病んでいるということに気づくことができない。

あー、もうこいつ救いようねぇ笑。
って感じ。いるでしょ?あなたの周りにも。救いようのない、中流階級の独身アラフォー物欲ババア。
この主人公が、男性ならまだ良かったんだけど女性なので、救いようのない度が半端ない。

そんなどうしようもない主人公を何とか救おうと試みるのが、主人公の父親。
このババアの唯一の救いは、この父親だよね。

そして映画のラストの父親のセリフがとても印象的。
ユーモアが大切なことは今は分からないかもしれない。でもいつかわかる。

そうなんだよね。後悔先に立たず、とはよく言いますが、異常なことをしている人って、それをしているときは、それに気づかないんだよね。
まぁ、だから後悔するんだけどね笑

後悔しないように人生生きなきゃいけないなぁと思いました。
あとは、人間関係とか人の気持ちとか、見えないものをもっと大切にしなきゃな、と。

たまにはこういう映画を観て、そこのあなたも人生とは何か?についてもう一度考えてみてください。

多分、人生経験の浅い人には、この映画の本当の良さはわからない。
主人公の行動が異常なことであることさえも、多分、わからない人にはわからない。
主人公が自分の異常さに気づかないのと同じだね。でも歳をとれば、いつか絶対にわかる。

本当に良い映画でした。
今度は酒飲みながら観たい。

にしても、ドイツって国は日本と似てんのかな?ワーカーホリックが多いんですかね?

あと、映画のタイトル長すぎwwwありがとうとかわざわざ付けんなwwwチケット買うとき恥ずかしいだろwww

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t

1.0シコシコとマスターベーションのシーンが印象に残る

2017年7月6日
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怖い

難しい

寝られる

主演女優がみてるまえで、コンサルタントの男がシコシコとマスターベーションをしだす。
で、男は鼻息が荒くなり、イッた。そして精液をケーキにかける。そしたらなんと、その精液のかかったケーキを主演女優がむしゃむしゃ食べる。。。

このように、どう反応していいか困る、そんなシーンばっか。

あとは、主人公であるクソオヤジの変装、虚偽、イカレっぷりに最後までついていけず、ガマンして観ていたが、最後までずっと苦行だった。

市場原理主義的な資本主義への批判もチープで、あのクソオヤジのような違法行為では何も変わらない。むしろ、社会が混乱する。

なぜこの映画が世界的に評価されたのか、全く不明。

あとは、とにかく長すぎる。90分くらいでテンポよく編集してほしかった。

ただ、主演の女性は、マスターベーションの
シーンなど微妙なシーンだらけの中、 演技が上手く好感がもてた。

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桜花

0.5葉っぱ一枚無くていい

2017年7月5日
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鑑賞方法:映画館

高度に発達した過干渉は、魔法と見分けがつかない。

勇気ある長回しが、効果的に気まずさを増幅させるが、同時にそれは短所でもある。
役者の演技は素晴らしく、非現実的な家庭環境を生々しく魅せた。

ストレス過多の息苦しい社会にユーモアを取り戻したい気持ちも、内へ内へと向く視線を解放したい気持ちも良く分かるが、幾らそれを免罪符にしようとも、この独善的な親子を愉快には思えない。
EU圏内での社会的格差問題にメスを入れた作品でもあるのに、我が身可愛さに同僚を振り回し、後はさよならと切り捨てる事に納得いかない。
これでは視点が反対方向に移るに過ぎず、依然として視野は狭いままである。
義務を軽んじているうちに社会秩序は終わってしまう。

世の中を 憂しとやさしと思へども
飛び立ちかねつ 鳥にしあらねば

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たろっぺ

4.0父の気持ちにぐっときた

2017年7月3日
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冗談にも限度があるでしょ。
と、思いながらも、父さんの悪ふざけにハマってしまうんですね。

自分の親なんか思い出したりして、切なくなりました。

あ〜あんなふうに「突然、親が来てサイアク〜」なんて、言ったわ(泣)

忙しいアピールして、余計に心配かけたわ(泣)

笑わなくなったわ(泣)

そして…大切なものは、無くしてからようやく気がつくんだ。
今、一緒にいられることが、当たり前すぎて、今に目が向かないんだ。

笑いを交えながら、大切な人生について一緒に悩んでくれる素敵なお父さんに、キュンとすること間違いなし!

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ミツバチば~や

5.0これが父と娘の現実。

2017年7月2日
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gratest love of allの挿入の仕方にシビれます。

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ありくろ

3.5いかにも

2017年7月1日
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ドイツ人っていう映画です!

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movieholic

4.0手が離れてしまった親子関係のすれ違いをユーモアで埋めていく。

2017年6月30日
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天秤座ルネッサンス

4.0親子の関係とは何かを描いた名作

2017年6月30日
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pippo9

3.5ラスト30分の笑いの爆発力。"豊かな人生"とは何かを問われる

2017年6月29日
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笑える

楽しい

知的

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Naguy

4.0困惑

2017年6月28日
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労働4号

4.0タイトルなし

2017年6月28日
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主人公の顔タイプ
グイネス・パルトロウを庶民的にした感じ

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うんこたれぞう

2.0まずは長かった。 なぜここまで評価がいいか分からない。 盛り上がり...

2017年6月27日
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まずは長かった。
なぜここまで評価がいいか分からない。
盛り上がりどころが、来るか!?来るか!?っと期待させてくれるところはあったけれど、どれも中途半端に終わってしまい結局最後までよく分からず終わってしまった。
ドイツ映画をあまり観たことがないので比較するものがありませんが、どこも説明不足で置いていかれてしまう感がずっとありました。
この映画の背景の国際事情などを勉強してから観ていれば見方も変えられたかもしれません。

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ちい

4.5ユーモアを忘れないで

2017年6月26日
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キャリアウーマンの私は、
ここ最近、ある人のおかげで、自分の生きてきた世界が正しいのか、良い世界なのか、価値観がグルングルンかき回されることがある。

そんな時に見たこの映画。

キャリアウーマンの娘と、クレイジーでおふざけが大好きな父親。

お父さん、やめてよ、恥ずかしいわよっ!
お父さん、やめてよ、生きる意味なんて聞かないでよ!
心配しないでよ、わたしはこの仕事、好きでやってんだから、きっとそうなんだから!!

娘の心の叫びが、わたしの心の叫びと呼応した。
本当に?
本当に、それは望んでいること?
仕事に埋没することが?
人々を搾取することが?
私生活なんてどうでもよくて仕事に身を捧げることが?
愛はなく、ただのセックスだけの関係が?

お前、ここにいて幸せかい?
義務だけ追っかけてたら人生終わってしまう…。

そうなんだ、だから、「ユーモアを忘れないで」、なんだね、お父さん。
そして、ありがとう、トニ。

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ヒロコ

4.5あっという間の160分。いろんな映画を思い出した。 俳優がうんと素...

2017年6月25日
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あっという間の160分。いろんな映画を思い出した。
俳優がうんと素晴らしかった。隅から隅まで。

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ONI

3.5それは・・・トニ・エルドマンに聞いてください。

2017年6月24日
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泣ける

笑える

知的

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蛇足軒瞬平太

1.0ひたすら長い映画でした。

2017年6月24日
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そして久々にモザイク処理みた(笑)←

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めんめん

3.0ユーモアたっぷり

2017年6月24日
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鑑賞方法:映画館

面白いお父さんでした。

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かん

5.0迷ったとき、心の指針となる映画

2017年6月15日
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鑑賞方法:試写会

笑った笑った〜!

笑って泣けました。父の愛情が不器用すぎて。

心理描写が見事なので、大袈裟なコメディ芝居ではないのに、父と娘の気持ちのすれ違いが手に取るようにわかって笑えます。

突然職場にやってきた父親に「もう!何やってんのよ!!今、仕事で大事な時期なんだから帰ってよ!」と追い返さないのは、
年を取った父親の愛情をむげに出来ない娘の優しさと、
あまりにも父親と疎遠になりすぎてしまって“ここまでは言っても大丈夫”な家族の距離感すら掴めなくなってしまっているから…な気がしました。

お互いの遠慮が、ますます事態をこじらせ悲劇(喜劇)を生み出していくのですがww

トニ・エルドマンに振り回されるうちに娘は、おそらく自分でも気付いていなかった自分自身のストレスに気づきます。

娘役の女優さんのコメディエンヌっぷりが素晴らしい!
歌のシーンは笑いながら泣けました。
なかでも服を脱ぎたいシーンは見事すぎて、あれは何度見ても笑える神レベルの芸!!
でも面白いだけではなくて、笑いながら辛い。( ;∀;)
心が忙しいです。

そして、観た後は、自分の人生で何が一番大切なのかを考えさせられました。

世の中は不平等な事で一杯だから、少しでも良い生活を得ようと、日々成果をあげることに追われてしまうけど、
唯一全ての人に平等に与えられている死。。。
それに向かってながれていく時間は二度と巻き戻すことが出来ない。
自分はその時間をどう使うのか?何を優先させるべきなのか?
そう考えると、すごくシンプルに答えが導き出される。

何かにつまづいたり、選択に悩んだらトニ・エルドマンを思い出そう!
そんな心の指針となる映画でした。

とはいえ…寅さんみたいなお兄ちゃんと、トニ・エルドマンみたいな父親と、どっちが良い?と聞かれたら、どちらも丁重にお断りさせていただきますが(笑)

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shiron