「良かった、ちと長かったけど。」ありがとう、トニ・エルドマン こばりんさんの映画レビュー(感想・評価)
良かった、ちと長かったけど。
人間らしさを忘れるほどに働く、企業の勝ち残りのために痛みを受ける人間がいることを見ない、金持ちであること自体が目的であるかのような生き方・・・疑問に思っても抗おうとしても抜け出せない生活が続く。
私自身がハッピーリタイアメントを迎える前にそういう生活を送ってきただけに、娘の(父親のちょっかいに対する)苛立ちも、父親の娘に対する心配もよく分かる。
ちと長いということはあるものの、じっくり味わいたい作品であるし、十分楽しめた。
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