泥棒役者のレビュー・感想・評価
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面白いが、最後がズルい!!
出だしの天ぷらを揚げるシーンがとても幸せに感じました。前半のボケ具合と、中盤から人生に向かい合うという構成が良かったです。結構ユルいので、自分も肩の力を抜いて良いのかな、という気分にさせてくれます。終盤はすっかり日も暮れて、何か疲れました。屋敷の雰囲気と構造も良かったです。市村正親の魅力を堪能できますが前に出過ぎず、他のキャストさんとのバランスも絶妙(ユースケ・サンタマリアはいつも一緒ですね)でした。最後に、出頭すると言った主人公が、今盗みに行ってた、を昔少年院にいたにすり替えて彼女に告げたのは本当にズルいと感じました。とは言え、ぼっちクリスマスを忘れるほど楽しめました。
好きなやつ来た
ワンシチュエーションコメディ、こういうん好きだわぁ。
限られた空間の限られた時間の中でそこに居る人達がちょっとした交わりをすることで少し優しくなれる。
いやぁいい映画だ。
もちろん話の持って来方は無理矢理で強引だけど、それはそれでいい。
そうしなきゃ限られた中での話の展開なんか出来やしない。
全ては面白く可笑しく優しくするための理由付なんだから。
にしても市村正親が居ることで映画の質を上げている。
主役からして二流の役者達だけど、市村正親居ることでバランスとっている。
絶妙だと思う。
わざとらしい演技と間の悪さと間延び
予告はまぁまぁ面白い(面白そうな)印象でした。
絵面も綺麗ですし華やか。
でも蓋を開けてみると、、、わざとらしい演技のオンパレード。間延びもいいとこです。
宮川大輔さんの演技が上手すぎたっていうのもありますが(笑)、まわりの演者の“笑わせるための演技”と間の悪さがひどい!結構大きめの声を出して笑っている人がいましたが、わたしはたまーにクスッとくるくらいでした。奥さん→妻とか、エプロン→お手伝いさんとかも全部見え見え。最後に出てきた警察官も、必要だったかなぁと。
どんでん返しとか、実はあの人はこうだったとか、もっと大きなオチみたいなのを期待していたのですが、それもなく。丸山くんと高畑充希の爽やかな最後のシーンも意味があるような無いような。
こんなに時間とお金を無駄にしたと感じる映画もなかなかないですね。珍しいです。
普通
まぁまぁ、普通に楽しめる感じですかね。主役の丸の演技に癒される感じです、あと市村正親ももちろんイイ味出してます。
奥さんは綾瀬はるかだったらもっともっと良かったかな。
タイガー&バニーの監督さんらしいですけど、三谷幸喜っぽい感じなんですけど突き詰めが甘いというか…
最後の最後に、小野寺姉弟が出てきた時が、自分的にはテンションMAXでしたwwwwww
演劇
面白かった。
笑えるシチュエーションが満載で、舞台で観たいと思った。
そう、舞台で観たいのだ。
いや…舞台をリスペクトし過ぎているのか。
芝居も編集もアングルも、なぜか舞台を彷彿とさせる。
映像作品として出来る事も勿論加味されてはいるのだが、基本、舞台劇に近いものを提供しようとしているように感じた。
舞台への興味は湧いたものの、映画としては中途半端な印象を抱いた。
映画には映画の、舞台には舞台の…それぞれのやり方が必ずあるとも思えた作品だ。
まあ、でも根本が喜劇であり創作だと割り切るのなら、こんな作風もありなのかな。
最大の違和感は、お客との距離だ。
客と演者との距離、客と客の距離。
これが、映画館のソレとは圧倒的にちがう。こいつが、最大の障害でもあろう…。
ジャニーズ効果だけじゃない!
予告から、軽いコメディだとおもって見に行ったら、
痛烈なカウンターパンチを食らいました。
冒頭は、どうやってばれるんだろう?
という好奇心から見ていましたが、
ばれてからは
「どうやって問題を解決するんだろう?」
に変わって行き、
それぞれが抱えた問題が上手く解決して大団円。
素晴らしい構成だったと思います。
主役の人がジャニーズなので、
正直ジャニーズ効果はあると思いますが、
私はそういった前情報を見ずに行ったので、
普通に若手の俳優と思ってみていました。
それほど演技は上手、というか違和感なくはまっていて、
レビューの評価が高めなのも納得という感じです。
エンディングで流れる主題歌も、
すごく映画とマッチしていて、
それだけでも感動してしまいました。
ちなみに、笑いの部分は若干他の方とポイントがずれていたのか、
私としてはそこまで笑えませんでしたが、
すごく感動しましたよ。
今年のジャニーズ系出演映画でいちばんマトモに楽しめる
"関ジャニ∞"の丸山隆平の単独初主演(グループで「エイトレンジャー」がある)。本作は、2006年に西田征史監督自身が作・演出した舞台演劇を映画化したシチュエーションコメディである。
西田監督は、ドラマの脚本業がメインだが、平均視聴率22.8%だった「とと姉ちゃん」(2016年NHK連続テレビ小説)で有名になった。映画の脚本は、小説やマンガなど原作のある脚色のキャリアが多く、昨年も「嫌な女」や「信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)」などが映画化されている。人気アニメ「TIGER & BUNNY」(2012/2013)のシリーズ構成も西田の企みである。
一方で監督作は、「小野寺の弟・小野寺の姉」(2013)以来、2本目。やはりオリジナル脚本なので、三谷幸喜のようなオリジナルの書ける監督スタイルである。
主人公・大貫(丸山隆平)は、金庫破りの泥棒だったが、いまは足を洗ってマジメに働きながら、恋人の美沙(高畑充希)と同棲生活を送っていた。しかし、かつての泥棒仲間に過去をバラすと脅され、しぶしぶ泥棒を手伝う羽目に。
ところが忍び込んだ豪邸で、その主人や訪問者らの勘違いに、泥棒であることをゴマかしつつ、いろんな人物になりきることで、その場を切り抜けていくというシチュエーションコメディである。
綿密に設計されたセリフのやり取りでオチが構成されていて、"笑うべきところ"で見事に"笑わされる"。とてもスマートでよくできたコメディだ。とにかく楽しい。
監督の指示は"アドリブNG"だったそうで、セリフ以外の演技力(表情やジェスチャー、タイミング)を試されるわけだが、もともとジャニーズでも"お笑い系グループ"に所属する丸山隆平の自然体の演技は好感が持てる。
ミュージカル界の大ベテラン・市村正親(篠原涼子のダンナ)の意図的で大げさな絡みが、作品全体のテンションを引っ張りあげていて、その流れに、ユースケ・サンタマリアや宮川大輔らが乗っかっていくイメージだ。
美沙役の高畑充希は、ストーリー上は重要ではなく、おそらく「とと姉ちゃん」つなかりでの特別出演に近い。けれど、"かわいい恋人であること"がキモ。光希ファンにはたまらない。
舞台版で主演だった片桐仁も、隣人ユーチューバー役で出演している。また、西田監督の「小野寺の弟・小野寺の姉」で主演した、向井理と片桐はいりが、小野寺進・小野寺より子の姉弟役そのままでカメオ出演しているので見逃さないように。
(2017/11/18 /ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ)
確かにクスッと笑わせる小ネタ満載で確かに面白かったのですが、全体的...
確かにクスッと笑わせる小ネタ満載で確かに面白かったのですが、全体的に薄いと感じました。
脚本の掛け合いの妙と、脇を固める役者さんに助けられてる感が否めない。
評価が高いことにびっくりした。
元が舞台なだけに、出てくる空間が一軒家のみで見ていて飽きる。舞台なら面白いと思った。
最後、ハッピーエンドで終わるけれど、正直、編集者もあのままの考え方ではうまくいかないだろうし、セールスマンもセールスではうまくいかないだろうし。
主人公もずるずる……と犯罪に荷担していたことには変わらないし、、
どたばた劇に笑って面白かったのは確かなのですが、なんとなくぱっとしく、大絶賛というような映画ではなかったです。
映画館で声を出して笑ったのは久し振りでした
西田征史監督が脚本・監督を手掛けた映画はこの作品で2作目。元々舞台化されていたものをリメイクして作られています。
監督のご両親が「最近映画館で声を出して笑える作品ってないよね」と嘆いていたのを受けて50代・60代でも笑える、全ての世代の人に観て貰える作品を目指してこの作品を作ったのだそう。
映画の内容はとてもシンプル。登場人物も少ないので良い意味で変に頭を使わずに見れます。
市村正親演じる「絵本作家」と丸山隆平演じる「元泥棒」の掛け合いが本当に面白いので恥ずかしがらずに声を出して笑う事をお勧めします。
登場人物は皆んな個性的、だけど憎めない。舞台版ではあまり描かれていなかったそれぞれのバックボーンがこの映画の中では分かりやすく描かれています。
この映画の中で、過激なシーンはひとつもありません。自分たちの日常に似ている。でもそれでも登場人物は少しずつ前を向いていきます。それを感じ取ったときに自然と涙が溢れてきます。
誰しもが、今の自分で、このままで良いのかと心のどこかで悩んでいる。それをこの映画の主人公である、丸山隆平演じる元泥棒と出会う事で登場人物たちが自己を固定できるようになっていく姿を見て、見終わるときに「では、私はどうなんだろう?」とふと考えるキッカケになりました。
刺激的な映像や、非日常的なストーリーを好む人にこの作品は合わないと思います。
ただ心が疲れてしまって、癒されたいなぁと思っている人には是非観て欲しい。どハマりする作品だと感じました。
映画館という閉鎖的な空間で観ることにとても価値のある作品です。
自分の人生まだまだこれから!!と明日から前を向いていこうと思える、そっと優しく背中を押してくれる素晴らしい映画ですよ
上映中に色んな所から笑い声が
面白い!笑える!そんな話でした。
丸山隆平さんが面白いし、ちょっとかわいい!また、市村正親さんもかわいい!ニヤニヤしました。
劇場でみんなで気兼ねなく笑えます!
とにかく笑える、楽しく心が豊かになる映画でした。まるちゃん演じる前科のある青年が一生懸命まじめに生きている中、再犯へ引きずり込まれてしまう現実的な展開からストーリーが始まり、数多くのだましだまされのテンポの良いコミカルなシーンを経て、そこで仲間となれた人たちから得た信頼が、青年を強く正しい心の持ち主に育てた。その結果、自分の過去へ向き合う姿勢が180度変わる。皆が信頼し、認め合う楽しくハッピーなストーリー展開!
あたかも、舞台を観ているかのようなカメラワーク、市村さんを筆頭に全員が演技巧者である役者たちの掛け合いと見事な演技。どれをとっても秀逸な作品であると感じました。何度も観て、違う角度から楽しむことができると思います。監督、役者の皆さん、スタッフの皆さん良い作品が出来上がりましたね!おめでとうございます!そしてありがとうございます。
なんとなく業界の裏事情が…
ゲスの勘ぐりだと自覚してるし、実際制作している人達は純粋に良いモノを撮りたいと思っていると思う。それに、大なり小なり芸能界の力関係というものが全ての作品には働いてるなんてのは当然だ。今更思春期の妄想なんて訴えるつもりはない。
だが、今作品、どうしてもそれが透けてみえるのが、正直興ざめなのである。元々、劇芝居の作品を映画化するという流れは、そのキャスト変更に於いて、如実に表面化してしまう。主人公役が脇役になるのならば、いっそ全てのキャストを替えた方が良かったのではないかとさえ思う。そうすれば、その鼻につく『力学』を認識せずに済むからだ。
芝居も未見なので比較することはできないが、テンポ感の鈍重さは今作品に表われているのだろうと想像する。台詞回しももっと滑舌がないと生きてこない。ストーリー展開自体はスピーディーなので観ていてストレスフルなのだが、全体的にももう少しオーバーリアクションがあればもっと劇的になるのだと思う。
何だか、ダメだしばかりで恐縮なのだが、これだと劇場で観なくても、DVDが出ればレンタルでもいいんじゃねの箱に入れられてしまうのではとお節介ながら苦言をいわせてもらいます。
シチュエーションコメディの未来は大丈夫なのだろうか?・・・
脚本がよく出来ていて面白かった
元金庫破りが兄貴分に脅されて泥棒に入るが、見つかって、編集者、童話作家等に間違えられて、それを演じるというコメディ映画です。脚本がよく出来ていて面白かったです。役者もよく、最後は暖かい気持ちになりました。
泥棒に入ってからが面白い
掴みが弱くて、最初の日常パートで見るのを後悔したんですが、泥棒に入ってからが面白い。舞台で良くあるドタバタコメディなんですが、最後まで綺麗にまとまって良かったです。もしかして編集者?もしかして作家?と呼ばれるたびに、そぉなんですと返事をするモジャが情けなくも可愛い。大泉洋みん感じました。
何このアンジャッシュ状態w
「泥棒役者」鑑賞。
*概要*
かつて金庫破りとして泥棒稼業をしていた元泥棒が、刑務所から出所したばかりのかつての泥棒仲間だった男に脅され、仕方がなく、再び泥棒稼業をし、「絵本作家」の豪邸へ忍びこむが、「豪邸の主人」「絵本作家」「編集者」と次々と別人に間違えられ、泥棒であることがバレたくない一心で間違えられた役柄を必死に演じることとなる・・・。
*主演*
丸山隆平
*感想*
この映画の予告は1回だけ観て、少々気になっていたこの作品。
中身がコメディなので、あまり期待せずに観ましたが、割と面白かったw まるでアンジャッシュのコントのネタを映画化したようなもので、意外と面白かったです!(^^)
主演である関ジャニ∞の丸山さんと高畑さんの冒頭のラブラブっぷりがちょっと鼻につくけど、話の流れがスムーズだし、解りやすい。
豪邸に忍び込んだ後、まるでアンジャッシュのコント。編集者に間違われ、絵本作家の主人に間違われるんですが、何度もそれを繰り返してしまうとちょっと飽きてしまうんです。しかし、面白い所が結構ありました!
本物の編集者・奥江里子っていうんですが、絵本作家やセールスマンが勝手に彼女のことを偽・編集者(丸山)の「奥」さんって勘違いするのがやられましたね~(^^) 名刺出されたとき全然気付けませんでしたww それに気付いた他の観客達はゲラゲラ笑ってましたw
あと、本物の絵本作家・前園を演じた市村正親さんのインパクトのあるコスプレには笑いましたw 個性が強すぎるよ…(^^;
アンジャッシュのコントのような、勘違いされ~のまた勘違い、さらに勘違いされて、物語後半になってくるとさすがに混乱してきますね。(笑) しかし、ただのコメディではなく、ちょっとした感動があります。
ちゃんと伏線もあって、それを上手く回収させるのが見事でしたね。
でも、最後、編集者やセールスマン達が泥棒(宮川大輔)に手縛られ、警官が入ってきて、セールスマンが必死に言い訳をするくだりは、さすがに無理があるな~(^^;
あと、その泥棒の宮川大輔は、ガムくちゃくちゃやって気持ち悪かったけど、最後のタマとミキのぬいぐるみをして、仕事を見つけて再スタートしてくれて良かったな~って思いました。
期待してなかったんですが、個人的に面白かったです! 最後はハッピーエンドで良かったな!\(^^)/
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