モンスタートラックのレビュー・感想・評価
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大人も楽しめる娯楽大作
ストーリーは車の改造マニアの高校生トリップと生物好きのかわいい同級生メレディスが悪徳石油業者に囚われた深い地層に棲むモンスターファミリーをお家に返そうというET仕立て、メレディスがモンスターを見て悲鳴を上げるのもオマージュでしょう。
脚本のデレク・コノリーはジュラシック魂の人ですから昨今のシェールオイル乱掘での環境問題へのメッセージ性も入れたかったのでしょう。
主役のモンスター駆動トラックは通称ピックアップ、アメリカではピックアップトラックが根強い人気です、当初は農場などでの実用性だったのですがワイルドさが受けて若者にも人気、サーフボードも似合います、アメリカでは改造車のレースまで行われているようです。
モンスターはサンショウウオとウバザメの口のような風体に足8本、H・G・ウェルズの火星人にも通じるようにも見えますが、その愛嬌ある丸い顔立ちがなんともかわいいです。小さい子は車が好きだし、奇妙な生き物にも目が無いから合体させたら受けること間違いなしでしょう。
なんといっても見どころはカーチェイス、街道から屋根へジャンプ、山森から崖下りまで多種多様、超大作「ベンハー」の戦車レースを思わせる併走シーンも素晴らしい。
バンブルビーはメカだから車に変身しても不思議はないがモンスターのトラックはハイブリッドの力作だ、馬車風にせず組み込み型でありながら荷馬車のようなアナログ感、車でありながらイルカや翼竜に乗ったようなファンタジー・アドベンチャーの世界観にも通じている、やっぱりタコ足は多少気味悪い感はあるが見事なアイデアです。低予算ならB級作品になりかねませんが一億ドル超えの製作費、監督はアニメの名工クリス・ウェッジですからCGアニメーションにも抜かりはありません、優れた娯楽作品に仕上がっています。
パッケージのB級感からは想像できない良映画
油田発掘中に見つけてしまった新種の生物、油田のために殺したい嫌なやつと助けてやりたい青年のお話。謎のモンスターは都合よくトラックのエンジンに向いてる。
パッケージのインパクトだけでもう面白そう
パニック映画ではないというのはわかっていたがこんな爽快なレースアクションとは
無粋なとこには突っ込んではいけないアメリカ映画のよさ満載難しいことは考えなくていいのよね
最初はお世辞にも可愛いと思えないビジュアルのモンスターもだんだんかわいく見えてくるからすごいよね
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