「凝ったPOV」テイキング・オブ・デボラ・ローガン kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
凝ったPOV
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アルツハイマー患者の介護者への影響を調べるという名目で、医大生たちが老女デボラとその娘サラの家に泊まり込んで映像記録を残す。まぁ、フェイクであることはすぐに分かるし、どこまで真に迫れるかといったところが評価の分かれ目。
序盤で一番のツッコミどころはアルツハイマー患者が綺麗な絵を描いてるってシーン。いくら趣味が絵画だからって、抽象画ならいざしらず、風景画は無理だろう。患者は時計の数字を書くのさえ不可能なんだから・・・
途中からは40数年前の連続少女殺人事件がメインとなり、蛇の霊だか何だかが老女デボラに憑依してることが恐怖映像を盛り上げてくれた。隣人ハリスの発砲ではすぐに連絡したのに、屋根裏から死体を発見したときには警察にも通報せずに燃やそうとしていた。また、デボラが病院からの脱走って展開になり、病院の責任も重大だと思う。
どうしてここまでPOVホラーが量産されるのでしょう?この作品では序盤から派手なシーンもあったし、デボラ役の女優さんの演技が素晴らしかったこともあり、まだ楽しめる作品にはなってました。さすがに警察が介入したら、カメラは止めさせられると思うけど・・・
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