「答えは、二者択一なのか。」わすれな草 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
答えは、二者択一なのか。
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認知症の親を「家族が面倒をみるべきか。施設にお願いすべきなのか。」
自分の母親が、日に日に記憶力が落ちていくのを目の当たりにして、それをドキュメンタリータッチで描いている作品に驚かされた。母親が自分の夫の名前を判らなくなっていく過程の速さにショック。これには、アルツハイマーの恐ろしさを感じた。監督のこの作品で出した答えは、「認知症の親は、やはり介護施設にお願いすること。」ではあったが、答えはひとつではないはず。私の近親者にもアルツハイマーの親に「徘徊行動」等に苦労はしたが、最期まで家族の元で面倒をみたというのを知っている。この作品は母親を介護施設に預けて、結果的に上手くいっているように思えるが。果たして明確な答えを出すのは難しいし、一番良い解答などない。「日本の現状はどうか。」という課題を突き付けられたという気がした。結果は、二者(択一)だけなのか
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