「決意」ヒトラーへの285枚の葉書 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
決意
第二次大戦下のベルリンで一人息子の戦死をきっかけに体制批判を訴えるメッセージを記したカードを街中に置いて廻る労働者階級夫婦の話。
体制批判による死刑を覚悟しつつ少なくとも発見して届け出る人間は読むはずだと一枚、又、一枚と街中にカードを置く主人公と捕まえ様と躍起になる警察。
その描写を淡々と繰り返すが、想いはひしひしと伝わってくる。
現代では時代錯誤な軍国主義と洗脳、それに反する市民の本心と苦悩が刺さり、決してハッピーエンドではないが終わり方も良かった。
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みかずきさんのコメント
2022年10月6日
共感ありがとうございます。
一旦奪われた自由を奪い返すのは至難です。
今ある自由をしっかりと守っていかなければと本作を観て強く思いました。
では、また共感作で。
-以上-