グレイテスト・ショーマンのレビュー・感想・評価
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まさにショー映画
映画に入り込めない
見世物小屋の住人も、スーツケースに詰め込まれた唯我ほどの、醜悪さや不幸さはない
序盤から中盤まで、貧困と差別の幼少期、成人し幼少期から味方なお嬢様と結婚、
見世物小屋のショービジネスで立身出世、上流階級に激しいコンプレックス、
オペラ歌手と許されない恋の旅立ち、不穏な予感、
そして終盤へ、、、
ミュージカル映画としての、歌や曲の音楽要素は、文句の付け所がなく、
とりわけ、オペラ歌手のソロ歌唱のパートは、
それを見聞きするだけでも、十分価値があったけれども、
ミュージカル映画の欠陥でもあり、諸刃の剣でもある、
内容の薄さや、先が見える展開の凡庸さが、最後まで気になる。
歌で時間とられるから、仕方ないのだけれども。
外国の映画を観るたびに、白人が嫌いになるが、この映画もそういう類いの作品の1つ。
見世物小屋の仲間たちが、一様に寛容寛大で、嘘っぽさも残る。
仕方ないのだけれども。
この「仕方ないのだけれども」で許されてしまうのが、ミュージカル。
前提が、お芝居中に歌うジャンル。前提が許される事ありきの、ズルいジャンル。
百歩譲って、ジャンルが許されるのは当然としても、
見世物小屋の、容姿にクセがある人々は、
そんな「寛容で寛大じゃない」ことは、
現代のニコニコ生放送で散々、私は見てきた。
社会からつまはじきにされた、ニコニコ動画のサービスの1つである、
ニコニコ生放送の配信者達は、総じて容姿クセ強な人々で、承認欲求の塊。
疎外感を拭うために、容姿以上に心も醜い人たちばかりであった。
そこの住人の世界は、「ニコ生動物園」と呼ばれていた。
まさに現代日本の見世物小屋。
彼らには「グレイテスト・ショーマン」より「蜘蛛の糸」の世界観のほうがしっくりくる。
カンダタのような、基本、見た目も醜悪で、性根も腐った悪い奴だけど、
1つくらいは善き心を持っている。みたいな。
かつてニコニコ動物園には、唯我という名の、歯抜けで、ラーメンやそばを飲み込み、
貧しくて、ガリガリで、役所から金乞う、ナマポのカンダタ族の亜種がいました。
基本は悪い奴で、すぐ他人の財布を盗み、
すぐキレて殴り込みに出かけ、
女を見かければ、すぐ犯そうとしました。
彼の異名は、「12歳に13発」でした。
彼の最後は、金をタカった家族に、拉致監禁され、
スーツケースに全身を押し込められ、
多摩川に投げ捨てられ、ニュースにもなりました。
そんな唯我でしたが、生前、彼は1つだけ善きことをしました。
ニンポーという、同じニコ生動物園の醜悪な生き物がいました。
彼は親に寄生するあまり、親から蔑まれ、見物客からも醜悪な容姿だと罵られ、
自死したいと、常日頃から思っていました。
しかし、ニンポーを見た唯我は、彼を脅すどころか、逆に彼を励ましました。
生きろ、生きろと、彼を励まし続けました。
ニンポーに、そんな優しい言葉を投げかけるのは、世界で唯我ただ一人だけでした。
しかし神様は、彼をスーツケースに詰め込み、地獄へと突き落とすのです。
いや、もしかしたら、カンダタのように、すでに蜘蛛の糸を、
垂らしてくれたのかもしれません。
しかし、彼はスーツケースに折り曲げられ、
大道芸人のエスパー伊藤の如く、詰め込まれ、
多摩川へ投げ捨てられたのです。
これが純文学なのです。「グレイテスト・ショーマン」には、
こうした純文学性が、どこにもないのです。
感動的なミュージカル映画ですが、
唯我ほどのリアリティーと、人間の味わい深さがありません。
どなたか、唯我を題材に、ミュージカルを、映画を撮ってくださいませんでしょうか。
よろしくお願い申し上げます。
なにより歌のパワーがすごい。 オープニングからグッと心掴まれる感じ...
なにより歌のパワーがすごい。
オープニングからグッと心掴まれる感じ。
一応実在したオッサンの話らしいが映像と音楽に圧倒されて現実味がまったくない。
階級差別が根強く残る窮屈な世界で、紆余曲折あった末のエンディングは爽快そのもので活力に満ちあふれている。
バーで歌い踊る2シーンが好き。
ザック・エフロンかっこよかった。
チーム内でのコミュニケーションの大切さを学ぶ
迫力あるミュージカルシーンが見もの。
また、仲間と数々の困難を乗り越えていく場面では、チームワークの大切さが学べます。
チームビルディングを主軸としている私にとっても、すごく学びが大きいかったです。
本作品は、音楽、ダンス、ビジュアル、演技のすべてが融合したエンターテイメント性の高い映画です。夢を追いかけることの素晴らしさや、多様性の重要性を強調し、観る者に勇気と感動を与えてくれます。
Never enough
ディズニー映画のようだ
1回観るだけじゃ、もったいない!
名曲揃いだし、映像も出回っているので散々観ていましたが(笑)、やっと本編を通して観ました。とにかく、1回観るだけでは物足りません(断言)。ストーリーとしては、ミュージカル仕立てなので、野暮な事は言いっこ無しです。とにかく、しょっぱなからものすごい盛り上がりです。本当に舞台を観ているようで、あっという間に時間が過ぎました。歌も、衣装も、踊りも、素晴らしいの一言。聞きなれた曲も、映像を観ながら順番に聞くと、なおのことGoodです! バーナム(ヒュー・ジャックマン)とフィリップ(ザック・エフロン)がバーで飲みながら歌う『The Other Side』は、本当に圧巻。「ミュージカル嫌い」と言わずに、ぜひ観てほしい作品です。
ピンクヘアーのゼンデイヤが格好いい
タイトルは、P・T・バーナムが上演した「地上最大のショウ」から取られた『The Greatest Showman』。
19世紀に活躍した興行師、フィニアス・テイラー・バーナム(1820生まれ)の成功を描くミュージカル映画で映像の編集も音楽も楽しい。
ジェニー・リンドを演じるレベッカ・ファーガソンの歌う演技は見入るが、実際の「ネヴァー・イナフ」♪はローレン・オルレッドさんが歌ったもので最高のクチパク編集。
改めて映画館で再鑑賞したがゼンデイヤがすこぶる格好いい。(180cm)
音楽を手がけるのはベンジ・パセックとジャスティン・ポールで、サウンドトラックは全英アルバム・チャートで6週連続で1位を獲得して、2023年までに世界累計830万枚以上の売上を記録している。
ヒュー・ジャックマンと監督のマイケル・グレッシーが続編の準備を進めていると明言したらしいが、難しいのだろう。
「中洲大洋映画劇場」
この映画館で観た最後のカラー作品にっただろう。
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