グレイテスト・ショーマンのレビュー・感想・評価
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凡作
音楽はとにかく素晴らしかった!
サントラも欲しくなる魅力たっぷりの楽曲ばかりだった!
OPから始まるミュージカル、これは凄い!楽しみ!という導入のテンション作りは上手い。
その後幼少期の出来事を曲になぞらえながら早送り。これもミュージカル映画としては良くあるしまぁわかり易くてよい。
問題はその後サーカスを作りはじめた以降から期待外れ度が加速。
主人公がフリークと呼ばれる人達と交流する場面は待てども待てども来ないし挙句には結局差別して閉め出し。しかもそれを恥じないし謝罪もない。あとほんとにとにかくSING実写版を見ているようだった。
SINGとストーリーの流れも殆ど一緒で会場が火事→野外でやろう!うーん、知ってた!って感じ
SINGも同じ人物をモデルにしているのかもしれないが似すぎていたしこっちの方が下手に人種差別を入れたから話も重たくて共感しづらい。
何よりラスト、ヒュージャックマンのあとすぐザック・エフロンが歌うとどうしても物足りなさがあって残念。しかも主人公はサーカスを人に預けて自分は引退?虫が良すぎるのでは?
なんだかモヤモヤ みんなほんとにこれでいいの?という作品
That’s an American dream!!!
どこかで見たことある内容、各登場人物に深くスポットを当てるわけでもなく、先が見え過ぎるほど分かりやすい展開ですが、いいんです、これで!
ララランドのほろ苦いエンディングは若者には分かりにくかったようですが、こっちこそ若い人達に見てほしい映画でした。
今まで移民モノとか、LGBTモノとか、人種差別モノとか、様々な名作を観てきたけど、結局テーマは「みんな違って、みんないい」でしょ?右へ倣えの日本人こそ、実は自分と違う人達に対して排他的だったりするから、若いうちからこういう感性を育てる必要があると思ってます。
泣きのポイントは色々あるけど、やっぱり曲そのものが持つ圧倒的なパワーに、心が震え続けた100分でした。
それにしても、最近コリン・ファースやヒュー・グラントとか、イケオジにハマりまくり(笑)。ヒュー・ジャックマンもちっとも三次元感がありませんでした。あー、眼福、眼福♡
素敵なミュージカル!
観た後の高揚感が気持ちのいい映画
映画が始まる瞬間から一気にテンションが上がった!事前にサントラを買い曲を聴き込んでいたのもあって、ミュージカル部分が始まると鳥肌が立ちました笑
話はわかりやすく悪く言えばありきたりな内容。
でもミュージカルパートではついつい手拍子や一緒に声をあげたくなる感じで本当に楽しい。
突っ込みどころも沢山あるし、深みが無いなどの批判も分からなくは無いけれど、個人的にはミュージカルは楽しい気分で気持ちよく終わる方が好き。
最も崇高な芸術は、人を幸せにすることだ
これを地でいってる映画だと思います。
なんと言っても音楽が素晴らしい
物語だけに着目してしまうと物足りないけれど、そこに曲が加わることでショーの華やかさが際立つ。ミュージカルらしさが前面に出ていたのではないかと思う。
物語としては、ザック・エフロン演じるフィリップ・カーライルは社会的マイノリティについて、ヒュー・ジャックマン演じるP.T.バーナムは幸せについてと二つの側面から描いていたのだと思う。言い方は悪いけど、バーナムにとっては地位確率のため、自分の幸せのために、あのショーを開いたに過ぎなかった。だから、最後は自分が見つけた本当の幸せに帰っていった。フィリップは社会的マイノリティの人々を無碍にできない優しさとそこで愛する人を持ったから地位を捨てた。その他にもリンドやバーナムの妻、劇の評論家、野次を飛ばした町人たち。
それぞれが自分の大切にしたい価値観のために強く生きた話なのかもしれないなと感じた。
その中で、随所に表せる音楽はどれも良くて、サントラ買いました。The Other Sideがとても好き。
十把一絡げなマイノリティー。
エンターテイメント
歌と躍りと映像と、非常に気持ちの上がる映画でした。
冒頭からヒュー・ジャックマンの魅力が発揮されてました。
所々に泣けるところも配されてましたが、こういうの見ると差別って根深いなとも感じさせられる。
今回はそういう差別を主題としたヒューマンドラマではないので、徹底したエンターテイメント性が秀逸。
ミュージカルにこんなに心揺さぶられるってのは最近になって知った自分の一面。
と同時に今あるエンターテイメントの極致、シルク・ドゥ・ソレイユなんかにも興味が湧いてきた。
ヒュー・ジャックマンの本領発揮
ヒュー・ジャックマン好きなら必見という映画ですね〜。
彼のキャリアの『X-Men』以前の(豪州)時代の、ミュージカルもこなす舞台俳優としての経験というか、本領が発揮されていて、本人的に生き生きと演じてるように感じられます。
ただ、一般受けとしてはどうかなぁ?、と。
宣伝のイメージから、ショービジネスの大物の感動ストーリーみたいな感じに受け取って、“感動”だけを期待しすぎて観に行くと、ちょっと違うかも知れません。
勿論、感動もありますが、やはりメインはミュージカル本来の“豪華絢爛”の部分にあるんじゃないかと思います。
したがって、過度に感動を期待して観に行くのなら、お薦め出来ないような感じ。(ミュージカル系苦手な人なら、特に...)
予告編とかでは敢えて触れないようにしているんだか何だか分かりませんが、アメリカ映画やTVドラマ等に出てくる移動遊園地のウサンクサイ『見世物小屋』とかや、所謂フリークスから発展して、行き着いたのが、「大型テントで開催するショー」=『サーカス』となったという、サーカスの概念や命名の生みの親とも言える人物による”サーカスはこうして生まれたっ!”というお話、というのがいちばん単純な説明になると思います。
要するにこの場合、“ショー”=“サーカス”と同義語ということになってます。
(大昔の映画にも、サーカスを扱った『地上最大のショウ』という有名なのがありました。)
わたしは勿論、ヒュー・ジャックマン好きなので、大満足です!
豊洲の巨大画面で堪能いたしました。
大画面での観賞をオススメしたいですね〜
アガる音楽
こう感じるの私だけ?
楽曲は良い。
あえてだと思うけど、ちょっと古臭い感じのアレンジで、でもバリエーションもあって。
音楽でずっとワクワクさせられたのは久しぶり。
ただ、このお話はこの結末でいいの?
登場する、社会で不当な扱いを受けているフリークス(彼らの描写もどうなの?というレベル)などのマイノリティが、自ら集まって居場所を求め「ここが私たちの家(ホーム)だ!」と宣言する。
一見、アメリカ人の大好きな「それも素敵な君の個性さ」に見える。行き場を失った人々が自分の居場所を見つけた様にも見える。だが、見世物小屋でサーカス団として客を喜ばせるために集められた彼ら団員は、果たして観客や興行師たる主人公バーナムと「同じ人間」として描かれているだろうか。
白人などマジョリティからの『憐れみ』という非常に高い所から見下ろした感情しか感じ取れないのは私だけなんだろうか。とても対等な立場の人達へのメッセージには思えなかった。
作中、明らかに差別が描かれているし、バーナムも差別する側に加担しているのに、そこを突きつけるシーンはなく、彼の身勝手を迷惑を受けた登場人物全員がかばい合っている。
同じ人間として、本来彼らマイノリティも他のアメリカ人と平等な社会生活が送れなきゃいけないんじゃないの?
ビジネスパートナーとして後から加わるフィリップも団員と恋に落ちるが、その女性は他の団員と比べて有色人種とはいえ明らかにルックスが良い。それを見せられても「結局見た目じゃん!」としか思えない。
依然として社会から隔離されている彼らが自ら集合体を作って街から離れた空き地にテントを立て、「ここが私達の家だ」「これが私なんだ」「これが幸せなんだ」と団員自身がそれを選んだ様に言わせるのは、私は卑怯だと思うのだ。
結果、バーナムはそのサーカスをフィリップに任せ、自ら幸せな家族の元へと帰っていく。それは社会で虐げられていた彼ら、そしてその関係や責任を放棄することではないのか。
あくまでこの映画は「バーナムの話」だし、あくまで「娯楽作品」だし、実在の人物がベースにあるとは言え、この時代にこういう物語を描くなら、もう少し配慮があるべきだと思うのだが。
(それでもう少し作品が長くなったってこの本編の時間なら問題はないでしょ?)
楽曲
まさに《グレイテスト》の一言のみ!
IMAXで鑑賞
ストーリーはよくありそうな、ありきたりな感じでけっこう内容も薄い。
子供の時から大人になるまでが早すぎるし、仕事が成功するまでも早い。もう少し幼少期の頃の話や仕事が成功するまでをじっくり描写して欲しかった。
が、そんなことを吹き飛ばすかの如く 音楽・ダンス(振り付け)・テンポ・歌声・カメラワーク等全てがもう素晴らしいの一言!まさに《グレイテスト》
ララランドみたいにいくつか良い曲があるとかじゃなくて全てが最高の曲!映画見終わった帰りの車でも家に帰ってからもずっと聴いてるくらい(笑)もちろんサントラも即購入!
出来るんであればIMAXで観ることをオススメします!レンタル(家)じゃこの興奮は絶対味わえないのであと1、2回は行くかも!
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