グレイテスト・ショーマンのレビュー・感想・評価
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「見世物小屋」の違和感は残ったが、素敵なミュージカル映画だ!
この映画の評価が難しいのは、やはり、映画の「見世物小屋」についてどのような思いを持つか、また、この「見世物小屋」をプロデュースしたという主人公にどのような思いを持つかということに関わるのだろうと思う。
そして、アメリカの実在した人物を主人公にしたと言われるアメリカでは尚更であろう。それが、この作品にアメリカの批評家が厳しい理由だろう。
そのことを除いては評価も感想も難しいのだろうけれど、それでも、あえてこの部分を除くと、この映画は良く出来た素敵なミュージカル作品だと思う。
ただ、やはり、この「見世物小屋」の部分と、ヨーロッパの有名なオペラ歌手がアメリカ公演の途中で降りる部分は違和感が残った。歌姫、ディーバはこんなことでは公演を投げ出さないだろう。
主人公が子供の頃のシーン、情景から結婚して家族4人で屋上で歌い踊るシーン、情景までと、オペラ歌手がニューヨークの舞台で歌うシーン、情景はとても素敵だ!
「This is me」が心に響く
浅~いストーリー
事前情報なして観賞。
音楽とダンスは上手だった。
肝心のストーリーはちょっとひきました。つまらないというか苦笑いというか。
ようは貧乏育ちで劣等感がある男の金儲けと自己顕示欲を満たす手段がフリークスショー。個人を尊重もしてないし、根本階級、国籍、見た目など差別してる口が上手い男の話し。ただただ欲望を満たすめ周りを口ぐるまにのせて、巻き込み飽きたら、放りっぱなし。金も自分じゃ責任とらず、人の良い相棒に負担させる。それなのに、ダンサブルな歌と素敵な俳優効果で良い話し風にしてるけど、、、。途中うさんくさくて詐欺師に見えた。
サントラ買った!
劣等感あればこそ
劣等感を乗り越えた人々が輝く快作。
やはり自分は、完全無欠な人より劣等感を抱えた普通の人の方が人間臭くて魅力的で好きだ。(チャリティは完全無欠の天使or聖母だが、あんな女性いるかね?)
劣等感に目を背けただけでは『偽物』だが、乗り越えた先に『本物』が待っている。それをリンドとのエピソードが感じさせてくれる。
最初はぎこちなかったサーカス団員が一瞬でプロフェッショナルなパフォーマンスを見せる展開の早さには驚いたが、そこはこの映画の本質ではないし、ハリウッドらしい大胆な展開に寧ろ好感を持った。
圧倒的な音量のスタートには耳栓を準備した方が良いかもしれない。(観客を一気に鷲掴みにする演出としてはアリだが、ちょっと大音量すぎない?爆音が最初だけで良かった。)
勧善懲悪のレミゼより好きなミュージカル映画だった。
誰がなんと言おうと間違いなく最高の映画
良い点については羅列しきれないので割愛。
まずPTバーナムをテーマとしている点。
日本において、博識な人や一部の近代史に明るい人はPTバーナムの設定に違和感を感じてしまうかもしれないという懸念があります。
本国ではやはり歴史的に「悪」といっても差し支えない人物として認識されているため、ストーリーにおいての彼の人生の漂白感が鼻につく、という人が少なくないようです。
本作はアメリカの大手評価サイト「RottenTomatoes」での批評家の印象が悪く、酷評も出回っていました。
ストーリーの浅めの描写や、史実とかなり食い違うPTバーナムの美化されすぎた経歴に対する不満があるようです。
そして全米公開初週で興収1000万ドルを下回るなど、大コケするかに見えましたが、ジワジワと口コミで動員数が伸び、全世界興収は300億円を突破するなど、ロングランヒット中です。
お気づきかと思いますが、まさにこの現象は劇中で描かれた序盤のPTバーナムのサーカスそのものなんです。
「とにかく良さで人を楽しませよう!vsこんなものはあり方が間違っている!」
というまさに劇中の構図が現実でも起きているのです。
そしてこれを見たあなたもまたPTバーナムのサーカスの観客の一人なのです。
あなたは「この映画の作品としての良さ」と「歴史的観点から見た正しさ」の関係について悩むかもしれません。
ですが「良さ」と「正しさ」は両立されるべきなのでしょうか?
私は映画である以上、「良さ」こそ尊まれるべきだと思います。
ミュージカル映画にあるべき最も重要なものは迫力と歌と踊り、そして素晴らしさであり、
史実通りの設定や非の打ちどころのないストーリーではないのです。
批評家や他人の生き方に対して潔癖な人はこの映画を貶すかもしれません。
ですがこの映画こそ、最高の「ショー」なんです。
「正しくあること」をショーに求めるなんて、こんな無粋な事はありません。
良いものは良い、そんな当たり前のことが知識や経験が増えていくと曇っていきます。リアリティがどうの史実がどうのと言うかもしれません。
批評家気取りの人(まさに劇中に登場した批評家)からすれば、歪な作品だと誹られるやもしれません。
そんな他者の否定的なレビューやPTバーナムの背景について調べてしまい、劇場で感じた素晴らしさが曇りそうになっている方がもしいたら、そんな人にこそ言いたい。
こんなに清々しいペテンになら騙されてもいいじゃないですか。だって最高の映画じゃないですか。そこで感じた素晴らしさは紛れもない本物です。
もうちょっと音楽欲しいかも?
ヒュージャックマンが大好きで見に行きました。
ヒュージャックマンが好きになったきっかけがレ・ミゼラブルなのですが、レ・ミゼラブルが大好きすぎるせいか、サントラを見ても分かる通り曲数はグレイテストショーマンの方が少なかったです。
レ・ミゼラブルは劇中のほとんどが音楽で、カメラで撮りながら歌うので一つ一つの歌に感情がこもってて自然と涙が出ました。
ですがグレイテストショーマンはいくつかの曲以外は録音し、録音した歌に合わせて口パクで演技をしているのかななど色々考えてしまいました。
ミュージカル映画はできる限りカメラで撮りながら歌う撮影方法で撮ってほしな〜と個人的に思いました。
何も考えずに頭すっからかんの状態で見ると映画の内容もすんなり入ってくると思います。
まぁもっと言うとバーナムが成長していく過程、あれだけ反対されていた結婚が承諾された理由、ショーを完成させるまでの練習シーンなんか入れたらもっと内容が濃くなって良くなった気がするな〜とは思いました。
ショーシーンは圧巻
舞台としてなら良いと思う
とにかく音楽が良い
素晴らしい!!!
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