「ハッピーだけれどハッピーエンドではない」グレイテスト・ショーマン 映画が好きです。さんの映画レビュー(感想・評価)
ハッピーだけれどハッピーエンドではない
見てていて本当に楽しい映画。
サーカスのシーンでは、自分自身があの場にいるかの様に感じられ、とても興奮し胸が高鳴った。
キャストの圧倒的な歌声には、何とも言えないパワーを感じた。
ただこの作品は決してハッピーエンドではないと思う。
バーナムサーカス団がなぜ人気で人々を笑顔にさせるのか。それは、あらゆる人を平等に扱っているからである、と劇中でも言われている。
しかし、結局、黒人、LGBT、病気といったことに対して偏見を持ち差別し、嫌がらせをしていた人たちはそれらを理解せぬまま作品からフェイドアウトしていった。
つまりそれらを分かろうとしない人には、わからないし、偏見や差別は消えないという考えを示しているかの様に観えた。
ただそれ自体を悪とすることは、自身では出来ないけれど、ハッピーエンドではないんだなと考えさせられた。
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