「感動はするけれど」グレイテスト・ショーマン ミソスケさんの映画レビュー(感想・評価)
感動はするけれど
好きなところ
・シンプルなメッセージに素直に感動
嫌いなところ
・序盤と後半がお決まり過ぎてだるい
ストレートに感動するところがありました。
誰もが抱えるであろうコンプレックス、「自分らしさ」自信喪失、「自分なんか」と卑下する心の葛藤を勇気付ける、共鳴するメッセージが伝わってきました。
シンプルに歌と音楽とダンスで訴えかけるものがあり、そのストレートさに胸打たれました。
ストーリーは、一昔前のディズニー映画、一昔前のハリウッドもののように感じました。
逆に今のリアリズム寄りの流行りの中では珍しいかも。
オープニングはカッコ良さげですが、展開がお決まりなのでちょっとだれます。予告編の通りな感じ。
中盤は引き込まれました。
でも後半はお決まりの挫折と再生といった感じで、少し白けました。
もし舞台でやるショーなら、ざ・エンタメとして白けずに見れる気がしますが、映画ミュージカルとして見ると、イマドキの映像エフェクトの盛りもあり、かといってそこが特別引き込まれるところではなかったので、映画としてはイマイチかなと思います。
デートムービーには丁度良いと思います。
害のないご都合主義で固めてます。
ミュージカル部分は、良いものも、「そんなでもない」感じのものもあります。曲によってメッセージの精度の差があり、その差の問題でもあるかなと思います。
不満も抱きましたが、駄作ではないなと思いますので、一見の価値ありかなと思います。
「ちょっと待ってDVDで」の鑑賞はあまりオススメできないかも。
映画館で、迫力と大音響で見るのが良いと思います。