「チグハグした映画」グレイテスト・ショーマン SODAIRIさんの映画レビュー(感想・評価)
チグハグした映画
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好きなシーンは、Barでの2つのシーン。非常にワクワクした。
ただそれ以外はかなり酷く感じた。サーカス団は皆コンプレックスを抱えており、そこから成り上がっていく感じかと思いきや、人種差別などの社会問題が盛り込まれており結構ダーク。なのに歌はポップで世界観が合わない。じゃあ派手で見応えのある演出かと思いきや、全体的に照明は暗い。明るくしたいのか暗くしたいのかはっきりしてくれと思った。人種差別とか入れずにコンプレックスに勇気を持って立ち向かう的な感じだけでいいのに。CGが特にかなり雑だった、誕生日を祝うときの夜景はハリボテクラス。プロデューサーのラブロマンスも中途半端だし、奥さんがヒューのもとを一度去った原因がスキャンダルであり、それがきっかけだと分かっていても、そこから元サヤになっても特に共感もしないし納得できない。キャストもヒューではなくジム・キャリーのようなキャラの方があっている気がした。肝心のミュージカルも結構なシーンの歌がBGMと化していたので微妙。
人にオススメは出来ない映画であった。ヒューは最も好きな俳優なので残念でならない。
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