キングスマン ゴールデン・サークルのレビュー・感想・評価
全445件中、1~20件目を表示
意外と現代批評的面もある快作
英国紳士にコミック的アクションという組み合わせの妙が大変面白い作品で、何も考えずとも観られるのだが、色々深読みしてみるとさらに面白くなるのも本作の特徴だろう。最後の引用はチャーチルのスピーチから。この世界ではチャーチルもキングスマンだったのか。
古き良き時代のアメリカを再現したようなテーマパークは懐古主義的なアメリカへの皮肉でもあろうし、アメリカが直面する麻薬戦争と大麻合法化の流れを下敷きにしたストーリー構成になっているのも面白い。これを打倒するのがキングスマンと、禁酒法時代に酒の密売で儲けたステイツマンという構図もユニーク。中毒者は隔離してしまえという単純かつ乱暴な政策も、トランプ政権の壁を作れとの主張にも通じるものがあるかもしれない。
前作ほどのインパクトに欠けるが、今後もスピンオフ含めて楽しませてくれそうだ。エルトン・ジョンがはっちゃけてるのも楽しい。
前作のガゼルに匹敵する強烈なヴィランが欲しかった
第1作は最高だったし、今作もスケールアップしてより複雑なストーリーを紡ぎつつ、前作の世界観や過激な暴力描写をしっかり踏襲していてかなり満足できた。だが「前作を超える出来」と絶賛するほどでもない。
物足りなさの一つは、前作でソフィア・ブテラが演じた両足のブレードの義足を武器とする殺し屋ガゼルのような強烈なヴィランの不在だろう。ジュリアン・ムーアももう一人の強敵(終盤で明らかになる)も悪くはないが、ガゼルに比べると凄みも魅力も弱い。スパイアクションでもアメコミヒーローでも魅力的なヴィランが作品をがぜん面白くする。「ダークナイト」が傑作になったのもヒース・レジャーが魂込めて演じたジョーカーが素晴らしかったからだ。
もう一つ、「威風堂々」をBGMにお偉方の首がボンボン花火みたいに打ち上がる、あのイカレた爆笑シーンに比肩する狂いっぷりが今作では足りなかったかな。第3作での挽回に期待しよう。
やっぱりアクションのみ
やはり今作も面白いのはアクションのみでストーリーや展開はB級でした。ただ頭打たれても死なないのなら何でもありになってしまうので豪快なアクションシーンも〈どうせ死ぬことは無いから〉と思うと結構シラけてしまいました。ガイリッチーをはじめこの手のコミカルな演出がウケているようですが、ハマるときと蛇足になるときがあるのはこのシリーズでよく分かりましたね。
それにしても未だになぜこの主人公なのかが理解出来ません。もう少しメガネの似合う俳優はいなかったのてしょうか。
ストーリーが急すぎる
いきなり襲われていきなり1作目のメインキャラが死んでとよくわからないスタート
人間をミキサーで殺すシーンはさすがに気分が悪くなった
まあキングスマンシリーズは残虐な殺し方が多いのである程度は仕方の無いことだが 敵味方の倫理観がぶっ飛んでて見るのに辛くなってきた
敵の目的が突き詰めれば自己顕示欲でしかないのがストーリー浅いなあと感じ
ノリで人が死ぬ、敵も味方も、監督はキャラクターに愛を持ってないのかな
スパイ失格
スパイ道具やギミックは前作以上。
グロテスクだがユーモアもある。
アクションとBGMがマッチ。
恋愛要素で主人公の行動理由が明確に。
ハリーとの絆がしっかりと描写。
ストーリーが前作よりスケールダウン。
前作の登場人物をあっさり退場。
敵のボスがしょぼい。
麻薬で口を割らせるのが単純過ぎて残念。
ハリーとゲイリーの絆は描写が丁寧で良かった。
それ以外の人物の扱いや話の展開は雑。
スパイ映画の皮を被った虐殺映画。
大変頑張っているのが伝わってくるけど
二作目は難しい。
一作目で出来上がった世界観を壊すことなく、また本作みたいに登場人物があちこちで死んでしまっていると、神龍でも居ない限り生き返ってはこないはずなんだけど、でも無理くりにでも出したくなるし、敵もより巧妙で強力で悪くなければいけないし。
なのでヒット作品で、且つ当初は考えていなかった二作目の企画というのは本当に難しいと思う。
前回キングスマンの面々の大半が死んでしまってから後の世界、ガラハッドの名を引き継いだエグジー、ランスロットの名を引き継いだロキシーはスパイの活動を続けていたものの、かつてエージェントの座を争い脱落したチャーリーが仲間を率いてエグジーを襲撃。
辛くも逃げ延びたエグジーだったがキングスマンのアジトやエージェントたちの潜伏先が全てハッキングされ、ひとつ残らずミサイル攻撃を受けてしまう。
たまたま恋人の両親と会っていたエグジー、事務方なので攻撃対象から外れたマーリンの二人だけが生き残り、キングスマンの本部も同僚のロキシーもミサイルの餌食となってしまう。
傷心のエグジーとマーリンは、マーリンが知る緊急招集場所で得た情報をもとにケンタッキーに向かうと、表向きはウィスキーの蒸留所となっているスパイ組織にたどり着く。
そこで、キングスマンを襲った可能性のある組織、ゴールデンサークルの存在を知ることになる。
なるほど、今回はアメリカが舞台なのね。ということで腕利きエージェントさん達もアメリカン全開。ガンアクションやナイフ、いかにもな投げ縄なんかも完全ウェスタンスタイル。ここでアクションに幅を持たせてきたわけね、なかなか面白い。
今回の敵役の麻薬組織もなかなかいい所を突いてくる。絶妙に国家が困りそうな取引条件を仕掛けてくるが、国家もギリギリと言うより倫理的にはガッツリアウトな返しを考えてくるが、ここもまた必ずしも酷いと言い切れないラインで、これは確かに判断が分かれることは理解できなくはない。
アクションは相変わらずキレキレでワクワクしつつも、楽しく観ていられる安定のキングスマン品質。今回はさほど、これは凄いなぁというガジェットは出てこなかったけど、戦闘シーンでは意外な人の大活躍でお腹痛かった。犬も攻撃できません!多分あの方が今回のMVP。
その他の配役もお見事。いつメンはもちろんのこと、最近反体制組織を仕切っている姿しか見てないジュリアン・ムーア、アクションちょっと見たかったなーハル・ベリー、陽気なアメリカ親父を地でいくジェフ・ブリッジス、君はいつも雑に扱われる筋肉バカポジションを不動のものにしているチャニング・テイタムなどなど豪華キャスト。
打てる手は全部打った感じの続編で、満足度は高し。だけど一作目を超えることはないのは二作目の性なので仕方なし。それでも随分頑張って楽しませてくれたので、キングスマンのファンとしては十分満足できたのではないでしょうか。
#はじまりの終わり
先にNo.3を観てしまったので
No.1の続きを観ることに
驚きの連続だった
ハリーが生きていたり
キングスマンの建物は壊れたり
仲間も殺されたりで脳内がパニック
No.1と繋がっているのですぐに回復したけど
アメリカのケンタッキーが舞台
ドラッグをやってる人が炙り出されたり
今回はドラッグがテーマのようです
製薬会社が巻き起こす騒動
ハリーも一緒なので
…そこはおもしろい。
たくさんのネタが盛り込まれている
エルトンジョンもその一環
ウイスキーの種類もイロイロあるんですね
北海道の余市工場を思わせる
紳士服とお酒ウイスキーが
合いますね
今回マーリンが死んでしまって悲しい💦
はじまりがあれば終わりもある
ということで…
ハリーはエージェントウイスキーに参入
することになる
アクション続きで疲れましたが…
今回はコメディさが強めな感じでした
No.4はどうなるのでしょう
この先のお楽しみ。
次にも期待?!
キングスマンシリーズ第二作「キングスマン・ゴールデンサークル」をCSで。
昨年、未見だったシリーズ第一作をCSで観て、007のパロディとアクションのハチャメチャぶりが嬉しかったり驚いたりしたが、第二作もテイストはそのままだ。
前作からの継続で、スウェーデンの王女と関係が続いていたり、コリン・ファースの復活があったり、繋がりがあるのも嬉しい。
ジュリアン・ムーアの変態ぶりも仲々で、隠れ家があのカラフルなダイナーで、エルトン・ジョン(怪演!)を誘拐して歌わせていたり、ドジった手下をミンチにしたりとやり放題。
ラストでステイツマンの事務方から現場に移るハル・ベリーは次作への布石か?次もあるんだろうなぁ。
マシュー・ボーンの「アーガイル」の予告編を見たが、これも期待出来そうだ。
紳士とアメリカン
今作もキャラクターがキャッチーでとてもわかりやすいエンタメ作品に仕上がっていた。
特にカンボジアとアメリカンな本拠地は面白く、コンセプトアートが見たくなった。
またカウボーイのアクションも最高にクールだし、雪山の拠点もSFチックで良かったですね。
〇〇マンというとアメコミヒーローを彷彿とさせるが、あくまで職業にくくられているのでそこが「わかりやすさ」とキャッチーさに紐づいているように思う。
グロい部分もあっさり感になっているので、キモいと感じない。血が出ない、吹き出ないからこそのあっさりかん。そうした意味でもコミカルでいい雰囲気づくりだと思った。
痛快さに効くスパイス
現状という枠において、一体何が最悪の出来事なのか?
ありがちな彼女とのすれ違い、仲間の死、それとも裏切り…
考えられるすべてを注ぎ込んだようなプロットは紛れもなく視聴者を動揺させるが、当然最高の形で解決もする。
しかし全てではなく、キングスマンの中にも耐え難き悲しみが残るシーンはあるのだ。
このスパイスが、痛快さを際立たせている。
このシーズン2はUKからUSAに飛び、更にイタリアへ。
シリアスとお馬鹿な演出が見るものを飽きさせない。
さらに、麻薬に仕込んだ毒物と解毒剤は、昨今の流行病とチクワと同じ構造で、それを盾に政府を脅す手法は、かつてなんとかさんがそれを成し遂げた中央銀行システムと同じだ。
これはまさに現代社会への風刺画だ。
映画の、キングスマンと敵とのバランスで必要だったのか、仲間が地雷で死ぬという若干もたつくあの設定だけはいささか理解できないところだった。
痛快さが際立つあとに謎の男の登場で幕が閉じるが、これは完全に次作も乞うご期待ということだろう。
面白かった。
スパイ映画ではない
アクションシーンが多いけどCGが多すぎて疲れます。
いろんな機器を駆使して、さすがスパイ!と思わせるシーンがない。悪役がコミカルで規模が大きいのか小さいのかわからない。ステイツマンはケンタッキー州だからといってみんなカーボーイ風なのは設定微妙。
やはり前作は超えられなかった
予想通り、前作を超えられなかったね。非常にユニークで紳士なスパイアクションは変わりないが、前作で出し切った感がある。世界を動かしているとされるコードネーム達の存在も明らかになってないし、アーサー含め円卓の騎士達はあっさり死んじゃうし、全てが中途半端ですな。つーか、ミサイル位迎撃しろよ。1番萎えたのが、展開が一作目から読めたハリーの復活でしょう。
楽しい、でも物足りない。
前作に続いて、面白い作品である。
がしかし、前作と比較してしまうと、蛇足感が強い。
「そこ拾ってきたんだ。」的な前作からの引用はファンとして喜ばしいけれど、逆にモヤモヤも増えてしまった。
定評のアクションシーンも、怒涛の終盤までは、思ったほど印象に残らなかった。
まだ、ファーストエージェントが残ってるけど、果たしてみたものか…
ハイ、最高点
アクションエンタメ系のシリーズ物は段々大げさに破綻していきますが、これは元々破綻しているところが最大の魅力なので大歓迎です。
支離滅裂なアクションシーンも泥臭いタラちゃんと違って妙にジェントルマンタッチで、今回は英国紳士とアメリカンヤンキーが対極的に登場して爽快です。
史上最高の悪女でしたね。
エルトン選手は儲けもの。
カントリーロードで泣きそうになった。
キングスマンの続編。 スマートにどんちゃんアクションする感じが好き...
キングスマンの続編。
スマートにどんちゃんアクションする感じが好きです。
前作に続き、今作もおもしろい。
やっぱりハリーはカッコいいですね。
次作もあるのかなぁ。
全445件中、1~20件目を表示