ドリームのレビュー・感想・評価
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日本では作れないテーマと、その描き方
原題は「Hidden Figures」隠された人達。もっと深刻な題だ。たった55年前なのに、アメリカ社会はこんなに差別的だったのか…。 戦前じゃないよ、戦後のこと。でも、現実の差別社会の中で、自分たちの花を最大限に咲かせる彼女たちは素晴らしい。貫禄の出てきたケビン·コスナーはカッコイイけど、アメリカ的パフォーマンスが散りばめられている。(アメリカ映画としては必要なんだろうね…。)
アメリカンドリームの良作!!
遅ればせながら拝見。
昨今の全世界を変に意識して制作しているハリウッド作品とは違う、地に足がしっかり着いた王道アメリカ映画だったので逆に新鮮だった。
しかも分かりやすい内容。
差別のある1960年代。NASAにて働く実在した3人の黒人女性の物語。
黒人だから臨時採用、トイレ行くにも黒人トイレは一旦外に出て行かないと行けない遠い距離、昇進試験も受けられずクリアには差別社会が邪魔をする等、不遇時代の逆境ばかり。
それにもめげずに彼女らの才能や努力によって色々な物を勝ち取る姿は異性から観てもカッコいいし、共感を覚える。
差別も大して無くなり不自由な事があまり無くなった現代人(特に女性)には、また更なる高み望みに向かい背中を押してくれる様な作品だと思う。
(まだまだ才能ある女性は現代でも埋もれている。)
ホント、アメリカンドリームの映画は心を豊かにしてくれる。
出てくるクラシックカーや音楽もカッコいい。
出尽くした感があったのにまだあったとは感服致しました。
アカデミー賞ノミネートのみだったのが勿体ないくらい。
オススメします。
理不尽と向き合う毎日
まだ人種差別、性差別が当たり前の社会の中で並外れた能力を持つ黒人女性達が差別に負けず頑張る話。
白人っていうだけで偉そうにしてる奴らにイライラMAX。
メアリーが白人しか入れない学校に何故入りたいのかを語るシーンが好き。前例が無いなら私が初になるの。
夢というのは貪欲に必要なものを手に入れる度胸と真っ直ぐな思いが有ってこそ叶うものなんだと改めて思う。
トイレが遠いって嫌だなぁ。
"人類共通の夢" のその後
"人類共通の夢"、未知の領域に飛翔するためには不要なゴミーーーこの映画では差別意識や偏見、優劣を導くだけの知性ーーーを捨て、互いの豊かさに気づきサポートしあうチームワークを実現することで、不可能は次々と可能になる。アメリカという国の正義感、楽観性、理想など美点に溢れた、素晴らしい映画。ただ、あの時代、地球は今よりもっと青く若々しくみずみずしく美しかっただろう。この数十年で、人類共通の夢は、軸を失った。"人類共通の夢"は、自然と調和する道以外にない。
感動の涙を、こらえきれない
全国公開から遅れること2か月。やっと地元で公開。
人種差別・女性は補助。それをものともせず前を向って進んでいく3人が、とても勇ましく誇らしげです。
数学的なことは全然わからないけど、某社のコンピューターと人間の計算。コンピューターが正しいとは限らないんだなー。
ケビン演じる部長が差別用語に斧を入れるところや。
黒人用部署から計算係みんなが乗り込んでいく所。
そしてあたたかな新しい家庭。泣くなというのが無理でした。
大抵の実話物って、知識がないものが多いのですが。
「あの、ジョン・グレンさんか!」と分かってリアルさを感じました。
エンディングの「あの人は今」的説明もいたく感動しました。
痛快なストーリーでした。泣いて気持ちよくなりました。
宇宙を知らない人でも知るべき事実
実話を映画化するほどのものだから、とてつもなくいいストーリーに仕上がっていることは分かっている。
あとは、どのくらい共感できるかが見所だった。
似ているような仕事をしているので、自分の仕事と照らし合わせて見てしまったが、何事も成功する先駆者はこのように讃えられるが、その影には苦労話が必ずある。
人種差別を上司や同僚とともに乗り越え、実力を認めさせて上にのし上がって行く主人公の前向きな姿勢にはとても感動した。
宇宙開発のことも、人種差別のこともよく学ぶことのできるえいがだから、ぜひ見て欲しい。
ドリーム。邦題もストレートに久々にいい邦題だと思った。
アポロ計画とかアホな邦題を変更してくれてありがとう。
戦う人に向けた映画
邦題がダサいのが残念。
黒人で女性という当時のアメリカでは不利な条件にもかかわらず、今の自分が持てる力で戦う姿は同じ働く女性として共感できました。
いや、共感じゃないな。奮起かな。
無い物ねだりしてる自分に渇を入れられました。無いものを嘆くのではなく、今ある自分の武器を最大限に使って戦う姿に腐ってる場合じゃないな、と。
描かれてるのがアメリカで、NASAで、天才と呼ばれる人たちで、黒人女性という自分とはかけ離れた存在の人たちの話だけど自分にはどうしようもない状況で頑張っている人や自分の不出来に悩んでる全ての人に向けた映画だと思いました。
キャサリンもメアリーもドロシーもチャーミングで素敵でした!
数学こそ世界の共通言語。数学こそ世界の扉を開ける鍵。
新聞で派手な広告を打ってたので、ストーリーに興味を持った。史実に基づく映画だそうで、今のアメリカと世界が必要とした映画なんだろう。
社会派的な感じはあまりせず、それよりも一つの目標に向かって、それを達成していく、正に夢を追っかけみんなでやり遂げた爽快感の方が前面に出ていて清々しい感じをより受けました。
1960年代のアメリカの方が、右肩上がりの夢があって、いわゆるアメリカン・ドリームもまだまだ通用した時で、確かに人種差別政策は州によってはとてもひどかったけど、時代のダイナミズムがよく描けていました。
映画とは関係ないけど、広島八丁座の上演は満席でした。私は最前列の一番端で見ました。良質な映画を選び、それを上演すると他ではやってないので、人が集まり、ロングランにも関わらず満席となる。商売上手だなと思いました。
演者すべて良し
やっと地元で上映。
こんないい映画なんでもっとたくさんの映画館で上映してくれないのか?
タラジ、オクタヴィア、ジャベール女性3人も良かったがケビン・コスナーも良かった。
人種差別も性差別もある中、自分の持っているチカラに揺るぎない自信をもって突き進んでく女性達が素晴らしい。
ほんの少し前までの、異常な日常
差別が差別でない時代
期待しすぎた…かな?
時代背景を知るには良い映画。黒人への差別(当時は区別?)が自然に行われており、それが悪とされていない時代。白人は自分の偏見に気付いていないし、黒人も一枚岩ではない時代。主人公達は天才かもしれないが、それ以上に自分達の居場所を見出そうとする努力家であり、その信念が実を結んだのだろう。
カタルシスをあまり感じなかった。もっとスカッとする感じで見返すのかと思っていたが…(差別は依然残っており、むしろ事実に近いのかもしれないけど)あと私には情緒的すぎた。そこが良い、という方がほとんどだろうけれど、もっとロジカルな物を想像していたから。
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