三度目の殺人のレビュー・感想・評価
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正直よく分からない
三度目の殺人観るたび映画に引き込まれました。
観る人を映画の中に引き込んでしまう。
初めて観た時は、頭の中にクエスチョンがいっぱい飛び交っていました、3回目位でだいぶ??が消えて裁判の裏側が見えて来ました、三度目の意味も理解出来て納得のいく奥の深い映画だと思いました。
このキャストじゃなかったら単館系なマニア向け作品
そして、弁護士になる
さらには父にもなるのだろう。
そんな印象の映画だった。
先ずは平たんで静か、正直言って寝た。
流れも容易に想像でき、良く言えば安定感がある。
逆に言えば見どころに乏しく、
ストーリー自体の面白みには欠ける。
では、演技に見どころがあるのかといえば、
役所広司はともかく福山にはそれほどない。
斉藤由貴は何というか・・・ナイスタイミング・・・・・。
広瀬すずは最近こんな役柄が多いような・・・・・。
ピュアなものを汚したくなるおっさん趣味?
特にネガティブなものは感じなかった。
と言って、特にポジティブなものもなかった。
マンネリ感は禁じ得ない。
何てもんを作ってくれるんだ…
ワンシーンワンシーンの尺が長くて長くて、あまりに退屈で、「これでオチに驚けなかったらクソ映画認定してこきおろしてやる…」とまで思っていたのに、なんじゃこのオチは!というか、オチはあったのか!?
この映画に一体どんな評価を下せばいいのか。見てる途中はずっと退屈だった。本当につらかった。尺が長いのはもちろん、いちいち登場人物の掛け合いが芝居っぽく、会話がたるんでいる。そして何よりそのせいで、主役である福山雅治、役所広司、広瀬すずの心情がほとんど見えず、没頭することもできなかった。
事件の真相も早々に見えたかと思いきや、次々と新情報だかかく乱だか余分な情報だかわからないものが出てきてしまって、もう何が何だか。意味深だけど雰囲気だけのようにも見えるカットも多いし。映画好きほどだまされるって、この映画につけてあげればいいと思うよ。
そう、だまされてるんじゃないかと思う。上に挙げた「つまらない」と思わせる要素もすべて計算づくで配置された重要な要素なんじゃないのか?
たとえば、オチですべてが明らかにならない。たぶん下に書くようなことが真相なのだと思うのだけど、自信を持ってこれが答えだということはできない。答えを明示せずに観た人に色々想像させるのが是枝監督の狙いなのだとしたら、主役3人の感情は極力出さない方がいいのだ。だからひとつひとつゆっくり丁寧に会話させるし、意味深なカットも入れる。彼らが本当のことを話しているのかさえわからないようにけむに巻く。そうでもなければ退屈なシーンの連続に納得できない。
相棒シリーズや宮部みゆきの小説のような複雑に入り組んだ事件ではないのだ、きっと。しかし、抑えつつも少しずつ登場人間の感情を観客に読み取らせることで、単純であろう事件の後ろに巨大な影を想像させる…そんな印象を受けた。というか、こうであってほしい。途中までは本当につまらなかったので。
で、多分真相は「ダメですよ、私みたいな人殺しに期待しちゃ」というセリフから考えて、三隅は二度目の殺人をやっていた。動機は咲江のため。裁く対象は父と母。父は咲江と一緒になって殺し(そういうシーンがあったはず。重盛の想像かもしれないが)、母には法廷で「汚い金を作っていた」罪を告白させるのが目的で陥れる。
で、肝心のなぜ無実だと証言を翻したのかだけど…咲江に証言させないためってのはきついんじゃないか?そこまで頭が回る人間には見えないし…でも咲江の証言がトリガーになっていたのは間違いないし。ここだけがわからない。
そしてタイトルにもなっている「三度目の殺人」とは三隅自身を殺したことなんじゃないかな。多分、三隅は「産まれるべきでなかった人間」のみを殺してきて、自分のこともそう思っているのだと思う。だからこそ、人の役に立てて死ねるならうれしいと本音で語れたのではないだろうか。ラストのあのやりとりが本音だったと思いたい。
淡々としすぎてる
スッキリはしない。見応えある重厚感。
考えさせられたけれど…?
話す相手がそうだと思いたい犯人像に変わる男
話す相手によってコロコロと言うことが変わる容疑者と、それに関わるベテラン弁護士たちをめぐる物語。そして最後に驚くべきことが分かる。
本作は、普通のミステリーや、社会派ミステリーのように一種の腑に落ちた気持ちの良い展開にはならない。謎は謎のまま、何が正しくて、誰が嘘をついているのか全くわからないまま、展開する。しかし、主人公はある結論に至る。こいつは、単なる器ではないのか。つまり、証言や態度がコロコロ変わるのは、話している相手が容疑者像として一番望む形を映し出しているだけで、容疑者の中には何もないのではないか、というもの。警官に対しては非道な犯人、週刊誌記者には実は犯人は別にいたというセンセーショナルな話を、正義感の強い若手弁護士には正論を気持ちよく吐ける分かりやすい怨恨殺人者を、同じ境遇でもある主人公には無実の容疑者に、コロコロ変わっているだけなのだ。要は、器というのは、相手が見たいものを受け止めるだけの存在、という意味だ。
自分も社会派ミステリーのように、過去に何があり、どういう原因でそうなったのか、という真実がどんでん返すことを期待して犯人像を作っていたが、それを逆手に取られ、お前がそう思いたいだけだろと、言われた気がした。奇々怪界な映画だが、非常にぞくっとするお話でもあった。
主人公と容疑者がガラス越しに重なって見えるのは、主人公が容疑者と自分を同一視しているから、いつのまにか容疑者の境遇と自分の境遇を重ねており、境界が曖昧になっていることを表す。最後に、器だと気付いてからは、その重なりが遠のくので、こいつは俺ではない、俺がそうであって欲しいと思っただけの虚像だと気づくシーンにもなる。
ルビンの壺
深みのある心理サスペンス
難しいと言うか…
問題提示てんこ盛り。
ストーリー的には、
先の展開が見え見えで、最後にやられた感を期待したけど、へ?終わり?
って感じでした。
ただ、どんだけ詰め込むの?
って問題提示山積み!
なのに答えなし?
作り手側の考えは?
理不尽に感じてる現代社会の問題点、
誰が観ても何かは引っ掛かるだろうくらい、範囲の広さ(笑)
最後の最後に、この作品は何を伝えたかったか考えて下さい的な
『ただの器?』の台詞
丸投げか?とも思ったのですが、
『死刑宣告を受けたのにもかかわらず、
その話しは素晴らしい、だの、
私は、人を傷つけてしまう人間、だの、
自分の行い、現状に向き合う事をしない』
こんなに深刻な問題ばかりの世の中を他人事、自分の中心になりがちの人への
「あなたはただの器ですか?」って投げかけなのか?
って思いました。
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