「J・T・リロイになれなかった二人」ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
J・T・リロイになれなかった二人
"ターミネーター"ジェレミア・リロイを名乗るローラ・アルバートのドキュメント映画「作家、本当のJ・T・リロイ」を公開時に鑑賞して以来、今度は自伝的映画をリロイに化けたサヴァンナ・クヌープの目線から描いた本作。
トム・ウェイツやガス・ヴァン・サントまで騙されていたって事実、そこに興味が湧いた訳でドキュメントを鑑賞後に「サラ、いつわりの祈り」も観ていないし、著作を読むこともなく、本作も映画館はスルーした位に興味心も薄らいだ今現在。
キュートでパンキッシュなLOOKが様になるクリステン・スチュワートはジョーン・ジェットを演じられる格好良さと、清々しい脱ぎっぷりは「オン・ザ・ロード」に引き続きな潔さ!?
本人が原作で脚本にも関わった割に描いているのは女優に恋をしてしまった物語が中心で、騙してしまった側と騙された側のハラハラ、ドキドキするような演出描写に物足りなさが残る。
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