ブラッド・ファーザーのレビュー・感想・評価
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俳優メルギブ完全復活!
メル
ブラッド・ファーザー
メル・ギブソンがギャングに追われる愛娘を守るため、
アウトロー時代の知識とテクニックを駆使して決死のサバイバルを繰り広げる元犯罪者の父を演じるサスペンス・アクション。
メル・ギブソン久しぶりの主演作です。
娘を年老いた男が体を張って助けるという展開は「LOGAN/ローガン」を思い出します。
ちょい役でしたがウィリアム・H・メイシーの出演は嬉しかった。
それ以外は地味な顔ぶれでしたけど。
トレーラーハウスが襲われるのは「リーサル・ウェポン2/炎の約束」で、
バイクで走行中に敵のバイク軍団に襲われ、
ジョンがショットガンを片手撃ちするのは「マッドマックス」。
ヒゲモジャだったジョンが後半にヒゲを剃り、
さっぱりとした顔になると、
全盛期のメル・ギブソンを彷彿とさせる顔になっていたのは嬉しい。
メル・ギブソンのファンに楽しめる一本だと思います。
意外だったのはこれがアメリカ映画でなく、
フランス映画だったこと。
なんだこれ
良かった。
メル・ギブソン荒野に完全復活!
1997年ハーレーダビッドソンソフテイル2インチローダウンを駆る
マッドマックスやリーサルウェポンを髣髴とさせるシーンも
バイカーにPEN1(白人ギャング)、メキシコギャングに刑務所を仕切る人たちなど悪そうな奴ばっかり。
サンタモニカに娘を迎えにいきニューメキシコの荒野で暴れる
モーテルの青年はキングコング 髑髏島の巨神にも出てた人
元気もらいました^_^
小綺麗な良品だが、”ハクソ―・リッジ”の前菜ということで。
超一流の映画人メル・ギブソンの"監督"としての代表作は、いずれも歴史的事実をリアルに描写する。アカデミー作品賞の「ブレイブ・ハート」(1995)や、キリストの受難と磔刑を映画化した「パッション」(2004)、そして今年のアカデミー賞(第89回)で、2部門を獲得した話題作「ハクソー・リッジ」(6月24日公開)もだ。
一方で"俳優"としては屈強なアクションを売りとする、やはり元祖「マッドマックス」(1979/1981/1985)である。本作は、そんなメル・ギブソンの、久々の"主演作品"。・・・本人は意識してはいないだろうが、実は"還暦記念"だったりする。
設定は単純明快。悪い奴らに狙われた実の娘を救うパパのヒーロー映画。"あるある"っぽいのは、つまり、リーアム・ニーソンの「96時間」シリーズ(2009/2013/2015)や、ブルース・ウィリスの「ダイ・ハード4.0」(2007)などを想起してしまうからだが、確信犯的なパロディセンスを持ち合わせているところが、チョイと違う。
先ずもって、主人公のダメダメっぷりは、メル・ギブソンの近年の私生活問題(DV、飲酒トラブル)かと思わせる自虐設定。元犯罪者で、アルコール依存症からのリハビリに取り組んでいる。そこに行方不明だった娘からの突然のヘルプコールである。娘の危なかっしさも、笑えたり・・・(ホントのプライベートは知るよしもない)。
これはリーアムとブルースの屈強さとは正反対の落ちぶれたパパで、それでも娘のために昔のツテに頼りながら、サバイバルしちゃう。
舞台設定がメキシコ国境近くの砂漠で、大型バイクに股がるメルの姿は、年老いた"マッドマックス"の復活劇だったりもする。まだまだ若造には負けないぞ!って感じで。
変にヒネってはいないし、娘を追う犯罪組織背景が、エンディングへの伏線になっていて、腑に落ちる。尺も90分くらいでちょうどいい。小綺麗なコンパクト良品。
この時期の公開って、やっぱり配給会社の「ハクソー・リッジ」の"前菜"なんだよね、たぶん。
(2017/6/7 /新宿武蔵野館/シネスコ/字幕:西村美須寿)
上映時間は短いけれど…
時代を刻んだ皺の格好よさ
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