劇場公開日 2017年12月16日

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「ホーコン7世が亡命時代熱心に読んでいた本」ヒトラーに屈しなかった国王 馬券師さんの映画レビュー(感想・評価)

ホーコン7世が亡命時代熱心に読んでいた本

2019年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

難しい

ホーコン7世は国民を愛し国民に愛された立派な君主だとは思うが、
ちょっと引っかかるのは亡命したという事実だ。
昭和天皇が亡命するだろうか。
あり得ない。
国民と運命を共にされるだろう。
昭和天皇は立憲君主なので
戦争には反対だったが政府の決めたことには従わざるを得ない。
にも拘らず戦争責任を一身に引き受けられた。
マッカーサーのもとに出向き、自分はどうなっても構わないから
国民を助けてくれと願い出たのである。
てっきり命乞いに来たと思っていたマッカーサーはこの言葉に感動する。
こんな君主がいるのかと。

さて、ホーコン7世が亡命時代熱心に読んでいた本。
何だと思いますか?
答えは「我が闘争」です。
この本で忘れられない一行があるという。
『自らの国を自らの手で守ろうとしない国民は、
世界の中で生存する価値を持たないのである』
今の日本人には耳の痛いお言葉ですね。

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馬券師