劇場公開日 2017年8月19日

「涙なしでは観られない」ギフト 僕がきみに残せるもの エディさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5涙なしでは観られない

2017年8月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原題は“Gleason”
ドキュメンタリーはあまり観ないけど、これは気になっていたので、公開後すぐに鑑賞。
ハリケーンカトリーナの襲来により、被災地となったニューオーリンズ。
地元NFLチームのセインツには復興後の本拠地初戦で、チームに勝利を引き寄せる伝説的なパントブロックを決めたスター選手スティーブ・グリーソンがいました。
そんなグリーソンは難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症。しかもそれとほぼ同時期に奥さんが妊娠。
生まれてくる我が子に向けてビデオメッセージを残すことにしたグリーソン。

家族、親、友人など、自分を取り巻く人々との付き合い方を考えさせられる作品です。
映画館でもすすり泣きが至る所から聞こえてきました。
ALSはアイスバケツチャレンジやあらゆるドラマなどで認知度は高まりましたが、このアイスバケツもグリーソンの活動により広がっていったようですね。

ただ、この映画を観て、気をつけましょうというのではなくて、ALSに限らず自分や周りの人が病気になった時にどのように付き合っていくかを考えることが大事だと思います。

何よりも印象的だったのはグリーソン自身かなり辛いはずなのに、いつも利他的で奥さんや子どものことを気遣ってるんですよね。
お互いが認め合い、理解し合う仲。この2人の強固な繋がりに感動しました!
グリーソンと父親の対峙も涙が堪えられませんでした。心の底からオススメできる映画です。

エディ