「大都会の1ドル銀貨♥は地雷を踏んだ」オーシャンズ8 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
大都会の1ドル銀貨♥は地雷を踏んだ
エイトと言いながらセブンと言う事で結末が分かっちまった。つまり、他の犯罪にはアリバイが無い訳で、彼女は推定有罪になるはずだ。
そもそも、この映画に登場する美術品は盗んでも1ドルにもならない。だって全て小道具でしょ。この映画を鑑賞している鑑賞者が騙されている。で。
そんなのは当たり前なんだけど、真面目に考えると、物の価値なんてそんなもの。
装飾品の価値なんてそんなもの。経済を学び直せばすぐ分かることだが、最低でも金本位制から『金』だけが価値がある物。その『金』だって、どうなることやら。スタグフレーションが舞い降りれば、こんな『カルチャー(文化だよー)』なんてぶっ飛ぶ。ただの石ころ。絶対に捕まらないのなら、真面目に地道に『スリ』でもやっていた方が良いと思うし、ニューヨークに住まないで、発展途上国に住むでしょう。つまり『ワタシワタシ詐欺』なのである。本当の犯罪者はこんなカルチャー(文化だよー)をぶっ壊しにかからない。一番弱い者(おじいちゃんおばあちゃん♥)を狙って来る。まぁ、騙されたつもりで見るのは一向に構わないと思うが。
これを見てELEGANTとかSMARTは無かろう。
『ワタシワタシ詐欺』をELEGANTとか
SMART(和訳すると頭が良い)とは言わないでしょ。
そもそも、美術館に展示されている物は結構イミテーションが多いって知ってます?
追記
途中『ララのテーマ』が流れる。このインストルメンタルを演奏しているのが『ジェームス・ラスト』さんである。日本では『マミー・ブルー』って曲で少しばかり流行った。でも、母国ドイツでは多分知らない人はいない。はずだ。僕はこの方のCDを断捨離で捨てられなかった。
この音楽の為だけで評価する。