「女子窃盗団」オーシャンズ8 movie mammaさんの映画レビュー(感想・評価)
女子窃盗団
美女だから画面は楽しいが、
窃盗に贋作に薬品混入に、やってること恐ろしい。
ただね、アクリルケースの機械の中で仮にジルコニアはできても、石留の金具部分はできないでしょうよ。
ネックレスはマグネットがないと外せない設定だったのに、走ったら落ちて池ポチャは無理がある。
刑務所で5年考えてこれかー。
ハリウッドで先輩にあたるサンドラブロックやケイトブランシェットが、アジア系やインド系やアフリカ系にも光が当たるようにしているの、役は窃盗犯だが大御所なんだなぁと。
そして、摂食障害経験や膨大アンチに悩まされた過去さえもネタにしてしまうアンハサウェイ、大物。
綺麗も可愛いもお馬鹿もお色気も賢いも全部できる。
ほぼ全ての役を見てきたと思う。
初期からプリティプリンセスなど作品内での人物変化には長けている女優さんで、優等生うさぎ良い子ちゃんをとっくに脱してからどれだけ役が増えても、どこかに素の繊細や根性や真面目が出ていたと思う。
横柄傲慢役は初めて見たかも。
これが魔女がいっぱいに繋がったんだなぁと着々と重ねていく芸歴がすごいし、結婚して母になっても仕事も女性らしさも全部取りするロールモデルポジションにいるから、鼻について叩かれるのもわからなくもないが、醸し出す雰囲気が正統派だからベストポジションだと思う。
日本でだと石原さとみ的な立ち位置なのか?
アンハサウェイが、わざと騙されてみていたと8人目に加わりにくるシーンだけ、何度も何度も見たくなる。
リアーナを無駄遣いしないで!と思っていたら最後に真っ赤にドレスアップして最強のウエストを見せてくれるし、サンドラブロックはデンジャラスビューティーの頃はアンハサウェイと被る要素も少しあったものの顔立ち的にもっと強め不器用片思い女性像が得意。ドイツ語シーンが見ていて楽しい。
ケイトブランシェットはルーとしての活躍よりも、サンドラブロック扮するオーシャンの理解者として、話を聞き笑いかけるシーンが1番印象的だった。
オーシャンズのジョージクルーニーの妹設定のサンドラブロック。どんな兄妹?!
保険金調査の人には疑いが男に向くようにして、結果的にカルティエには保険金が支払われておしまい?!
貴重な宝飾品トゥールズが食洗シンクにぼちゃんし、まさか皿洗いスタッフのお手洗いのおむつシートでバラされるなど数奇な運命すぎる。
皿洗い用のお手洗いにおむつシートなんて不要だから絶対付いてないだろ!
色々おかしいが中弛みがないので、美女達をサラッと楽しんで見終わってしまう軽めの作品。