「アン・ハサウエイにリアーナが魅力的で、原案及び脚本がお洒落で楽しめた」オーシャンズ8 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
アン・ハサウエイにリアーナが魅力的で、原案及び脚本がお洒落で楽しめた
ゲイリー・ロス 原案・脚本・監督による2018年製作(110分)のアメリカ映画
原題:Ocean's Eight、配給:ワーナー・ブラザース映画。
なかなか手の込んだストーリーで、とても面白かった。特に、終盤に大女優ダフネ・クルーガー(アン・ハサウエイ)も、泥棒仲間に加わる展開がかなりユニーク。その理由も、お金でなくて一緒に何かしたかったと言うところが、少々ぶっ飛んだ設定で、ハサウエイに良く似合ってもいてお見事。加えて、犯行がメトロポリタン美術館の世界最大ファッション祭典メットガラの当日というのも、good idea。
シンガーソングライターのリアーナ(2023年、NFLスーパーボウルのハーフタイム・ショーに出演)演ずる凄腕ハッカーの設定も良かった。セキュリティ担当者のリスト一覧からターゲティングし、FACEBOOK で好みを調べて、fishing メールで侵入する描写が鮮やか。普段の衣装と最後のメトロポリタン美術館内でのめかし込んだ衣装(ザック・ポーゼン制作のドレス)ギャップにも萌え、ファンになってしまった。彼女の曲が流れたら、尚良かったのだが。
ということで、ゲイリー・ロス による原案、更にオリビア・ミルチも加わった脚本が素晴らしかった。俳優は大きく変わったが、豪華出演陣と共にオーシャンズのお洒落な物語の伝統をうまく引き継いでいる思った。
監督ゲイリー・ロス、製作スティーブン・ソダーバーグ、 スーザン・イーキンス、製作総指揮マイケル・タドロス、 ダイアナ・アルバレス 、ジェシー・アーマン、 ブルース・バーマン、キャラクター創造ジョージ・クレイトン・ジョンソン 、ジャック・ゴールデン・ラッセル、原案ゲイリー・ロス、脚本ゲイリー・ロス 、オリビア・ミルチ、撮影アイジル・ブリルド、美術アレックス・ディジェルランド、衣装サラ・エドワーズ、編集ジュリエット・ウェルフラン、音楽ダニエル・ペンバートン、音楽監修ゲイブ・ヒルファー デボー・イェーツ。
出演
サンドラ・ブロックデビー・オーシャン、ケイト・ブランシェットルー、アン・ハサウェイダフネ・クルーガー、ミンディ・カリングアミータ、オークワフィナコンスタンス、サラ・ポールソンタミー、リアーナナインボール、ヘレナ・ボナム・カーターローズ・ワイル、ジェームズ・コーデンジョン・フレイジャー、リチャード・アーミテージクロード・ベッカー、エリオット・グールドルーベン、シャオボー・クィンイエン、ダコタ・ファニング。