「オーシャンズ7ではなく8な理由…ニクい!」オーシャンズ8 にゃこはちこさんの映画レビュー(感想・評価)
オーシャンズ7ではなく8な理由…ニクい!
普段あまり男だから女だから〜みたいなこと考えないようにしてるし、来世は性別のないものに生まれ変わりたいと常々思ってる私が、この映画観てる時は女に生まれて良かったー!!!ヒャッホー!!!っていやおうなしにテンション爆上げ映画でした。
好きなシーンいっぱいあるけど1番わかりやすいのが、宝石鑑定士のアミータの姿だと思う。インドで仕事してた時は、きちんと鑑定した結果を伝えてるのにお客に「それだから妹は結婚してるのにあんたは独身なんだ」みたいに古い価値観でもの言われて、でもそこからデビー達に加わって自分の技術でチームに貢献して、自分の生活を手に入れてる。
平成も終わるし、こうでなくっちゃなぁと思います。世界なんてどんどん変わればいい。
この映画の好きなところって、所謂「女を武器に」じゃなくて、それぞれ宝石鑑定、ハッキング、デザイナー、人脈、情報収集とか、それぞれの能力を存分に活かしてるし、お互いその都度さらっと「あんた天才?」みたいに認め合えてるところ。
肌の色も年齢もバラバラだけど、そういう女性達が、自分のために自分の力で自分の計画を遂行してるからこそ、最後それぞれらしくドレスアップしてる姿も、地下鉄に乗って私達の日常に紛れ込んでるような姿も、全部超絶クールで痺れた。
後は頭の悪い感想なんですが、ケイト様やばいって意味がわかりました…
前半ってデビルーが計画立案という名のデートしてるんですよね?私にはそう見えたんですけどね??シャボン玉とかご飯食べさせるとか何なのかな???
百合とかそういうんで片付けられない関係性…ルー様のお召し物も仕草も言葉遣いも圧倒的ド性癖だったことを告白します…
本当に何も考えず楽しめて、みんな好きな色を纏ってガンガンお化粧して目抜き通りを歩こうな〜!って元気も出るし、女性の描き方や社会の中での捉えられ方も一考の余地あり。
ダフネの生き様や、計画自体パパラッチを逆手に取っちゃうような所も最高。デビーの計画の裏の目的も深い…
最後に来て オーシャンズ8ってタイトルの意味がわかるのがそう来たか〜!って感じで最高でした。7じゃなくて8じゃなきゃいけない。