「期待外れ。「女性だけでやる」と言う企画を思いついて力尽きたか?」オーシャンズ8 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
期待外れ。「女性だけでやる」と言う企画を思いついて力尽きたか?
ジョージ・クルーニーほか、ブラッド・ピット、マット・デイモンらの出演で人気を博した『オーシャンズ』シリーズの新作。こんどは、ダニーー・オーシャンの妹が、女性だけで“仕事”を行う。
うーん、期待外れ。ダニーの妹と言う設定が思いついたのは良いですが、それで終わっちゃった感じがしますね。設定が活かし切れていません。って言うか、“女性だけでやる”と言う事にこだわり過ぎて、物語に深みが無くなり、『オーシャンズ』シリーズにあった、痛快さが無くなってしまっています。
まぁ、1億5000万ドルの宝石は良いですよ。でもね、それをやっつけるための仲間が、その場で集めた連中?一部は、昔から知っている仲間かもしれませんが、それにしても、今回初参加のメンバーが多すぎ。『オーシャンズ』シリーズは、そんなんじゃ無かったはずだけどな。って言うか、刑務所に居たり、隠居していたりする仲間を集めるところも、『オーシャンズ』シリーズの醍醐味だったと思うんですが、それが半減。
あと、盗み出す方法ですかねぇ。緻密な機会仕掛けの如く、1mmの誤差も無いメンバーの動きの見られたはずの『オーシャンズ』シリーズの“仕事”のシーンですが、それも、雑。なんだかなぁ。本当、「あっ!ダニーの妹がいた事にして、それを主人公にしよう」と思ったところで、力が尽きてしまったのでしょうか?
本編、ジョージ・クルーニーの出てくる『オーシャンズ』シリーズに期待です。
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