「忖度まみれなのに意外と楽しい、お子様でも安心なサメ映画」MEG ザ・モンスター よねさんの映画レビュー(感想・評価)
忖度まみれなのに意外と楽しい、お子様でも安心なサメ映画
マリアナ海溝を超える深海が発見され、探査チームが深海探査艇で調査に向かうが、海底で調査を開始したところで通信が途絶えてしまう。探査艇の酸素は18時間しか持たないことを知った海洋研究所のクルーはレスキューダイバーのジョナスに救助を要請、ジョナスは小型探査艇で救助に向かうがそこには体長20メートルを超えるサメ、太古の昔に絶滅したはずのメガロドンがいた。
いかにも最近のB級映画らしく対中忖度が効きまくっていて、海洋科学者役のリー・ビンビンが超キュート。人間はほぼおどり食い状態で小学生でも安心して鑑賞いただける演出となるとつまらなくなりそうですがこれが結構なレベルで痛快。ジェイソン・ステイサムが映えるのか不安でしたが、よく考えたら彼は元飛び込みの選手だったわけで海洋アクションはむしろお手の物。水を得た魚のような熱演で番場蛮ばりに大活躍、新たな代表作になったと言えます。今回4Dxで鑑賞しましたが、舞台はほとんど海の上なのでグラグラ揺れるグラインドシートは臨場感抜群、4Dxでなければ表現できない演出もあるので他の上映フォーマットだと物足りないかも。ちなみに劇中歌の『ミッキー』のタイ語カバーが結構キュートで病みつきになります。
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