「子供の成長とホラーを両立させた上質の映画」IT イット “それ”が見えたら、終わり。 サケビオースさんの映画レビュー(感想・評価)
子供の成長とホラーを両立させた上質の映画
面白かった〜。
なんとなく『スタンドバイミー』に雰囲気が似てるなぁ〜、と思っていたら、スティーブキング原作なのね。
《ホラーとして》
ビックリ箱的な怖さだけではなく、ゾクゾクとくる恐怖があって、ホラーとしての出来が良い。また、グロやスプラッタにも寄せていないあたりが、かなり好感。
《子供の成長として》
ルーザーズ・クラブのメンバーは、皆色々なコンプレックス(兄弟、親の抑圧、親の死、病気、弱虫、潔癖など)を抱えているが、ITに立ち向かうのと平行して、そのコンプレックスとも向き合い、成長していく様が描かれている。また、ITとの対立の中で、友情も深めていく。子供の成長譚として、素晴らしい出来だと思う。
《紅一点》
ベバリー役のソフィア・リリスがかわいい💕
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