「本能」ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣 ヨコヨコさんの映画レビュー(感想・評価)
本能
観ました。
何というダンス、何という才能、何という努力、何という美しさ。言葉の要らない言語。
踊る事が本能、そんな人種が確かに存在する。
その人生は痛ましくて、哀れで、愛おしい。
「今は普通の人生が欲しい」
そうして一息ついて、彼はまた踊り出す。己の血肉としてきたダンスからは永遠に逃れられないと悟ったとき、彼はどんな踊りを踊るのだろう。
真に楽しみなのはこれから。そんな余韻を残す作品だった。
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