パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たちのレビュー・感想・評価
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オペラ座の練習風景。 フランス人の頑固ではあるが、それでいて寛容な...
オペラ座の練習風景。
フランス人の頑固ではあるが、それでいて寛容な所がよく分かる。
日本の歌舞伎の様に女性を舞台から外して、女形と言う役割を作って、芸を確立する。言わば閉ざされた世界での芸とは違って、何でも外から受け入れる態度が素晴らしく感動的。勿論、歌舞伎も歌舞伎としての芸は楽しめる。
フランスのオペラ座は世界一古いバレエ劇場かもきれないが、長い間低迷していた。この映画は2016年で今から7年前になるが、2015年にスト決行があったり、パリ同時多発テロがちょうどあった時期だ。更に、パンデミックがあったので、この頃の努力は報われなかったかもしれないが、NETで調べた限りでは上向きつつあるようだ。
さて、バレエはロンドン、パリ、サンクトペテルブルクが上げられるが、サンクトペテルブルクが大きくリードしていると思う。だから、この映画でも語られる。
日本人でもパリなら成功出来ると言ったら怒られるかなぁ。男女共に小さいかもしれないが、器械体操の水準が高い事を考えると、バレエは日本人に最適なスポーツだと思う。、
繋がりが見えない…
いつの映像かわからんし、意図も読めないので、何かを物語るつもりがあるんかさっぱり。
アニエスルテステュがエトワールだった時代の練習風景からいきなりマリインスキーで客演するマチューガニオのパートになり、なぜかマリインスキーのプリンシパルであるウリヤーナロパートキナの練習風景となる。
その後またアニエスのリハやって、ラバヤデールでヌレエフに主役に抜擢された話になって、ついにはアニエスがラバヤデールを若いダンサーに教えておしまいという流れです。
教えられてる若いダンサーはアマンデーヌなんとかさんとオニールハナさんでした。
せめて何年の出来事を見せてるんかくらいの説明は欲しかった。
お金出さんと見られないのでまあ、ええけど。
・・・・・・。
どんな映画にでもいいところはあると思うし、仮にストーリーが凡庸だったり自分の嗜好と合わなかったりということはあっても、「時間の無駄」だとか「金返せ」などと考えたことは一度もなかった。このサイトでも2点未満をつけたことはないし、寧ろ「2点未満の点数をつける映画って、どんな映画だろう?」くらいに思っていた。だって、仮に自分の好みじゃないだけで、そこまで酷い映画ってそうそうあるとは思えない。
でもこの映画は失敗だった。本気で時間を無駄にした、と思ってしまったし、チケット代をもったいないと思ってしまった。それほど、この映画は失敗だった。
ドキュメンタリー映画とされているけど、これはほとんど「資料映像」のレベル。歴代のエトワールたちの練習風景を撮影したアーカイブ映像をつなげただけで、なんの趣旨も意義も持たないもの。誰に向けての映画だったのだろう?映画の原題が「Backstage」と知った時点でそこまで見抜くべきだった。
この映画を作った人のことは責めない。こういう映画が存在することを否定したくはないからだ。でもこの映画に「パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち」なんて大層な邦題をつけてそれらしいポスターと予告編を作って日本で公開しようとした配給会社の気が知れない。よっぽど安い金額で買い付けることが出来て、バレエ好きの日本人受けするような宣伝をすれば儲けが出ると思われたのでしょうか。そして私は完全にエサに釣られてしまった。映画を観る前に、もっときちんと作品に着いて下調べをしておけばよかったと真剣に反省。これほど早く終われと願った映画は初めてだった。この映画を観るために休日を使ったと思うことすら悲しい気分だ。
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