新感染 ファイナル・エクスプレスのレビュー・感想・評価
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娯楽の教科書
一部の隙もなく本当によくできている。“面白い”よりも“よくできている”と思ってしまうのは、そのまま映画の授業の教科書にできるくらい、フリやオチがちゃんとしているから。逆に言うと巧みにしつらえた予定調和であり「どの順番で誰が犠牲になるのか」みたいなことは理屈で考えると先読みはできてしまう。その点では、良くも悪くも予想の範囲内から飛び出さない作品ではあると思う。
不満に思ってしまうのは、キャラクターの配置がいささか作為的なことで、例えば老婆の姉妹なんて車輌の扉を開ける役割以上の存在とは言いがたい。一方、高校生カップルを一緒に死なせてあげたのは、監督の優しさなのかロマンティシズムなのか、人が死ぬ場面なのに「よかったね」と言いたくなる不思議な魅力のある一幕だった。
絶望の中で展開する怒涛の人間ドラマが圧巻
世間にこれほどゾンビ映画がはびこっていながら、本作は他の追随を全く許さない画期的なシチュエーションと、魂を激しく揺さぶる群像劇とを兼ね備えた大傑作だ。不気味な序曲は既に冒頭から微かな調べを奏でている。早朝のソウル駅から走り出したプサン行の高速鉄道。その車両にすがりつくように感染者が転がり込むことで、列車内にてウィルスが爆発的な拡大を見せていく。とここまではある意味、ゾンビ映画として定番ではあるものの、何よりこの先で炙り出される怒涛の人間ドラマが圧巻なのだ。列車が辿るルートはいわば人生のメタファー。老若男女すべての年代にスポットをあて、彼らが血にまみれながらこれまでの自分を脱ぎ捨てて「あるべき姿」を獲得しようとする様は、あたかも母の胎内から外界へと飛び出す「第二の誕生」のようにも思えてならなかった。見終わると、余韻と共に登場人物一人一人の顔が浮かぶ。世界中で熱狂者が増殖中なのも納得である。
危険ですから死線の内側までお下がりください。 韓国発世界行きの傑作ゾンビホラー…🧟🧟♀️
未知のウイルスにより凶暴化した“感染者“たちが引き起こす恐怖を描いたゾンビホラー映画『新感染』シリーズの第1作。
別居中の妻の下へ向かうため、ソウル発釜山行きの高速鉄道に乗り込んだ、ファンドマネージャーのソグとその娘スアン。
車内は妻が妊娠中の夫婦、高校の野球部、老姉妹、バス会社の常務など種々雑多な人々で混雑していたが、その中の1人である傷だらけの女性が突如として他の乗客に襲い掛かる。その暴動は人から人へと次々に感染してゆき…。
主人公、ソ・ソグを演じるのはテレビドラマ『コーヒープリンス1号店』や『トガニ 幼き瞳の告発』のコン・ユ。
身重の妻と共に暴動に巻き込まれた男、ユン・サンファを演じるのは『悪のクロニクル』『ベテラン』のマ・ドンソク。
野球部のメンバー、ミン・ヨングクを演じるのは『シークレット・ミッション』やテレビドラマ『運命のように君を愛してる』のチェ・ウシク。
イーライ・ロス、ギレルモ・デル・トロ、ジェームズ・ガン、エドガー・ライトといったボンクラ映画監督たちも大絶賛した、韓国発世界行きのノンストップ・ゾンビアクション。
ホラー界の巨匠スティーヴン・キングは「この映画と比べたら『ウォーキング・デッド』(2010-2022)なんて屁みたいなもん」と言ったとか言わなかったとか。『TWD』からしてみたらとんだ貰い事故である😅
本作のユニークな点はその空間設定にある。
ゾンビ×密室というのはロメロ監督の『ゾンビ』(1978)から続く伝統芸能みたいなものであり、それ自体は珍しくはない。
ただ、この映画ではそこに鉄道映画の要素をミックス。密室という空間設定により、ただでさえゾンビに襲われるか否かという事だけではなく、人間同士の諍いというサスペンス要素が追加されているのに、そこに更に鉄道が無事に目的地へと到着する事が出来るのかというサスペンスも加わる。
サスペンス×サスペンス×サスペンス!サスペンスの三乗!!サスペンスの波状攻撃!!!このアイデアを思い付き、それを実行に移した時点でそりゃもう勝ち確。見事じゃ👏
サスペンスの玉手箱のような本作だが、そこに絡み付く人間たちの足掻きもまた本作のドラマを盛り上げている。
ゾンビ軍団への先駆けを務めるのは俺たちの“マブリー“ことマ・ドンソク兄貴。1人だけ別のユニバースから来たんじゃないのかという戦闘力で、ゾンビの群れを掻き分けながら前に進む。バンテージを巻いただけの素手でゾンビを始末するマブリー兄貴、たった1人でゾンビ軍団を押し留めるマブリー兄貴、ゾンビ化を気合いで押さえ込むマブリー兄貴と、ファン必見の大立ち回りが本作最大の見どころである。もしもマブリーが主演だったら、映画のカラーらまるで違ったものになっていたはず。それはそれで観てみたい…。
にしても、本当にこの人が出てくるだけで映画がグッと面白くなる。そんな役者はめちゃくちゃ稀である。今のマブリーは正にエンタメ映画界の至宝。『エターナルズ』(2021)でマブリーを無駄遣いしたマーベルは反省しろっ!
本作で描かれるアジテーターとそれに先導される市民という構図は、スティーヴン・キング原作の映画『ミスト』(2007)を彷彿とさせる。『ミスト』の宗教ババアといえば、ホラー映画史上最悪の胸糞キャラとして有名だが、本作のバスジジイもそれに匹敵するクソ加減である。
ただ、ここで考えて欲しいのは主人公ソグとバスジジイの類似性。前半、ソグは妊婦だということを確認しながらも扉を閉め、サンファと彼の妻を危険に晒す。さらに、テジョン駅ではその他大勢の命を無視して自分と娘だけが助かろうとする。大沢たかお似の爽やか俳優コン・ユが演じているから騙されそうになるが、この主人公が中々に胸糞クズ野郎なのを忘れてはいけない。
他人の命を犠牲にしてでも生き残ろうともがいていたバスジジイ。彼がなんとしてでも釜山へ行きたかったのは、母親の安否を確認する為だった事が最後に判明する。
自己犠牲を払って娘を助けたソグと、母を助けるために手段を選ばずに生き残ろうとしたジジイ。彼らの行動は真逆に見えるが、根底にあるものは実は同じ。多分ソグも娘を助けるためなら他人を犠牲にしただろうし、それに近い事は十分に行なっている。極限状態に置かれた人間の行いに、明確な善悪は存在しない事がこの作品では描かれている。そこがただの御涙頂戴ものと本作の大きな違いなのだと思う。
プラピ主演のゾンビ映画『ワールド・ウォーZ』(2013)から着想を得たと思われる、アグレッシブすぎるゾンビ軍団の頑張りには賞賛を贈りたい。
ただ、残念なのはこの映画、グロテスク描写や暴力描写が弱い。ゾンビ軍団が列車の後部にぶら下がり、引き摺られながらもなんとか頑張るシーンは、あの体勢になったのなら身体が引き千切れないとダメでしょう。身体がバラバラになって、腸とかを撒き散らしながらそれでも喰らい付いていく。そんなゾンビ像が見たかった。
ゾンビ映画なのにレイティングがGって、そりゃ無いだろ〜。もっと血みどろのグジャグジャにならんかいっ!!
もう一つ残念なのは、電車の中に残された乗客の手荷物を活用するシーンが無かった事。使ったのはせいぜいバットとバンテージくらいのものか。
デパートで定期的に開かれる「鉄道忘れ物市」のラインナップを見ていると「何故こんなものが?」と首を捻りたくなるものが偶にある。事程左様に、電車内は様々なアイテムに満ちているのだから、それを上手く用いながら各車両をクリアーしていくという展開があっても良かったように思う。
序でに、野暮なのは分かっているのだがどうしても気になった事を言わせて欲しい。あいつら鳥目なんだから、夜になるのを待てば良くない?
いくつかケチもつけたが、基本的には大満足❣️
エンタメの満貫全席と言った具合に次から次へと面白いものが押し寄せてくるんだから、気を休めている暇がない。ジャンル映画でも一切気を抜かないプロ根性に、韓国映画界の層の厚さを見た気がした。
ちなみにこの映画、国有企業「韓国鉄道公社」の全面協力によって撮影されており、それがこのリアリティを生み出している。こういう映画に対する社会の柔和な姿勢が、面白い映画作りに繋がっているのだろう。これJRだったら絶対NG出してるよね。
※4Kマスター版にて鑑賞。オリジナルを観ていないのでどれだけ綺麗になっているのかはわかりません。
ゾンビ映画史上最高傑作の一つ
韓国では当時「ゾンビ映画はヒットしない」と思われていたらしく、そのため本作では「ゾンビ」という単語が使われなかったそうです。なるほど。
脚本、演出、役者の演技、音楽、その全てが高水準。「グエムル」のような寄り道をせず、ひたすらゾンビとの死闘を描いたのは好印象。脱線することなく、同じベクトルを保ち、それでいて全く飽きさせない。いや、それどころか観客をスクリーンに釘付けにさせるエンタメ力はもはや異常と言っていいでしょう。
特筆すべきは役者の演技。特にスアン役のキム・スアン。彼女の叫びと歌声が耳から離れません。彼女の存在が主人公の最期をより悲劇的にさせており、それでいて妊婦のソンギョンと共に本作における「希望」や「未来」の象徴として輝いていました。ラスト、ゾンビ映画にありがちな、生還者射殺エンドにならなかったのも素晴らしい。しかもテンプレ回避と同時に伏線まで回収するなんて…天才の所業であります。
そもそも、序盤の群像劇を匂わせる見せ方が上手すぎる。ここでテンポよく簡潔に、それでいて非常に分かりやすくキャラクターを見せていきます。浮浪者風の男の存在も面白いアクセントになっていました。「お、お前じゃないんかーい!」って意外な展開(笑)
クソ野郎が最後までクソなのもポイント高いです。途中で改心して共闘するより、「あのクソ野郎どうやって死ぬんだ?まだ何かするつもりか?」と思わせ続ける方が、観てる側としては緊張感と期待感で楽しめます。ホント、エンタメしてるなぁって感じ。
コロナ禍を経験した今観ると、パンデミック時に見せる人間の本性ってホント、エグいなぁって思います。実際、感染者や疑わしい人をゴミを見るような目で見る人いましたから…。まぁ、私の上司なんですけどね。
ホラー・パニックと秀逸なヒューマンドラマが見事に融合した韓国産名作ゾンビ映画。グロ描写はほぼ無いので、万人にお勧め出来ます✨️
新幹線と新感染⁉️
今観てみると、今作はマブリーvsゾンビというスゴい構図の映画です‼️人が凶暴化するウィルスが突如発生。朝一のソウル発釜山行きの列車にも感染が広がり、列車内は人が人を襲う修羅場と化す・・・‼️まず舞台が列車というのがイイですね‼️飛行機だと逃げ場がなさすぎるし、列車だと適度に逃げ場があり、見せ場も作りやすい‼️時速300キロ以上という列車内、ホームといった直線的スペースで繰り広げられるチェイス、夜に目が見えないゾンビの弱点を利用した移動作戦など、手に汗握るシチュエーションが抜群に上手いですね‼️韓国特有の社会格差を盛り込み、偶然乗り合わせた赤の他人同士の団結というカタルシスがまぶされ、ゾンビ映画ではありえないエモーショナルさを体感させてくれる快作です‼️
コン・ユとマ・ドンソク、二人のお父さんの活躍がカッコいい
ゾンビ映画ながらも、父と子の家族ドラマの側面も強くちょっぴり切なかった。
良かった点は2つある。
1つめは、ゾンビが凶暴で絶望感を味わえたこと。
ゾンビの移動速度もっと遅いかと思ってた。殺意MAXで全速力で追いかけて来るのびびる。大軍で襲ってくるシーンは迫力あり。しかも銃とか有効な武器無しだからずっとピンチでスリルある。
2つめは、コン・ユとマ・ドンソク、二人のお父さんの活躍がカッコよかったこと。
自分を犠牲にして子供を守る姿に痺れた。主人公のコン・ユが死ぬのは意外。最後せっかくスアンと分かり合えたのに...。
他の映画だと強すぎて死なないマ・ドンソクの死を観れたのは新鮮。やっぱ存在感あるし脇役なのに主役食う勢いだったな。
逃げ場無し、ヒトの本性が溢れ出す!
この作品、只者じゃない!
単なる感染モノ(ゾンビ映画?)じゃない!
単なるパニック映画じゃない!
そして、ホラー映画に納まるものじゃない!
まぁ、元々好きなジャンルと言うこともあったのですが、映画館で見終わった後はホンッとに興奮状態で高揚してました。何しろ上映館が少ないところで、無理矢理都合をつけてのレイトショー鑑賞だったのを覚えてます。
今回の再見で、改めて感じました。ホンッとに、素晴らしい作品です。
閉鎖された走行中の電車の中で、狂暴化する感染者(ゾンビ?)が蔓延していく話ですが 、そこに父娘の愛情、人としての成長、人間のエゴが絡んで、見事なドラマが展開していきます。
そして、数々のゾンビ映画を見てきましたが、本場に負けるとも劣らず、これ程迫力のあるリアルな映像がアジアに生まれたことに感動しました。
グロいシーンも多い作品なので、見る人を選ぶ作品では有りますが、できれば沢山の人に見てほしい。そう思えるホンッと素晴らしい作品でした。
【ネタバレ】
それでは、本編について、乱筆いたします。
まず、主役のお父さん。仕事一途で離婚の危機にあり、娘に対しても不器用さが目立ちます。最後が分かったうえでの冒頭部分、当初は何気なく見ていたところも、感情移入して切なくなっちゃう。
愛しているはずなのに・・・
そして、この娘も良い。
素直で可愛らしい、ホンッと、優しいいい娘です。
列車に乗るところで、スゴい綺麗な乗務員がいて、ワクワクしてたら、最初の被害者になってしまって、ビックリというか、残念でした。
それから、野球部のみんなも良いですね。いかにも青春真っ只中のカップルにもキュンキュンしどうしでしたが・・・
本作で知ることとなったマ・ドンソクでしたが、単なる強面ヤクザの外面と異なり、実は妊婦の奥さんをいたわる優しい正義感の塊だったり・・・
乗務員や乗客のお婆さん姉妹、浮浪者など、何気なく出ているような人たちも後で重要に絡んでくる展開がホンッと素晴らしい!
列車の中で、感染者の習性が明らかになっていきながら、切り抜けていく展開も非常に見応えがありました。
特に、軍隊まで感染してしまった後は、もう怒涛の衝撃シーンの連続です。
妊婦の妻と娘がトイレに逃げ込んだので、助けるために感染者だらけの車両を通り抜けなければならない・・・
野球部の仲間たちが感染して襲ってきたり、でも昔の仲間に手が出せなくて・・・
トイレから助け出した人たちと共に、他の乗客に合流しようとしたら、感染を疑われて車両に入れてもらえない。
野球部の男の子を助けたい女学生は、羽交い締めにされ、口をおさえられた。 人間のエゴ丸出しの会社員のせいで、更に修羅場は広がっていく・・・
結局、こいつのせいで、女学生も乗務員も、そして父親までも悲劇に見舞われてしまった。
父親との別れのシーン、はホンッと泣けます。映画館で見た時にも、あちこちですすり泣く声が聞こえたんですが、今回、一人でビデオ鑑賞では、思いっきり号泣の状態です。娘を持つ身として、この別れは辛すぎる。やっぱりこの子役がスゴいんですよね。ホンッと素晴らしい。
ラストもまた印象的でした。 電車を降りて、トンネルを歩く娘たちに、感染が確認出来ないからと射殺命令?あんなに哀しい目に合わせておきながら、まだ苦しめるのか・・・
もう、最初から最後まで、手に汗握るドキドキワクワクにホロリとさせる、何度見ても面白い最高の一本でした。
何があっても、守り抜け!
原題
부산행/Train to Busan
感想
世界大喝采!大熱狂!乗り遅れるな!
感染爆発!時速300kmのノンストップ•サバイバル!!
何回観ても面白いですね、キャストも豪華です。
グロ描写もほぼないのでホラーが苦手な人にもオススメできます。
マ•ドンソクは強くてカッコイイです!
ホームレスの人、意外と活躍したと思います。
野球部カップルは最後悲しいですね。
感染者は走るタイプ、なおかつ感染力も早いので追いかけられている時はハラハラドキドキです。
若干の感染者の津波もあります。
終盤の列車に掴まる感染者たちは迫力ありでした。
バス会社の幹部のクソ親父はずっと嫌ですね。もっとちゃんと制裁されたほうがスカッとすると思います。笑
最後、父とスワンのお別れのシーンが非常に悲しくなりました。父のために頑張って練習した歌のおかげで無事保護されましたね。
※アロハ•オエ
エンターテイメント性 高し
いろいろツッコミどころもあるけど、エンターテイメントとして秀逸。最後までハラハラしながら観られる。
ウォーキングデッドのゾンビしか知らなかったので、韓国ゾンビの速さにビビる(笑)
ヒューマンドラマ要素も強いが、やはり時間の関係からも厚みが足りないかなと。また同じ理由でとにかくキャラがすぐにやられていく。ただジェットコースター的な瞬発力で楽しませる作品なので、これで良いんだろうな。
コン・ユが好演。
泣けるゾンビ映画
ゾンビ映画はこんなに泣ける物だと思わなかった。
今までゾンビ映画のイメージは「バイオハザード」や「I Am Legend」等アメリカン系の映画で、大体アクション、グロ、あと1人のヒロイズムを中心的に描いている物語のイメージです。
「新感染」ももちろんアクションやグロがありますが、何より人間性を一番スポットライトしてる感じです。家族愛や友愛だけではなく、私欲や利己主義まで正と負両方の感情を見せて、必ずどっちが正しいか無理矢理正論化することなく、ただ極限状態で人間はどう行動するか描写したただけで、観客はその一連を目撃することにより自然的に登場人物と共に感情が高ぶります。
かなりスピード感があり、無駄なシーンがほとんどなく、予想のつかない展開で衝撃的な話でした。終わり方も結構気に入りです(めちゃくちゃ泣きました)。結局どうしてこうなったのか少ししか説明がなく、色々ハッキリしていない状態ですが、まあゾンビ映画の背景は大体ウィルスのせいだからそこはあまり気にしなかったです。
没頭できる映画としては満点あげたいですが、話の発端(事件の発端ではなく)に違和感あるから、少し減点させます。そもそも物語は列車に1人の感染者が乗車してから始まったんですが、この映画の設定によると感染してから数分内には絶対にゾンビになるので、あんな既にボロボロの状態で誰でも気づかずに駅に入って、乗車し、ゆっくり発車を待つ時間がないはずです。全編を通して例外者は冒頭のその1人しかいなかったから、凄く不自然と感じました。
どうかママは無事です様に
最初の鹿ゾンビで動物にも感染するのかと思ってホームに降り立った時には空から鳥ゾンビが襲ってくるかと思ったけどそんなことは無かった。
一応女の子は無事保護されてハッピーエンドなんだろうけど、韓国国内だけでもどの位の被害者数何だろうとか、娘ちゃんは一生トラウマ抱えて生きなきゃいけないんだな、とか考えるとめでたしめでたしとはならない。
ゾンビものだからしょうがないのかもしれないけど、、犬とか猫は大丈夫なのか?
ゾンビエンタメの最高峰レベル
邦題の新感染というのは、個人的には良いと思う。内容を見なくても、新幹線とゾンビものの組み合わせとわかるしね。(韓国だからkyxなんだけどね。)
ただ、いわゆるゾンビものの新幹線ステージといったものにとどまらず、ゾンビエンタメとしての出来がかなり高く、終始見どころだらけである。
列車の狭い中をどう潜り抜けていくのか、どういうドラマが展開されるのか、よくもここまで作り上げられたなと感心する。
主人公像としても、自分だけが助かればいい、といういわゆる主人公らしからぬ人間だが、徐々に変わっていくのも面白い。子供や奥さんを助けるために男3人が救出しにいく展開が熱い!
逆に自分だけ助かればいいを貫くおじさんが感染後にラスボスになるという、そうきたかという展開も。まさに主人公の過去と今との戦いとも言える。おじさんほどクズではないと思うけど。
主人公の子供の歌が伏線となり、最後に生存者だと伝える演出もかなり憎い。
革新的かは分からないけど
色んなサイトで高評価の本作品。
そこまでかは正直分からないけど、見終わって感じたことを。
まずトッケビ以来コンユが好きなのと、ゾンビものが見たくて見た。
韓国のゾンビもので比較しちゃうと、キングダムの方が面白い。
ゾンビが足速いのはどちらも同じ。
感染爆発で大量に追って来るのも同じ。
人間ドラマは他のゾンビものでもあるけど、
地位が絡むのは韓国作品らしい。
韓国作品は分かりやすいクズが出てきて感情移入しやすい。
本作品の最も良かった点は、生き残ったのが妊婦と子供ということ。
世の中の希望と未来を残したこと。
最後の歌がとても効果的で、しっかり伏線回収。
感染後ゾンビ化するまでの少しの間、走馬灯のようなものが見えるのかな?
クズのバス会社役員おじさんも、1番純粋で良かった頃の少年時代に戻っていた?
コンユが娘が産まれた時のことを思い出して、幸せな気持ちで自ら選んだ最期を迎えたことが救いだった。
よく分からなかった点は、もっと発端の薬品会社?が何をしでかしてこんな事態になったのか知りたかった。
韓国全土でどのくらい被害があって、収束の見込みがあるのかも気になった。
終盤キム代理が言ってたことも気になるし。野暮?
韓国ものゾンビはちょっと強すぎる気がする。
足早くて大量であまり弱点なくて。
コンユと本作で妊婦役だった女性が主演の「82年生まれ、キム・ジヨン」は見よう。本面白かった。
ゾンビ映画は初めて
湧き上がっていくゾンビ、ゾンビ。
初めてのゾンビ映画は恐ろしすぎて、途中で断念しようとしましたが、思い止まってよかった。
最後には主演のコンユもゾンビになってしまって、放心したが、まあ、そんな終わり方もアリだね
さすがです。今、とても熱い韓国映画
疾走感満点の良作映画
最初から最後まで疾走感がありとても面白かった、超良作です。
レスラーみたいなおっさんがかっこよすぎる
ゾンビものをよく見ている私として理解できなかった点は
感染の可能性があるものを別の部屋に隔離するという提案に
主人公たちがなんてひどい奴らなんだみたいな反応をするところ
ウォーキングデッド(米国)だったら秒で全員が了承する合理的判断を
頑張って到着した我々を隔離するなんてひどい!
いやいやいや気づかないで負傷してる可能性もあるし一緒にいたら危ないっしょと思った
あと鉄道会社の専務が悪役に描かれているけども
助かりたいからなどの理由など特になく
自分の姉がゾンビになったからという理由で
多くの善良な市民を巻き添えにドアを開ける
パンチパーマのおばちゃんがサイコパスNo1だと思います
新感覚ゾンビ。
ゾンビ映画好きです。公開当時劇場に鑑賞に行き、Blu-rayが発売になると勿論購入しました。サブスクでの鑑賞を含めると8回観てます(笑)
劇中、ゾンビとは呼称されず『感染者』と言われていますが従来のゾンビ映画の定義を満たしている上で、暗闇に弱く見える事や音に反応して襲いかかってくるなどのオリジナル要素に加えて閉鎖空間内での感染爆発とスピード感が斬新でスリリングです。
いつの間にか、気付かぬ所で感染が広がり始め気が付いた時には、目の前で親しい人がなす術もなく襲われ絶命し、その後異形の化物として自分に襲いかかってくるのに、何故こんな事になったのか分からないままパニックになりながらも逃げまどうなんて、絶望に満ち満ちてますよね!
時折外部から入ってくる信じていいのか、デマなんじゃないのか?みたいなアテにならない情報と何のタイミングで敵になるかもしれない、行きがかり上、行動を共にしている自分だけが助かれば良い薄情なバス会社の常務のオッサンにハラハラ、イライラさせられながら観る、最高傑作といえるゾンビ映画です。
私は8回観て同じシーンでこのバス会社常務のオッサンに腹が立って仕方なかったです。
ラストも、主人公の娘と妊婦さんは助かって幸せに安全地帯で暮らしていけるかどうかはハッキリと描かれていないので観る人によってはモヤるかもしれませんけど、従来のゾンビ映画もそんな感じですしね笑笑
事の発端も、劇中、ファンドマネージャーの主人公が情報操作によって助けたバイオ系会社が倒産しなかった事で感染源となる何かが漏れ出たと語られてるので、普段ゾンビ映画に縁がない人向けに割と親切な設定で好感が持てましたよ!
百聞は一見にしかず、ぜひ観て欲しい作品です。
ただ、続編は個人的にはお勧めしませんが…。
中だるみしないクライマックスに向かって盛り上がるゾンビ映画
韓国のゾンビパニックに電車をかけた映画。いい具合にハラハラドキドキ、中でもバス会社の常務とかいう奴が嫌なやつすぎて面白い。証券会社の部下も心弱い、主人公は合間に部下に釜山がどんな様子か聞くシーンが、そりゃ現実とのギャップに泣くよね、オマケにこの惨状が自分らのせいだなんて。電車の中のガラス扉にうつる、人がのたうち回る様子とか余計にリアルで怖い。運転手さん最後まで頑張る、なのに常務は最後まで最悪。電車は吹っ飛ぶし、ゾンビは箱詰めで・・・カップルの二人も・・・一人一人食われていくなか、誰が生き残るかって想像できるけど、トンネル抜けて最後に撃ち殺されなくて良かった、それが救い。しかしあの悪役効いてるわほんと腹たってくる。ホームレスの人も若い人を庇った。自業自得を問われるし、自己犠牲とは・・・でした。クライマックスに向かってゾンビも盛り上がって、映像的にも大迫力、怖面白かったです。新しくこのシリーズで新感染半島が公開されたみたいだけど、元気な時でないときついw
韓国版バイオハザードなんだけど…
親子愛、家族愛、恋人、仲間を守るヒューマンドラマに仕上がっている。特急列車という密室の中でのゾンビとの死闘(たまに外に出る)だが、飽きさせない。普段は仕事にかまけて娘の相手をろくにしない父親コン・ユだったが、命懸けで娘を守り、ラストは娘が生まれたときを思い出しながら、笑顔で死んでいくシーンが悲しい。生まれてくる娘のために妻や仲間の犠牲となり、盾となり死んでいくマ・ドンソクも格好良い。コロナ禍にいると、感染が疑わしい人への人々の残酷なまでの視線や態度が痛々しい。しかし、あの親父ムカつくわ〜!パニックなときほど冷静に対処しなければ。
ゾンビ版鬼滅無限列車
だいぶおもろかった。
もともとゾンビ映画は好きで結構見てるが
ゾンビ映画の中でも上位に入る面白さ。
やっぱりいろいろゾンビ映画みて思ったのは
ゾンビと戦闘するシーンは銃じゃない方がおもろい。
ハラハラするし自分やったらどんな武器でどう戦うか考えてまう。
この現実逃避感が映画の醍醐味な気がする。
ただこのゾンビ映画はそれだけじゃなく、登場人物それぞれにドラマがあってちゃんとみんな死んでいくときに悲しめた。
あとは最後まで生き残ってためっちゃ自己中心的な嫌な奴が、相当いい仕事してた。笑
あいつがいなかったら星一つは下がってるかもしれないくらい。
新しい新感染半島の映画も観てみよ。
全110件中、1~20件目を表示