新感染 ファイナル・エクスプレスのレビュー・感想・評価
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怒涛
半狂乱の人に非る者が白眼をむいて、自分を食おうと、押し寄せてくる。
しかも、無数に。獰猛な犬のように。
…どんな恐怖だ。
最後まで一気に観れた。
電車という密室が、これまた緊張感を煽る。
限られた空間でのサバイバルが始まる。
繰り広げられる人間ドラマは、ベタなネタというか、定番ではある。
韓国特有の沸騰する心情とでもいうのだろうか…そんな芝居の性質が程良いアクセントになって、極限の状況にマッチしてた。
しかし、昨今の子役ときたら…末恐ろしい。
今作の娘もかなりな逸材だ。
作品に没頭し、もはやオンとオフの垣根などないようだ…。
映画的には、さほどおぞましい描写はない。
所謂、内臓を奪い合ったり、腹の中に顔を埋めてみたり、口の周りに血肉が滴ってたり。
そおいうものよりも、狂気を帯びた集団が押し寄せてくる恐怖がとんでもない。
これまたよく考えられた設定で…ドアを開ける知能すらない。
だから、透明のドアや、窓ガラスに羽虫の如く群がる。その様が異様なのである。
この映画のゾンビ達を見て、昆虫が怖いという友人の気持ちが少し理解できた。
群がり蠢く無数の生物は、問答無用に気持ち悪い!
序盤の緩やかな滑り出しが心地よく…「あれ?」「おや?」と、登場人物たちと同じようにリアクションしてしまう。
初めの異変に関する報道が「デモ」っていうのも中々に現実味があるではないか。
この序盤の距離感は絶妙だ。
事が露見してからはまさに怒涛!
ゾンビx韓国は、相性良かった!!
今年度最高
今年見た中で1番の映画でした!
常に緊張感があり、ゾンビとの攻防が非常によく出来てる。ストーリーに矛盾点はあまり感じなく、ツッコミどころもあまり無かったです。
何より素晴らしいのが、アクションの中に混ざるヒューマンドラマ。映画で泣いたことがなかったのですが初めてこの作品に泣かされました。韓国映画らしいベタといえばベタですが、この構成力の中ではベタさは感じない。緊張感と胸熱シーンの緩急に誰もがやられる。緩急を付けた構成力の勝利。
最後まで飽きさせない傑作
非常によく作り込まれたウイルス系?ゾンビ系?パニックアクションです。極限状態での家族愛、人間関係を分かりやすく爽快に描いていて、これでもかというくらいにピンチに追い込まれ退屈させることはありません。若干ベタな作りではあるが、アクションと人間愛を上手く織り混ぜて感動をあたえてくれます。あえてウイルスを深く掘り下げない手法も上手いと思います。夏の映画が不調と言っているマスコミに反論したい一作です。
あまりにも面白すぎてやばい
韓国映画ということで大きな期待を抱いて観たわけではなかったのだが予想をはるかに上回る面白さだった。
文句をつけるところが見当たらない。
しかもパニック映画なのに涙が出てしまうシーンもあった。
パパが最後に見せたパパらしい仕事に涙😢
もう一度観たい。
本当に傑作。
字幕で観た。主人公とその子供の演技がとにかく良い。その他のキャラも皆分かりやすく、感情移入も容易にできた。
そのため後半、恐怖が何度も感動に変わる瞬間があり、パニックホラーだと思って観ていた私は完全に騙された。でもそれは良い意味で、最後までハラハラドキドキされられた。
予備知識なしでも最高に楽しめる作品です!
吹き替えを多く上映している?ようですが、字幕の方がいいかもしれない。とにかく面白かったので、今度は吹き替えを鑑賞し、レビューを付け足そうと思う。
期待し過ぎた... ワールドウォー○を 思わせるシーンが多々あった...
期待し過ぎた...
ワールドウォー○を
思わせるシーンが多々あったけど
中途半端なCGならヤメて
特殊メイクとか
他に力を入れて欲しかったな...
韓国ならではのグロさを
楽しみにしてたので
残念です。
ラストは
救いがあったので
良かったかなぁ
良作だけど期待値を下回ったかな…………
予告編での著名人の方々の推薦文等でやや期待値を上げすぎました…………。列車、、、とゆう新たなシチュエーションでの展開以外は特に新鮮味の無い感じです。過去のゾンビ作品のツボを上手くおさえた良作ではありますが…………
演出が光る
序盤からノンストップな展開が続き、ラストまで退屈せずに見終えることができました
ゾンビ映画のお約束的な要素がたくさんありますが、ゾンビ達の動きや俳優さんの演技が良いため、ゾンビ映画をよく観る人でも楽しめる作品だと思います
吹替ばかり上映しないで欲しい
飽きさせない展開で良い。ふとグエムルを思い出した。
字幕版が見たかったので、近くにたくさん映画館があるのに敢えて1時間かけて字幕版の上映しているシネコンに。しかもそのシネコンの中でも座席数が少なく、大きくないスクリーンでしか見られない。残念なことだと思う。
まさかゾンビ映画で泣くとは思わなかったなぁ
ゾンビ映画って基本ゾンビから逃げるだけの映画なので、僕はゾンビ映画は劇場で見ない事にしていたのです。ですが、この作品はどーも違うらしいと聞き見てきました。
「まさかゾンビ映画で泣くとは思わなかったなぁ」
ホラー風のヒューマンドラマ
ゾンビ映画ですが、そこまでおぞましいシーンもないのでホラーが苦手な人でも大丈夫かと思われます。
逆にグロいホラーが好きな人だと物足りないかもしれません。
主人公がゾンビの恐怖から逃れるうちに娘と希薄になった親子関係や、他人を思いやる気持ちを取り戻し成長していく、実質ホラーと言うよりはヒューマンドラマです。
高速列車に乗り込んだゾンビに乗客が襲われ次々と感染してパニックになっていきます。列車という閉鎖された空間での出来事にハラハラしっぱなしです。連結部分のドアの開閉を巡ってゾンビVS人間、人間VS人間をうまく描いていました。
この手の映画は音で驚かせるような、自分からすると少し卑怯な感じの演出が多いのですが、それがほとんどなかったのはとても好感が持てました。
妊婦の父親がお腹の中にいる子供の名前を決めてなかったこと。娘さんの学芸会で歌えなかった歌。伏線の張り方がうまく別のシーンにリンクされていて物語の作りのうまさにも感心させられます。
ゾンビ映画には抵抗ある方もいるでしょうが、見ても損はない面白い映画でした。オススメです。
これは傑作でしょ。
邦題や予告でB級ゾンビ映画の香りがプンプンしていたが、列車の中というゾンビ映画としては特殊なシュチュエーションなら観てもいいかなぁ、、。なんて、軽い気持ちで観に行きましだが、いやはや超高密度の人間ドラマを織り交ぜた超良質ゾンビスリラーだった。
日常的な空間である列車内での感染拡大や、一本の動線しかない列車内という特性をフルに活かしたシーンが盛りだくさん。
グロ描写は控えめだが、怒涛の全力疾走で迫り来るゾンビは怖さ全開だし、普通の人間も同じくらいヤバイという鉄板の描写も凄く効果的な演出で表現されており、ゾンビ映画としてよく出来ているが、この映画の特徴ともいえる上質な人間ドラマのバランスがこれまた絶妙で、極限状況での家族愛がイヤミ無く感動的に描写されているし、社会的なヒエラルキーの抱える葛藤なんかもしっかりと入れ込んでいて良い。
登場人物みんな、何処にでもいる普通の人たちってのも良し。
子役のキム・スアンの演技が凄く良かった。この子、10歳なんだな、、、。凄い。
ゾンビ映画ですが、涙腺が緩い人だと泣きっぱなし必至でしょう。自分はそこまで涙脆くないですが、4回くらい泣いた 笑
最後の歌なんてほんとにずるい、、、。
それにしてもこの映画のバス運転手はほんとクズだわ。
列車の運転手はかっこいいのにな。
妊婦さんが走りまくってるのでハラハラしっぱなしだった。
G指定の泣かせるゾンビ映画って初めて
ワールドウォーZのスピンオフにしてもいいくらい。本家より面白い。
ゾンビの鳥目設定はなかなか。
鉄道ワンシチュエーションでここまでやれるのロケ環境が羨ましい。
ゾンビ特殊メイクのノウハウはアイアムアヒーローのおかげ?
ポピュラー
世の中に広く受け入れられたジャンルとしてのゾンビ映画。マニア以外のフツーの観客が涙するゾンビ映画。家族愛を謳いあげるゾンビ映画。王道パニック映画でしたね。 ディーゼル機関車に引きずられる描写はウケた!
韓国ならではのゾンビホラー
アイアムアヒーロー以降、この手の題材には興味が出て来たので鑑賞。
評価は以下の通り。
脚本 ★★★☆☆
音楽 ★★★☆☆
ストーリー ★★☆☆☆
俳優 ★★★☆☆
グロさ ★★☆☆☆
怖さ ★★☆☆☆
不快度 ★★★★☆
以下ネタバレもあります。
出来るだけ前情報なしでの鑑賞が好きなので、自分で調べることはしないまま見に行きました。
冒頭にはゾンビ化が始まっているということの表現を入れつつ、その後主人公となるサラリーマンの人物を描く。日本のサラリーマンにも重なるような仕事人間というところを、今思えば長めの尺を取って表現。
子供を大事に思うが故、一緒に新幹線(韓国ではKTXというらしい)に乗るが、その道程にも、大惨事の前触れを織り込むあたりは、このジャンルの映画のセオリーをしっかり入れてきてたかなと思う。
まだ序盤のうちからゾンビ化が始まるのにはちょっと驚いた。このままやと2時間保たない、中弛みが来るのでは?と。結果としてはそれは杞憂だった。
感染からの逃走、準主役たちの登場、感染が広がっていることも描写され、退屈することはなかった。
物語としてだけを見ると、よくあるゾンビもので、密室(しかも複数区画が一列に並んだ列車内)という設定で逃げにくいものにしたという点以外は、まぁジャンルものですね、という域を出ないものではあった。
人物の描写は、不要なところまで描いてたり全然足りなかったり…あれだけ強い理由を体格だけで表現しても伝わらないでしょ。おばさん姉妹についても、最期の行動の裏付けとなる設定が表されてないと、ただのパニックか精神錯乱でおしまいになっちゃう。高校生カップルも、描写されてる設定だけからあの結末は少々無理があるのでは?まぁジャンルものなので予想出来る結末ですけど。
こういった点もだが、映画を通して登場人物の行動についての論理性が、私(や多くの日本人)にはストンと落ちてこないところが多かったように思う。その後にもフォローがないので、韓国ではこれが成立するのかと思ったところで、そりゃ分かり合えないはずだなと思ったりした。
個人的には、中盤に餌食になったあの人は後で出て来るようにして欲しかったとか、ゾンビの設定(視力に頼り過ぎ、感染から発症が早いなど)もややご都合主義的に見えたなーとか、悪役が本気で気持ち悪い割に終わり方があっさりで、思ったよりスカッとしなかったとか、思うことはそこそこありますが、まぁ及第点には達してるんじゃないかなぁなんて思ってます。
ラストの感じでは続編が出てくる感じじゃなかったのは、ここ最近では珍しくて好感が持てました(笑)
駆け込みゾンビは大変危険ですのでお止めください
幼い娘を連れて釜山行きKTX(韓国高速鉄道)に乗った主人公。
だが時を同じくして、人間を狂暴化させる謎の
ウィルスが韓国全土、そして列車内にも蔓延!
という、『ドーン・オブ・ザ・デッド』ミーツ
『新幹線大爆破』ななんとも威勢のいい
韓国産アクションホラー大作が登場。
大味なB級ホラーになるかと思いきや……いや、面白い!
ゾンビホラーに列車アクションに群像ドラマにと
てんこ盛りなのに、これらを非常にうまく捌いて
観客を飽きさせず、最後には感動さえさせる
高レベルなエンタメ大作に仕上がっていた。
過度にグロテスクな描写もなく、それ以上に
『パニックに巻き込まれた人々の群像劇』という
面を強く打ち出しているので、ゾンビとかホラー
とかニガテという人も割とイケると思います。
...
列車内を雪崩のように押し寄せるゾンビの群れ!
テジョン駅構内での大パニック!
車両基地での逃亡戦!
パニックアクションとしての映像スケールと
テンションはハリウッド大作にもひけを取らないほどで、
特に9号車→15号車までの決死行は本作のハイライト!
口は悪いが勇猛果敢なマッチョアジョシ・サンファ、
恋人を救うためになけなしの勇気を奮う野球少年ヨングク、
そして娘のために人間的に大きく成長し始める主人公ソグ、
彼らが団結して列車内を突き進むこの見せ場は、
ドラマの熱さ、活劇の興奮と緊張感、列車という舞台装置
の面白さといった本作の旨味が凝縮された見せ場だ。
...
だが一番の見所は、極限状況での人間ドラマ。
各キャラの設定自体はオーソドックスだが細かな
描写が彼らを魅力的に見せてしっかり感情移入。
野球少年と少女、老姉妹の迎える決着はグッとくるし、
それら多くのサブキャラの見せ場を作りつつ、
この物語は主人公ソグの成長と娘との関係に
軸をしっかり据えていてブレない。
序盤でのソグはとことん身勝手で、保身の為なら
周囲の人間など平気で切り捨てるようなクズ男
(株投資家ってどこの国でもそう見られてるのね)。
そんな男が娘の為に、ひいては他の乗客の為に
どんどん成長していく姿が熱い。
序盤のゲスい主人公に変わって前半を引っ張るのが
サンファ。粗暴だが、妻想いで人間味もある。
そしてソグ以上に自分の保身しか考えない
バス運転手の男。こいつはいわばソグの分身で、
目指すべき目標(サンファ)と忌むべき分身
(バス野郎)を見て、主人公は成長していく。
最後の決着もね、陽気な“アロハオエ”(ハワイ語
で“さよなら”)の優しい活かし方に泣いた。
ダウナーな終わり方が多いのがゾンビ映画だが、
こんな終わり方だって悪くない。
...
さて、細かな部分だが、不満点。
群像劇として面白かったが、さすがにこれだけ
キャラ多数だと描写不足を感じる細部もちらほら。
例えば主人公が投資していた会社の件は
序盤で明示しておくべきだったと思うし、
あの浮浪者さんにも過去を語って欲しかった。
見間違いだったら悪いが、あの人は
冒頭でバンビゾンビを轢いた運ちゃん?
かなりの修羅場をくぐり抜けてきたんだよね、多分。
次に、ドラマ、アクションの濃密さと比較すると
ゾンビホラーとしての要素はやや薄味に感じた点。
列車という舞台の面白さは存分に活かしているし、
『身勝手な人間が最も怖い』というゾンビ映画
では外せない展開もしっかりと描かれているが、
ゾンビそのものの設定はステレオタイプで、
舞台装置のような扱いに感じられる箇所もあった。
噛まれた人がゾンビ化するまでの時間がバラバラ
なのも気になる点で、噛まれて15秒後に変異する人
もいれば、最期までとことん喋ってからという人
もいるので、ちょっと都合の良い設定かなと。
(思い返すに、首に近い所を噛まれるほど変異が
早いという設定だったのではと推察するが、
一言でも良いので説明は欲しかった)
...
以上!
まあ上記の不満は細々としたもので、
エンタメ映画としてやはり完成度高し。
思えば数多のゾンビ映画が世に溢れる中で
列車との組合せが無かった(あったかもだが
少なくとも僕は知らない)のは盲点だし、
舞台ばかりに頼らず熱いドラマを盛り込んで
全方位型エンタメに仕上げた点は見事。
大満足の4.0判定です。
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余談:
ゾンビ映画はゲス野郎ほどしぶとく生き残る場合が多いが、
前述のバス運転手さんのゲスさは驚異的! 超ムカつく!
「この○○○○野郎さっさと○ねよ!」
と何度言いたくなったか!(←口悪い)
詳細は本編をご覧あれ。
2017年ゲス・オブ・ザ・イヤー筆頭候補である。
多くの人に観て欲しいのに…
ホラーやゾンビ物は一切観ませんが、コン・ユさんが好きなのと著名な方の評価が高いので少し遠くまで足を延ばして観に行きました。
何故ゾンビが増殖して行ったのか?どうやって鎮圧したのかは謎ですがそこが逆にスリルがあってドキドキしました。
世の中には自分の事だけしか考えない人、周りにばかり気を使う人、強い者の言いなりになる人、色々な人が居る中でもし自分だったらどうなんだろう❔と考えさせられました。
コンユさんは歳を重ねる毎に良い俳優さんに成長されているのと、娘役の子の名演技にもの凄く感動しました。最後大泣きです。
もう一度観たいです。
そして多くの方に観て欲しい作品です。
なのにどうして上映している映画館が少ないのでしょうか?少し遠くまで観に行かないといけないなんて…❗
やってくれたよ!
コンユが主演なら間違いない!と思って観に行ったら、これはお見事!
のっけから、鹿をひいてしまう不気味さ、その後はもうジェットコースター!!
自分がこの立場だったらどうするだろうといちいち考えさせられるゾンビ映画。出演者も素晴らしく、演出も最高!スケール感もケチってない!息つく暇もなく、次から次へと驚きの展開で、お一人様観賞にも関わらず、オーバーリアクションで身もだえてました。。
映画館からの帰り道、レイトショーだったこともあり、深夜人気の少ない道で、急に人が歩いているのを見ると、いきなり襲って来そうでいちいち怖くなりました。
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