「仰天の煩悩世界」フューチャーワールド odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
仰天の煩悩世界
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第三次大戦で荒廃した世界、冒頭から暴走族集団が石油プラントを襲うシーンは既視感満載、インスパイアとかパクリとか生易しい次元ではなくジェームズ・フランコは自己流のマッドマックスを作りたかったとしか思えない。
病気の母親の特効薬を伝説の寺に探しに行くオアシスの王子なんて筋立てはまるで童話のようなのだが道中いきなり出てくるのが、ストリッパーと娼婦がたむろするラブタウン、目指す薬寺院はミラ・ジョボビッチがしきる麻薬のドラッグタウンとフューチャーワールドは仰天の煩悩世界。
流石にフューチャー感が不足と思ったのか暴走族の情婦には略奪されたアンドロイドを投入。
最初はボスの言いなりだったが純真な王子の相手をしたことで覚醒、アンドロイドも恋をするのかというのも定番のテーマ、かと思ったらドラッグタウンで修理してくれた女性エンジニアと恋仲に、なんと今度はレスビアン。
ミラは薬が欲しければ手下と一騎打ちをと王子に迫るがこれまたマッドマックス。どういう訳かドラッグタウンを嗅ぎつけた暴走族が襲撃、ミラはアドレナリンを打って対抗、これまたバイオハザードの一シーン、これってミラの無駄遣い映画でしょ。
まるで男性雑誌のコミックのようと言われないように孝行息子仕立て、エンドクレジットでラブタウンの女性解放シーンなどを追加して低俗挽回に懸命でしたね、製作のモニカ・バカルディさんの差し金かも知れません。
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