「悪魔祓い」ジェーン・ドウの解剖 tokyotonbiさんの映画レビュー(感想・評価)
悪魔祓い
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異色ホラーとして面白かった。検死について知識がないので、序盤もとても新鮮だった。
死体描写も生々しくてエグくて、映像もきれい。
お化けかと思ったら正体は悪魔関係。死体に積み上がっていく謎もおぞましくていい感じ。
主人公組は父子で信頼のあるやり取りが合間に安心感をもたらしてくれる。経験知識豊富な父親と、思考が柔軟な息子がタッグを組んで、自分達を追い詰める謎を解明していく流れは熱い。
このまま悪魔祓いとしてアグレッシブに動く展開もOKじゃない?と思ったけど、死体の有り得ない描写があったように、そうさせてくれないよね。
実はこの死体は生きていて声無き悲鳴を今も上げてるんだ、という展開かなと思っていたけど、シンプルに苦しい、助けて通り越して「同じ苦しみを味わせる」という恨みを元にしてた。
序盤の詳細な死体の解説が、父が我が身を犠牲にして味わう苦しみを嫌に想像させてくれる。
生気が蘇る描写も美しい。
これからも行く先々で人間を自分の養分にしていくのかな。
最初に言っていた、「ここからもう出られない」という通り、息子まで死ぬの後味悪くて良かった。同じ死に方をしないのは温情か。
それにしても何でヒロインが死ぬの。唐突の不幸追加で笑う。
あと死体役が美人ですごかった。こんなにきれいな裸ってあるんだなと感動した。最初から最後まで死体が動かないのいいねと思ってたけど、最後動いちゃった。生き返るの?
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