「50点」いぬやしき まぁと@名作探検家さんの映画レビュー(感想・評価)
50点
映画評価:50点
原作は知りません。
でも、中々面白かった。
それとも、だからこそ面白かったのか?
こうやって原作漫画を読んでいない状態で観ると新しい評価ポイントに気が付きます。
原作ファンを楽しめさせているか、
原作知らない人に理解してもらえる作りか、
そして楽しんでもらえるか、
私個人の意見としては、
これだけぶっ飛んだストーリーの割に
大分解りやすかったと感じた。
ちゃんと物語の内容や展開も理解出来たし、
キャラクターの考え方も伝わってきました。
それでも謎は多く、
映画版だけでは理解出来ない点も多かった。
例えば、
あの冒頭の光の正体とは?
何故、主人公は機械化する事になったのか?
獅子神の大量殺人の原因とは?
まだまだ沢山あります。
他にも完結という訳でもないので、
作品自体が煮え切らない状態で終わるという事。
だから、評価はここまでの段階までとなる。
これからの展開を予測するに、
最後の獅子神との終わり方から考察して
今後は犬屋敷と結託して世界を救う展開になっていくのでは?そのキッカケがこの映画だったのか?
そして、この事件から娘との絆が芽生え始め、
犬屋敷と獅子神を繋ぐ良い関係性になっていくのでは?
などなど、
もしこの予測が当たっていたなら、
しっかり今後の展開も見据えて作品が作られたという証明でもあります。
こういう細かい所が気になった人は、
原作を読んでね!って事だと思うので、
漫画やアニメ版を観てもらうキッカケ作りになっていたと思う。
逆に原作を知る人からすれば、
概要のみを繋いだ話しでしたので淡白になり、
本来のキャラクターの良さや、
哀愁、感情を引き出せきれていないと
そう感じる人もいるでしょう。
それも理解出来ます。
ただ、この作品を通して
私自身が原作に興味を持ちましたし、
細かい所は原作を見て知ろうと思いましたので、
あくまでも、入りとして観てもらうで
良いと思います!
原作知らない方にオススメです。
逆に原作ファンは、
わざわざ観なくてもいいかもしれないですね。
他にもアクションシーンが凄くて
機械同士の戦闘が迫力満点で見所ありました!
私はアクション苦手ですが、
アクション好きには是非オススメしたいですね。
【2021.10.13観賞】