「奇跡の耳とひたむきな努力を併せ持つ職人の話」羊と鋼の森 ちかしさんの映画レビュー(感想・評価)
奇跡の耳とひたむきな努力を併せ持つ職人の話
運命的な出会いをして、調律師を目指すこととなった青年の物語。本人は才能のなさに悩む様子が繰り返し描かれるが、ピアノの音を森の風景として「見る」ことのできる共感覚は、本人の言うところの「奇跡の耳」に他ならない。
それぞれ才能と努力を表す姉妹がそれぞれの場で活躍していくであろう展開も、きれいではある。
ひねりのない、純粋な物語だった。
2020年映画おさめ
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