おとなの恋の測り方のレビュー・感想・評価
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面白くてあっという間。
世間体
軽いテンポであまり深く考えることもなく、気楽に観れました。
生きていればいつしか気にする世間体。
周囲の目を気にしていないつもりでいても気にしてしまうもの。
それが無理しているように見えてしまう。しかも続かないしそのうち疲れてしまう。
世間の目を気にし過ぎる彼女の行動が、自分の体裁のためなのか彼のためなのか。もちろん彼を思いやっての行動なのに周囲のデリカシーの無さにうんざりして疲れて果ててしまうところが現実的。
彼は最初からお見通しだったのでしょう。彼も彼女に何度もこのまま続けるのか意志確認する。
こんなことで疲れてちゃこの先続かないのは過去の女性から嫌という程見てきている。
一緒になりたいのなら強い意思表示をしてくれないと彼もまた傷つく。
それに気づいた彼女はちっぽけな価値観を捨てて本当の自分の気持ちを彼に伝えたのですが…
最後伝えられた彼も「こいつ信用できるかなぁ…」みたいな疑心暗鬼な表情がとてもリアルでした。
コメディ色強め、だけど
見やすい恋愛映画!
予告の音楽と映像のテンポの良さに公開前から気になっていました。
いざ、映画を見ると漫画のような恋のスタート。
男性サイドの誘い方にもイヤらしさが無く見ていてすごーく、ニヤニヤしてしまいました。
あんな風に話されたら落ちちゃいますね〜笑
美女弁護士とお金持ちな建築家の話。
フランス映画でしたが見やすかったです(*^^*)
好きなセリフも沢山ありました!
DVD出たら買います!
十人十色
観るべき
小さい俳優では代えがたい、高度な映像テクニックによる作品
"あばたもえくぼ"という言葉もあるが、そこまでゾッコンにならばまだしも、声だけを頼りに初対面で現れた男性が、低身長だったらどうするか、というラブコメディ。
主演はジャン・デュジャルダン。モノクロサイレント映画「アーティスト」(2012)でフランス人初のアカデミー賞に輝いた、イイ男である。そのジャン、本来は身長182㎝なのだが、132㎝しかない男を演じるというから大変。
この作品の見どころは、その映像テクニックにある。小さい俳優を使うとか、逆にデカい女優を使うとか…キャラクターの大きさを錯覚させるために、単純な方法もある。過去にはシルベスター・スタローンの「ロッキー」シリーズで、177㎝しかないスタローンをヘビー級ボクサーに見せるために、対戦相手の体格を合わせたり、使用するリングの大きさを小さくしたという例がある。
本作はジャン・デュジャルダンとビルジニー・エフィラのキャスティングありきで企画されたのだろう。ジャンはもともとコメディアンであるし、加えてその知名度と演技力は、どこかの"小さい俳優"をもって代えがたい。エフィラも最近のフランス映画でひっぱりだこである。
そこでCG処理と計算されたカメラワークを駆使して、それを実現している。役者は膝をついたり、相手のいない空間でラブシーンを演じたり、セットとカメラに遠近法を使ったりしている。しかしそんなことを感じさせないで、楽しく観ることができる。
ストーリーは単純凡庸なので、映像テクニックに感心するべきである。絵づら的にも、身長格差カップルは、ヘンな喩えだが、1950年代の"囚われた宇宙人の写真"のような滑稽さを醸し出す。
"差別"を扱った映画には、いくつも対象マイノリティとアプローチがあるが、明るい性格の主人公の自虐ギャグと、コミカルなエピソードで、きれいにまとめている。本作は"身体的障害者"をテーマにしながら、本当の障害は、それを排除しようとする心のほうにあると指摘する。
(2017/6/18 /ヒューマントラストシネマ有楽町 /シネスコ/字幕:加藤リツ子)
ラブコメ
繊細でほっこり見られるラブロマンス
背が低い恋人、それに対する女性の心理描写を、繊細な演出で表現したほっこりラブロマンス。ユーモアも全体に散りばめられていて見やすいし、雰囲気がいい。
障害という言葉を多用はしていなかったけど、障害=体の特徴、に過ぎない事を、たくさんのユーモアとアレキサンドルの明るさでやんわりと描いていたように思う。「自分にも他人にも嘘をついていた。明るく振舞っていた」アレキサンドルが本音を言うシーンで、映画が締まったというか、障害をテーマに扱う類の映画の中で、有意義なものになった気がする。
ディアンヌの心理描写も繊細。全体を通して、彼女の目線のシーンを多用しながら、“言葉”を使わない心理描写手法だった。
悲しいシーンには雨を降らせて、楽しい時にはノリノリのBGMをかける、分かりやすい演出も、変に凝った分かりにくいモノよりは全然いい。
一つ、大事なシーンで理解が難しい所があった。アレキサンドルがディアンヌの言葉に傷ついてディアンヌを帰らせるシーン。劇的な感情の変化が起こるような展開には感じなかったので、あれっ?と思ってしまった。フランスと日本の文化の違いなのか、自分がよっぽど主人公の気持ちが理解できてないのか…
ラストにはある意味冷めてしまう仰天展開があったのも残念。抑揚の少ない映画のエンドとしてはアリなのかもだけど…
消去法で見た映画だったけど、とりあえずなんだか心がほっこり出来たので、いい時間を過ごせた気分。
ハッピーにはなります。
出会ってビックリ
「障がいは、あなたの心にある」
離婚して、すっかり恋から離れていた敏腕女性弁護士が、携帯電話を落としてしまった事を切っ掛けに、知的でユーモラスであるが、身長がディアーヌよりもだいぶ低い男性と出会う、ラブコメディ作品。
ジャン・デュジャルダンが、身長132cmしかない男性を演じていますが、これは、もちろん特殊効果。だって、実際のジャン・デュジャルダンは182cmと、むしろ高身長。でも、どうやって撮ったんですかね。アレクサンドルとディアーヌが並んでいるところは自然でしたし、アレクサンドルとブルーノが争うシーンも自然でした。
これは、ラブコメではありますが、その他にも、障がい者の日常の困難とか、障がい者に対する偏見とかも描いています。アレクサンドルは低身長と言う障がいがありますが、実は、ディアーヌの継父も耳に障がいがあります。ディアーヌの母が、娘と付き合う低身長の男に敬遠の態度を示したとき、ディアーヌの継父が「あなたの心に障がいがある」と言ったのは、中々深いと思いました。
ストーリー的には、中々面白いラブコメ。舞台はフランスですが、別にフランスでなくても、アメリカとかでも成立しそうな気がします。良い作品だと思います。
フランス映画らしい、美しいラブストーリー 画面の端に、何気なく映る...
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