「今まさに“猿の惑星”になる危機に瀕していないか?」猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
今まさに“猿の惑星”になる危機に瀕していないか?
リブート版『猿の惑星』の第三作目。地球が、猿の惑星と化してしまった最後の理由が明らかになります。
シーザーの妻子が殺されたりしますが、意外に物静かに物語は進みます。タイトルに“聖戦”と入っているのがわかる気がします。まさに“グレート・ウォー”です。
後の・・・と言うか、以前のオリジナルシリーズに向けての伏線?が、色々と埋め込まれています。シーザーの子どもの一人(一匹)が、コーネリア(コーネリアスでは無いが)である事をはじめ、今回出てきた少女の名前が“ノバ”であるとかね。まぁ、それを言うと、このリブート版シリーズのリーダーの猿がシーザーと言う事も、オリジナルとの関連を示すわけですけどね:-p
シーザーサイドが、和解の姿勢を示しているのに戦いを挑んでしまう・・・。まぁ、歴史的に、異なる二つの文明が接触した場合、一方が一方を征服してしまうと言う事が繰り返されてきている訳ですが、この場合も、その歴史の波には勝てなかったと言う事なんですね。
それよりなにより気になるのが、言ってしまえば人類は自滅している訳ですが、今のリアルな世界情勢が、人類自滅に向かっているような気がするんですよねぇ。地球が、リアルな猿の惑星にならない事を切に祈ります。
コメントする