エル ELLEのレビュー・感想・評価
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露悪趣味・・・。
「氷の微笑」を観て以来、この監督の作品は避けてきました。この映画、途中までは、ミヒャエル・ハネケのような作風であったのに、そこから先は何とも下司な展開に・・・。ああ、この監督は変わっていないのだな、と溜息が漏れました。ただ、イザベル・ユペールの演技は光るものがありました。60歳を過ぎてもなおかつ、これだけのバイタリティを持ち続けているというのは大したものです。バーホーヴェンは下世話な監督かもしれませんが、イザベル・ユペールは一流の役者です。
蛇足、似たような顔の男優がたくさん出てくるので、途中から誰が誰だか判らなくなってきました。私、登場人物の多い映画は苦手です。(ロバート・アルトマンは例外ですが・・・)
なんつーか
ユペール無双
主人公と主人公を取り巻くどこか倫理観の飛んでるような(主人公もだが...
主人公と主人公を取り巻くどこか倫理観の飛んでるような(主人公もだが)人々による人間関係を巧妙に描きつつ、最後収束させてそれぞれまた生活を送っていく構成が見事、そしてその可笑しな人間模様を終始演技面でリードし続けたイザベルユベールはホント素晴らしかった
ポールヴァーホーベンによる皮肉めいた笑いも絶妙だった。特にクリスマスパーティーの時々来るギクシャクなる部分を含めたシーンと誰が見ても明らかに他人の子供を主人公ミシェルの息子が我が子のように可愛がるシーンはとてもヴァーホーベンのイジワルな部分が出ていると感じた
にしても思ったより話が上手く収束していくのは良い意味でビックリ
けど散々劇中登場人物に翻弄されても最後はなんとなく後味よく終わるのは流石である
面白かった
ポールヴ・ヴァーホーヴェン節炸裂の注目作!
サイコ・メンタル・サスペンス・ドラマの極上品
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