「モノクロ、最高!」マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション CBさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0モノクロ、最高!

2017年5月8日
iPhoneアプリから投稿

「過去を追い求めたり緑の地を探しさまようのではなく、自分の居場所で未来を作れ、自分の居場所を緑の土地にかえろ」というメッセージなのか。

まあマッドマックスだから、そんなことを考えちゃいけないか。ありのまま、走り戦うこと、それがマッドマックスだろう。
ラストシーンで、うなずいてひとり去るマックス、かっこいい~!

ムダが全くなく、セリフも少ない。
ウォーボーイもマックスも、いい味出していた。
音楽の力、いや音の力を感じる映画。ドラムが、ギターがほえまくる。
打楽器、弦楽器が響き渡り、時折はさまれる暗黒・無音のシーンと、まさに太古に戻っている感じ。
音に関しては、全く違う映画なのだが、最近観た「セッション」と相通じるところを自分は感じた。現代的な響きが「セッション」ならば、より原始的な響きが「マックス」だろうか。
ストーリーは、よく考えれば、逃げ出して、またそこへ戻る、というだけの単純な話なのだが、それでこの面白さ! 単純も極めるとすごいということを示している。

2時間ずっと走り続け、戦い続けるだけの映像を飽きさせない凄さを体感してほしい。
そしてこの映画に関しては、今回のモノクロ版(ブラック&クロームエディションか)の方が集中して見られた。これも「単純」のなせるわざかもしれない。

観終わって打ち震える。もうカルト的最強さ。

----以下はカラー版のレビュー

すごい!!
趣味ではないが、すごい映画として、セッション、ワイルドスピードマックスとこの映画を挙げよう。普通は、予告編を見たら、いいところを半分は観てしまったと思っているが、この映画はそうじゃなかった。疲れはてるほど、観られる。

先頭で火を吹くギターをかき鳴らす男、棒高跳びのようにビヨンビヨンする攻撃手段、もうあちらこちらに、訳がわからないのに、なんだか心の底を引っ掻き回す映像! そして、圧倒され続ける音響! 最高!!

---- ここまでカラー版のレビュー

その分、ストーリーは、雰囲気。小さいことを気にしてはいけない。

こちらがもとだそうだが、北斗の拳とさらにイメージが近づいた。
終わった際に、隣の人が呟いた「マックス、強いのかな?」は同感。それは、まったくわからない。そもそも、主役なのか?

CB
琥珀糖さんのコメント
2024年5月28日

カラーの映画にコメントそしてお褒めの言葉を
ありがとうございます。
モノクロ映画も公開されていたのですか?
知りませんでした。
体感、体験・・・痺れましたね。
ジョージ・ミラーすごい!!
トム・ハーディーの忍耐力。
あの猿ぐつわ、見てるだけでも大変でした。

琥珀糖
CBさんのコメント
2020年9月13日

ですよね〜!

CB
U-3153さんのコメント
2020年9月13日

コメントありがとうございます。

劇場で観た時の衝撃は今でも思い出せます。全部知ってるのまるで初見のような…カラー版を凌駕する圧倒的な高揚感でした。
CBさんのレビューにもある「音の力」も絶大だったのだと思います。
不思議な体験でした!

U-3153