「佳作だが地味」マンチェスター・バイ・ザ・シー kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
佳作だが地味
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主人公リーの自暴自棄な態度の理由が徐々にわかっていくプロセスが上手だった。過去のエピソードが頻繁に挟まれるけど、きちんと過去の話だとわかる。これ、結構大事。
リーの過去の経験は想像したよりも重かった。罪を問われることもなく、その後の日々を過ごさなきゃいけない。そりゃ救われない。でも、甥のパトリックとのやり取りは妙に軽い。それが逆にリアルな気がした。
ラストもとても地味だ。何か驚きの展開が待ってるわけではない。パトリックが来たときのための部屋をリーが確保しようとするくらいのもの。でもそれが彼にとってものすごい変化ということか。
いや、いい映画だとは思うけど、地味すぎて大絶賛!とはならなかった。
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