「重いテーマと色が抜けた画」マンチェスター・バイ・ザ・シー wilkさんの映画レビュー(感想・評価)
重いテーマと色が抜けた画
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きっと、これが邦画なら、もっと暗いトーンの映像にまとめられたのでは? 雪も海も拍子抜けするくらいの明るさ。というか、色の抜けた白さ。でもこれが、人物の心情とリンクしてるというか。
傷ついたひと達がたくさん出てきて、各々自分を癒す方法を探ってる。それがいい。
「I can't beat it. 」
「乗り越えられない」と訳がついたこのセリフ。多分、忘れられないフレーズ。この言葉を、自分もいつか使うような慟哭と直面するのか。その時、自分は立ち直ることができるのか。
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