劇場公開日 2017年5月13日

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「古風な映画」マンチェスター・バイ・ザ・シー ぷー子の感動が冷めるまえに、映画感想さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0古風な映画

2017年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

なんだかとっても古風なストーリーだったよ。
火災や離婚で家族を失った男の苦しみを描いた映画。
アカデミー賞の会員メンバーの平均年齢は65歳以上だから、そんなご老人の方々に気に入られそうな古風なお話だった。

ケイシー・アフレックの演技がよかった。
彼の顔もハンサムでよかった。
ずっとケイシーを観ていたい感じだった。
だってベン・アフレックの弟なんだよ。
兄弟そろってハンサムだなんて罪だよ。
ケイシーの沈んだ表情に引き込まれてしまったよ。

共演のミシェル・ウィリアムズもいい役してた。
別れた旦那(リー役のケイシー)と道端で鉢合わせするシーンとか、演技がうまいと思った。
もうそれだけでアカデミー賞あげてもいいんじゃないの、とぷー子は思ったくらい。
でも今回もアカデミー賞とれなかったね。残念だね。
ミシェル・ウィリアムズって性格悪いのかしら?
アカデミー賞って演技力だけではもらえないからね。
ご老人メンバーの方々にゴマすって、いい顔して、愛想よくしていないとアカデミー賞ってもらえないのよ。

その点、ケイシー・アフレックは有利だったね。
彼のお兄ちゃんがベン・アフレック。
ベン・アフレックは、ジョージ・クルーニーと一緒に映画会社を持っているし、
制作に関わったマット・デイモンとは大の親友。
もうこれで投票を三つ貰えてるじゃない♪ わーお。
コネクション・バッチリのハリウッドスターだね!

さてさてもうすこし映画のお話ね。
全体的な映画の構成はよくできていると思ったんだけど、途中がね、ちょっとうんざりしちゃった。
他界した兄の息子、ジョーのこれからの生活をどうしようかと決めるシーンが長すぎた。
父親を亡くしたジョーは、悲しさや寂しさから逃れようと友人と遊びまわったり、二股の彼女たちとのんきにセックスしまくっている。
ジョーは16歳という若さだからね、しょうがないよ。と思わせる設定にしたかったんだろうけど、ストーリーに説得力がない。
そんな批評をスクリプトを書いているときに映画スタジオやエージェントたちから指摘されたんだと思う。
息子ジョーの言動に説得力を持たせようとして、逆にストーリーが長くなりすぎている。
長くなっているのにストーリー構成の問題点は解決しないままで説得力がない。
そこが残念だったかな、と思った。

だけど全体的によくできている映画だと思った。
涙を誘う映画なので、泣きたい人にはオススメかもね。
映画館でこの映画を観ていたら、まわりでしくしくと涙を流している人がたくさんいたよ。
泣ける映画だね♪

ぷー子の感動が冷めるまえに、映画感想