「優しい気持ちになれる」世界は今日から君のもの こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
優しい気持ちになれる
鑑賞後の後味も良くて、世の中の人たちを応援したくなる
優しい作品。
引きこもりだったにしては活動的とも思いましたが、
一度工場のバイトのワンクッションが挟まってるから
出かけること自体はいいんですね。
サバゲ―の場面ではつい吹きだしてしまいました。
不器用ながらも、牛歩の歩みでも
すこしづつ前進している。
本当は引きこもってても自身はそうしたくて、
周りはそっとそれを見守ればいい。
傷つかないように、優しさのつもりなのだろうけど
とりあえず何もさせずに置けばいい、なんて
教育方針はむしろ成長を阻害する。
あるいはいつまでも自分の庇護下に置いておきたいから
能力を認めたくないという作用なのかもしれません。
ほらみろ、どうせ無理、そんな言葉
誰かに投げかけるものではないなと
心に刻みました。
人との関わりで傷ついて自信を無くしもするけど、
関わっていくことで自信が生まれもする。
人間同士も月への一歩並みに
ささやかな一歩が大きな一歩なのかもしれません。
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