打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のレビュー・感想・評価
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声優と音楽は良かった
見るきっかけになったのは声優に宮野真守さん、花澤香菜さん、梶裕貴さんがいたため観ようと思いました。
しかし、実際に観てみるとストーリーがつまらなく、菅田将暉の演技も酷くて無駄な時間を過ごしたなと感じました。
途中で入るファンタジーなシーンは何故入れたのかわかりませんでした。
テレビでやったら観るかもしれませんが、お金を払ってみる価値はないと思います。
主題歌はとてもいいと思いました。でも映画とは釣り合わないのでは?とも感じました。
最強につまらん
友達におすすめされたクソアニメを見てる気分で
見ているのがつらいレベル。
最後も適当になげっぱなして終わるから、
よくわからない映画がおもしろい意識高い人にはオススメ。
唯一よかったのは米津玄師さんの『打上花火』を
大スクリーンで聞けたこと。
分からなかったというの人の為に解説
こちらのサイトには初投稿です。よろしくお願いします。
あまりにも酷評が多い本作ですが、それは作品が悪いというより、宣伝の関係で正しい視点で視聴がされなかったのが主な原因だと思います。
実際、本作は観る人を選びます。
分からない人には分からないが、特定の視聴者層からであれば十分評価できる作品なのです。
よくレビューで「話が意味分からなかった」とか「最後がどうなったか分からない」といった意見を目にしますが、話を読み解く上で必要な情報はちゃんと作品で描かれています。
それを単に「分からない」というのは己の無知を晒しているだけですので、レビューの際は十分注意するべきだと思います。
子供が漢字ばかりの小説を読んで「つまらない」というのと同レベルですので。
以下、本作を楽しむ為の解説と注意です。
まず、本作は全年齢向けではありません。
できれば30代以上かつ男性(の気持ちが分かる女性含む)が理想の客層。
現在進行形で子供・若者な方には楽しめないでしょう。
主役は子供ですが、よくある学園モノのように追体験して楽しむのではなく、自身の子供の頃に当てはめながら「自分もこういう時期があったな」と振り返りながら鑑賞すべき作風なのです。
また、宣伝ではあまり触れられていませんが、原作の存在を確り認知していることも楽しむ上で重要。
ここが宣伝における最大の失敗で、原作は90年代のテレビドラマです。
アニメでもその世界観を踏襲しているのですが、つまり観客も約20年前の視点で見ないと現代に当てはまらない価値観が出てくるのです。
例えば、映画ではケータイやPCが出てきません。
ケータイやスマホでいつでも友人と連絡が取れる現代人には待ち合わせをすっぽかされた時のもどかしさ等はあまりピンと来ないでしょう。
ドラマ当初は現代劇として見れた本作も、今では古典。
惜しいことに本編では時代設定が明確に「西暦◯年」などと出て来ない為、現代劇として間違って捉えてしまった観客も多いのではないでしょうか。
次に人物描写ですが、基本的に男主人公である典道のみ心理描写が描かれています。
よくヒロインのなずなが何考えてるか分からないという批判も見かけますが、それは分からなくて当然のこと。
そもそも描く気がないのです。
自身に当てはめて思い返して見てください。
昔いた「初恋のあの子」が何を考え、誰が好きだったかなんて理解している男なんてまずいません。
そんな「側にいるけど分からない」という不思議な存在がなずななのです。
ちなみに主人公達が下らない話題で盛り上がっているのは、単純に子供であることを印象付けると同時に、なずなが大人な女性であることを引き立たせるのが演出としての狙いでしょう。
終始主人公を翻弄するミステリアスで大人びた少女であるなずなですが、母親に連れ戻されたのをきっかけに主人公は気付かされます。
それはつまり「彼女は大人ではない」ということです。
どんなに大人びていても、結局は子供。
本物の大人には逆らえません。
だからどこまで行っても逃げることしか出来ない。
電車の中でなずなは両親が駆け落ちカップルだから、と自分達も同様に駆け落ちを提案しますが、これも実は全く親と同じではありません。
両親は大人同士だから駆け落ちしてもその先で生きていけます。
しかしなずな達は違う。絶対に近い内に限界が来て生きて行けなくなり、親の元に帰らざるを得なくなる。
恐らくなずなはそれを分かっていたのでしょう。
電車の中で歌うシーンで彼女はドレスを纏いますが、これは恐らく「午前0時になると魔法がとけるシンデレラ」をイメージしてのものと思います。
(このドレス=シンデレラというのも少々古風なイメージで、若い視聴者にはピンと来ないでしょうね)
で、その後両親達に見つかってやっぱり逃げる訳ですが、その後の巻き戻しでこの作品を読み解く上で超重要な場面が一瞬映ります。
見逃した方も多そうですが、それは両親の車をなずなが電車の窓からこっそり覗き込む場面。
母親は泣いていたのです。
ここでなずなは気づいたでしょう。
「母は本気で自分のことを心配している」「帰るべきだ」と。
一見、本作は典道の都合の良いように典道だけの時間が巻き戻っているように見えますが、それにより他の人物の心境にも影響を与えています。親友の意見がコロコロ変わるのもその暗示。
同様になずなも、繰り返す時間の中で、両親に対して逃げる以外の答えを見つけたのです。
その為、(明確にはなっていませんが)この後のなずなには幾分余裕が見られ、(ちゃんと最後は帰ることを前提に)典道との時間を楽しんでいたように見えました。
終盤おかしな空間に閉じ込め、典道はここで一緒に過ごすことを提案しますが、前述の答えを見つけたなずなは、それを肯定しません。
そして、「もしも」の閉じられた世界で共に過ごした二人に終わりが訪れます。
球が砕け、様々な「もしも」をガラスの破片のようなものに映しながら空間は消えていきます。
その中には主人公だけでなく、友人がなずなと時間を過ごす「もしも」も映し出されます。
そしてそういう可能性もあり得たのです。
そこがこの作品のテーマ性であり、「後悔しないように行動を起こせ。もしも、で終わらせるな」というメッセージでもあるのです。
余談ですが、ここの描写は原作以上に美しく、アニメらしさを最大限活かした名シーンだと思います。原作と同様の挿入歌が流れるのもファンには嬉しいところ。
本筋はここで終わり、その後のなずなと典道は描かれません。
スッキリしない終わり方だと思う方も多いでしょうが、何を描写したって興ざめしそうなので観客の想像に任せるの自体はありだと思います。
少なくとも、空席になった典道の机を見る限り、彼は何かしら行動を起こしたのでしょう。
成功するか失敗するかは分かりませんが、子供のうちは失敗も成功の母。見守ってやりたいと大人の私は思いました。
何もせず後悔した多くの大人(観客)達は、そんな経験を思い出しながら懐かしむというのがこの映画の正しい楽しみ方だと思います。
また、タイトルの下から見るかが話と関係ないという批判もありますが、これは原作でも同様だったと記憶しています。
原因はテレビドラマの企画でタイトルは「〜するか、〜するか」という形式にしなければならない縛りがあった為で、本当は別のタイトルにしたかったそうな。
そうした背景事情も含め、原作に忠実にしつつアニメらしいアレンジを加えた本作ですが、変に原作を引きずらずに現代劇として新たに構築した方が「時をかける少女」のように成功を収められたのではないかと悔やまれます。
長文失礼しました。
もし本作を観てよく分からず楽しめなかったという若い方は10年後にもう一度チャレンジしてみて欲しい一作です。
少なくとも今とは違った印象を受けることは間違いないと思います。
人物の空気や機微が秀逸でした
好きな人は大好きで、そうじゃない人はわけわからんというか、退屈して寝る作品なだと思います。
私はとても好きな作品だったので、また劇場に足を運ぶのだろうと思います。
物語に主軸を置くのではなく、物語の流れの中で登場人物の心の機微や所作や雰囲気を楽しむ作品です。
岩井監督の作る少し変な物語作りや、登場人物が自分の気持ちに素直に動けない心の機微や、細々とした所作とか、間とか、そうしたある種のフェチズムがとても気持ち良いです。
しっかりと岩井俊二監督の作品でした。それをシャフトや新房監督の美術や演出でとてもうまく補強し、昇華してます。
とても良い作品でした。
ひどすぎて唖然。
作品を作ってる最中に誰もこの酷さに気がつかなかったのかなと思えるくらいつまらなかったです。
内容がスカスカでくだらない。
映像が終わった瞬間に「ひどい」と言ったのは初めてでした。
豪華な声優さんたちがもったいない>_<
曲はよかった◎
かなりよかったですよ
「君の名は。」を想定して観に行くと気分を害するのは分かりますが、作品の傾向が違うと思いますね。例えるなら「君の名は。」はライトノベルです。スカッと作品の流れが分かるし、登場人物が何を考えているかも分かります。対してこの作品は高校の現代文の授業で読ませられる小説のようなものです。登場人物の心理が分かりにくく(特にヒロイン)、現実と空想の境界が曖昧だったり、主人公の心情がセリフではなく、背景描写で表現されたりします。2つの作品はジャンルが違うのです。2つともアニメですが、アニメの幅は広いのです。
本や映画にはジャンルごとにそれぞれ読む、観るコツというモノがありますが、こういう作品は授業の小説を読むように、登場人物の心理考えながら観るものだと思います。(ヒロインは本当に主人公が好きなのか、いつ?何で?友達は何故ヒロインの誘いをすっぽかしたのか?主人公と友達に本当に差はあったのか?主人公の最後は?)こんな思考をしながら観ると、この作品のアニメでしかできない演出やストーリーも楽しめると思います。最近は観た後に余韻がまったく残らず、作者は何が表現したいの?みたいな脚本の映画が多いですが、この映画は本を一冊読み切ったような良い余韻が残り、人生に後戻りはできないというメッセージを感じました。
普段からアニメを観る若い人たちには向かないかもしれません。普段アニメを観ない世代に観てほしいです。おすすめです。
よく考えて観に行ってほしい
もうちょっと分かりやすい終わり方良かったな
キャスティングが悪い菅田くん棒読みすぎ
もっと感情を入れて欲しかった
広瀬すずさんは良かったけども、声がエロい。
戦場ヶ原ひたぎに似過ぎ。もうちょっと書き加えて欲しいと思った
最後に…
私のように後悔して欲しくはないので、
良く考えて下さい。
映画を舐めるな!
随分と映画って舐められているんですね
これはもはや映画のような何か
作りての不誠実さにムカついてしょうがない
ループものにするにしても新機軸や新要素が一個もなく話も退屈な駆け落ちごっこを繰り返すだけ
主人公とヒロインのひたすら甘ったれた行動に終始呆れる、二度とこんな糞映画を作るなアホども
下から見ようが横から見ようが妄想にしかならない壮大な自慰作品
【映画】として欠陥が多い。散らかしまっくって何もお片付けしない制作陣による自己満動画。真面目に【映画】を作ろうとしたのだろうか?
いろいろと説明不足で,途中から見ている側は置いてけぼり状態になる。玉についてはもちろん,その他テーマになりそうな部分(思春期の恋愛,人生における選択,親子関係等)についても,カッコよく伏線みたいに散らかし「ここ解釈委ねます(ドヤァ)」感を出して,何一つ回収しない。では回収されない部分は鑑賞者側で補完しようかと試みようにも,解釈のための判断材料すら全く以て不足しており議論の土俵にすら立てない。「説明しない」のと「解釈の種を蒔くことで説明を省く」のは全く違うハズ。無いところから考えるのは読解や解釈ではなく,最早「妄想」である。
分からなければ原作を観ろ読めという意見もあるが,原作知らないと何も分からないようなものではとても映画作品とは呼べない。それでは【映画】にする意味も無い。もともと評価の高い原作(ドラマ)があるのだからテーマがきっちりあることは分かっている。それでもやはり今作は【映画作品】としてはだめだった。
とにかく,何をどういう形で伝えたかったのかが見ている側にとって難解過ぎた。各描写について制作者側にはいろんな思いや意図があったのだろうが,大多数の人が解せずに終わっているようなのでやはり自己満と言わざるを得ないだろう。高尚な芸術作品ならそれでも良いが,これは【映画】なのでどう表現すればどこまで視聴者に伝えられるかを考えて制作する必要がある。なぜか「君の名は」よりも構想期間が長かったことを売りにしているようだが,無能を晒すだけなのでやめた方が良い。
主題歌含め,音楽は非常に良かった。良い音楽が生まれたこととすずちゃんのエロい声だけが本作の存在意義。加点方式でそれぞれに☆1つあげましょう。
【GOOD】
・音楽
・広瀬すずの声の色っぽさ
【BAD】
・映画作品として成立していない観客置いてけぼりな脚本
・なずなの声と顔のミスマッチ感
・年齢設定の違和感
・一部作画不安定
・不自然なCGの多用
・謎のメルヘンシーン(シンデレラタイム?)
・意味深そうで意味のなさそうな微妙なナズナ(植物)描写
他
じわってきた
見ている時は退屈だった。
ありきたり過ぎるストーリーと好感の持てないキャラクター。それがループするというのだから、見ながらげんなりしたのは覚えている。
が、後になってよくよく考えると、果たしてそこまでつまらなかったのだろうか。全体的につまらなかったのは確かだが、思い返すと、電車の中でのシーンだけは見ていて楽しめていた気がする。「家出」、しかも同じクラスの女子と。この展開は普通に楽しい。こういう純粋に楽しめる場面がもっと多ければ良かったのだが、序盤はそういうところがほとんどない。ただただ、退屈である。
ちなみに、そもそもこの映画を見た目的がなずな役の「広瀬すず」なのだから、なずなが目立っている電車のシーンは好感触で当然である。なずなが歌いながら自分のアイドル姿を妄想するシーンは、かなり笑ってしまった。というのも、公開前に発売されたサントラにすずちゃんの歌が収録されると話題になった時、彼女自身が「歌は苦手だから、自分の歌が流れているシーンを見ていると恥ずかしくなる」というようなことを話していた。
確かに、キツい。自分の歌声が流れながら、あの映像はかなりキツい。恥ずかしくもなる。そこになんだか妙に合点がいって、妙に可笑しくなった。あと、サントラに収録されている歌を聞いている時に、最初のサビの前になんか変なタイミングで間奏挟んでいるなと思っていたが、劇中でこういう演出が入っていたせいだったというのも、それはそれで納得した。今後、聞くたびにあの映像が頭の中に蘇りそうだ。
まぁそれはそれとして、すずちゃんの歌声は普通に綺麗だし、何より曲自体がいい。この歌のシーンがあったから、電車の中のシーンに対して、好感以上に強いインパクトを受けたのは間違いない。
が、しかしやはりシナリオには問題があった気がする。ファンタジーやSFの要素を取り入れるのは別にいいと思う。問題なのは、上映時間が90分しかないのに、無駄にあれこれ詰め込み過ぎなのと、そのために逆に大事なものが抜けている点である。
抜けているなと感じたのは序盤の展開。ノリミチとなずなの関係が唐突過ぎて、いまいち飲み込めないまま話が進んでいく感じがした。密かに好きというのは構わないが、そこはもう少し丁寧に深く掘り下げて描かないと「主人公とヒロイン」という感じがしてこない。むしろ伝わってきたのは友人たちとの「よくある中学生」という関係だ。それ、そんなに大事か?
それと友人のユウスケ。ポジションが地味すぎる。宣伝をすずちゃん、菅田君、マモさんでやっていたはずなのに、随分地味な印象だ。もっとわかりやすく、主人公をサポートするか、主人公とヒロインを取り合うか、出番の多いキャラクターになっても良かったのではないだろうか。正直、比較的出番の多い友人、でしかない。そもそもこの友人たち。テーマである「花火を横から見ると~」に絡んでくるので必要な人物ではあるのだが、それ以上にやたらと出てくる。こっちは逆に、もっと出番を少なくしても良かったのでは。あまり余計な人物を出し過ぎると、当然、中心人物が霞む。尺が短いのなら尚更だ。
というように、「いわゆる中学生」というのを表現したかったのだろうが、正直無駄でしかない。その分をもっと他の描写に回すべきだったと思う。物語の中心は、ノリミチとなずなのはずだ。
それと最終的な結末も、わざわざ観る側に考えさせるような作りにする必要があったのだろうか。この話はぶっちゃけると、単なる反抗期の家出である。まぁ、あの親ではなずなも色々と苦労しそうだが、それはさておき。ちょっとした家出に、非現実的なファンタジーが加わった話であって、別に何かを考えさせるような内容では無い。であれば、最後は綺麗にまとめてしまったほうが、観る方も色々とすっきりしたと思う。多分、なずなが最後「次はどんな世界で会う?」みたいなことを言っていたから、並行世界がどうこうというSF的な考えになるのかもしれないが、エンディングとして成功したとはとても思えない。
というか、SF的なことを言うのなら、それに関してももうちょっと本編で語るべきだったのだろうが、やはり尺が足りていない。あれこれと詰め込みたいのなら、上映時間がもう1時間は必要だったであろう。正直90分は短過ぎる。
結局、評価するところよりも文句のほうがはるかに多くなってしまったが、なんとなく、「見て損をした」とは思っていない。「思春期の家出」というありふれた題材だが、その点はある程度楽しめたのだから十分である。ただとにかく思うのは、もっとシンプルに、主人公とヒロインに焦点を当てた話にした方が、もっと素直に楽しめただろうということである。
夢とイメージの世界での成長
映画の出来としては雑な印象を受けましたが、主人公であるなずなの心象風景が割と描かれているためか、結構楽しめました。
後半の現実感を喪失した背景から、Ifを繰り返して混沌としていく世界はどこか夢っぽい。典道の視点で物語が進み、劇中でなずなの「これは典道君の世界なのね」的なセリフがあったため、本作品は典道の主観的な世界として描かれています。
しかし個人的には、この話はなずなの内なるイメージの世界・夢の世界を描いているように思えました。
この見方は設定と矛盾するし、製作陣は誰もそんなことは狙っていないと思いますが、そう見えてしまった。劇中で内面が語られたのは典道ではなくなずなだから、という理由からです。
夏が終わったら、なずなは見知らぬ街でビッチな母と中学生を殴るようなヤカラな継父と暮らさねばならない。そんな逃れられない過酷な運命と対峙し受け入れるには、精一杯異世界の中で生き、あがき、そしてその中で新しい世界で戦っていけるタフな自分を作り上げて現世に戻る必要があったのかな、と感じました。
また、中学生という微妙な年齢から、子ども時代に別れを告げるためのワークだったのかもしれません。子どものままでは過酷であろう新しい世界で生きて行けないからでしょう。
都合のいいIfの世界にあっても、なずなは夢から醒めることを常に意識しています。結末はわかっていながらも典道と逃避行を続け、過去と願望を語り、歌を歌う(歌のシーンは白眉)。自分をさらけ出し、今まで生きてきた爪痕を残そうとしている印象を受けます。
2人で電車に乗った辺りから、世界は現実との境界を失い、現実的な理論も溶かしてどんどん疾走していく。当初は大人になるために装っていた服も脱ぎ捨てられ、海の中で愛する人と結ばれる。
この時は、幻想的な花火の映像も相まって強烈でカオスなドライブ感を覚え、「おお!」と胸に迫ってくるモノがありました。そして「なずなはやり遂げたぞ」と直観。何故そう感じたのかは自分でもわかりません。でも、これでなずなは変わった、と確信を得ました。
最後にIfの玉が花火となって爆裂し、幾多のあったかもしれない思い出を残して夢から醒める。きっとなずなは力強く旅立ったのだろうと思わせる一方、典道がいない、というはっきり言って意味不明なオチが待っていて、それも含めて実に夢のような怪作だったなぁとの感想です。
原始的なエネルギーに満ちていてなかなか面白かったけど、典道の声の問題や下ネタ、ドット絵ゲームなど時代設定のあやふやさ(中坊で観月ありさ好きって相当な熟女マニアだ)、何より整合性が感じられないラストなど、全体的に詰めが甘く、正直弱点が多い映画です。
もっともマズいのは、典道の成長をはっきりと描けていなかったこと。典道の不在の理由がなずなを追いかけたことであれば、なおさら成長ではない。衝動に動かされているだけである。おかげで、製作陣が望んだ内容とはおそらく別の物語として、こちらは受け取らせていただいた。
おまけにこのカオスな作風。明らかに人を選ぶ作品なので、爆死は宜なるかな。ミニシアターでひっそり上映されていたら、バランスはめちゃくちゃだがパワーのあるカルト作品として語られたかもしれません。
つまらない映画、演出で魅せるかキャラで魅せるか
等分この低評価に並ぶ映画はでないだろうと思っていた「たたら侍」と泥まみれの殴り合いで最下位争いを始めた作品。
無駄なカットが多くあり、その演出いる?というシーンや別に後にも活きない演出を多くいれており、作品全体が間延びしていた。
とにかくテンポが悪すぎる。
「美しい演出」と「意味の無い蛇足演出」を混同しやすいシャフトだが今作はほとんどが蛇足側だった為にいちいち目につく仕上がりになっていた。
内容や設定に関しても不明・疑問点が多く、
典道やなずなや祐介の距離感も告白やら好きだどうこう言ってる割には遠く感じる。
下の名前で君付け・呼び捨てで呼び会う割には教室での絡みが一切無く、他人行儀な感じを強く感じた。
かと思えばプールで遊んでたら積極的に絡んでくるし、お互いの家知ってて、行くねっていう程度には仲良いってどんな距離感だよって共感しきれない。
謎アイテムに関しても、水死体(?・駆け落ちしたなずなの父親?)が持っていて、それにしてはなずなが冒頭でなんとなく拾うし、典道が急に投げだすし、(好きな子の持ち物投げるか?フツー)
所々謎が点在するがそのほとんどを明らかにしない。それが視聴者に投げかける・考えさせる類の謎ではなくただ単に説明不足な投げっぱなしの謎になってしまっていた。
あと祐介普通に典道となずな突き飛ばして殺しにかかるとかどーゆー事やねん。
演出・映像・キャラ絵等全てがミスマッチであり、アニメ作品とした事がマイナスにしかなっていない様に思えた。
「16歳に見える?」ってその見た目(絵)で言われても・・むしろ最初高校一年設定かと思った位だし。
見てる最中、この作品は実写映画として作る方が向いているのではないかと感じた。もちろん謎アイテムは無しで。(追記・このレビューを書いた後に実写が先と知った)
その方が菅田・広瀬をそのまま使えたし声優として醜態を晒さずに済んだだろう。
総評として演出は蛇足。謎は投げっぱなしといったアニメのつまらなくなるセオリーを回収して回った映画だった。
この展開をやりたいからキャラを都合よくテキトーに動かしました!がスゴくよく伝わってきて・・・
ただ「君の名は」、「この世界の片隅に」等良作のお陰でアニメ映画を見るという敷居が下がった今、有名な自身のネームバリューなら映画作るだけで一儲けできるタイミングを狙って出したのは上手いと思った。
俺みたいな興味本意で行ってしまったヤツも含め金を巻き上げられるだろう。
あとここまでいうと野暮ったくなるが工事現場にいた者として。
足場設置したら崖になる部分には落下防止のシート・ネットをピンと設置する為、突き落とされてまっ逆さまーなんて事はあり得ません。
介護食みたいな映画ばかりの中
素晴らしい作品ですよ。最近の分かりやすさが売りの漫画映画なんかよりよっぽどね。東京喰種おもしれー!最高ー!みたいな噛み砕いて口元にまで持っていかなければ食べれない介護食見たいな映画見てる人は分からない映画です。ただ子供には分かりにくい内容です。人生を選択して一敗地にまみれて、それでも前を向いて歩んでいる方は胸に滲みる内容です。アニメと云う表現方法ですが決して陳腐な子供映画ではないですね。感動しました。
一般受けはしないかも。
菅田将暉さんが好きなので観にいきました。
私は"映画好き"ではなく、ジャンルもヒューマン系や、考えさせられる系のものはあまり好きではないので、フランス映画などは得意ではないですが、この作品は"そっち系"なかんじでした。
けして悪い作品ではないと思いますが観る側の思慮深さが問われるような。
個人的には起承転結がはっきりして、あまり考えなくても良いようなものが好きなので、少し期待とは違いましたが、
映像のキレイさと、主人公二人の声はぶっきらぼうなかんじで、ある意味いいんではないかと。
アニメというだけで"君の名は。"と比較するのは ジャンルが違うような。
まぁ配給やその他似てる所もあるのでしょうがない部分もあるとは思うけど。
神ってる
良かったところ
真ん中が空いてた
コーラがおいしかった
パズドラでダイヤが出た
よく寝れた
打ち上げ花火が良かった
悪かったところ
携帯をみすぎた
声優が棒読み
ポップコーンが多かった
これをよく上映しようと思ったところ
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