「中身がない、というのは間違ってない」打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? まよねさんの映画レビュー(感想・評価)
中身がない、というのは間違ってない
最初15分くらいは退屈でした。なずなも喋らないし、高校生が下ネタでギャーギャー騒いでるだけ。
でも他の方も言っている「玉」を投げるところからやっと話が始まります。
そこから紆余曲折を経て少しずつ変化する二人の関係と、最後の「花火」の描き方は素晴らしいの一言に尽きます。
最後の場面には二人は登場しません。
つまり、そういうことです。あの終わり方でいいと思います。
特に「君の名は。」と比較した場合、伏線は全くなし、話も一本道だし本当にただの「恋」を描いているだけです。それ以上でもそれ以下でもありません。
ですがなずなというキャラクターや恋のシチュエーションは現実になさそうでありそうな、まさに等身大のものです。
そういう意味で中身はなし、ひねりもメッセージ性も何もありません。
そういう映画を見たいという人にはオススメしませんし、そういう人が多いと思います。
共感は得られにくく、つまらないと感じる人も多そうなので星4にしました。
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