エンド・オブ・トンネルのレビュー・感想・評価
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前半はちょっと退屈
一世一代の大博打
全く納得がいかないラストまで想定外の展開が続くラテン産ダークサスペンス
事故で下半身不随となった電気技師ホアキンは自宅の2階を自称ストリッパーのベルタとその娘ベティに貸すことにする。地下にある仕事場の壁の向こうから話し声が聞こえることに気づいたホアキンは、隣家の地下からトンネルを掘って銀行の金庫に侵入しようとしている一味がいることを知り、ベルタも彼らの仲間であることを知る・・・から始まるサスペンス。
いかんせんラテン産なので一筋縄ではいかない奇妙な映画で、まず主人公のホアキンが序盤で何を考えているか解らないのでなかなか感情移入が出来ず、ようやく慣れてきたところでホアキンがあっと驚く奇行に打って出ることでストーリーが全然違う絶体絶命の方向へ転がり始め、緊張が張りつめた瞬間にいきなり投入されるギャグ。そして観客が戸惑っているところに繰り広げられる血塗れの惨劇・・・ラテン産はこういうところに全く躊躇がないところが怖いです。全然納得いかないラストシーンも含めてやはりラテン世界の抱える闇はどこまでも深いなと身震いしました。
最後は運か女で決まる
意味深な言葉ですね。
ストーリーはわりとあらすじ通りなので、あらすじで面白そうと感じたなら面白いと思います。ドキドキハラハラ要素もあり、全体的にハリウッドっぽい感じ。
犬クラスタもどうぞ安心して見てください。
意表を突く展開。運も味方に変える男の策略。
【賛否両論チェック】
賛:突然訪れた千載一遇のチャンスに、全てを賭けて挑む主人公の姿と、彼を取り巻く不思議な人物達が織り成すサスペンスに、観ていて何故かハラハラさせられる。意外な展開で進むラストもステキ。
否:やや都合よく行きすぎる展開はご愛嬌か。
娘との記憶が忘れられず、冴えない暮らしをし続けていた主人公が、降ってわいたチャンスに賭け、命がけの大勝負を仕掛けるまでが、“壁の向こうの銀行襲撃計画”という面白い標的を通して描かれていくのが、なんとも不思議です。
そんな主人公には、謎めいた美女とその幼い娘という、これまた不思議な同居人が寄り添い、計画はますます先が読めなくなっていきます。劇中で語られる、
「最後は運か女で決まる。」
という言葉が、妙にリアリティを持っていくのが印象的です。
意表を突くラストの展開も見事なので、是非ご覧になってみて下さい。
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